勿論、慰謝料請求いたします(漫画)・第4話のネタバレと感想

漫画版「勿論、慰謝料請求いたします！」第4話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

勿論、慰謝料請求いたします！・第4話のネタバレ

憧れていた漫画の主人公を自分と重ねながら、貴族になりたいと思っていたジュリー。

ある日、自分は隠し子であることが分かり、憧れていた貴族の身分となります。 それは物語の主人公と同じ境遇であり、いつしかその主人公を自分だと思うようになったのです。

登場人物には、主人公を苛める悪役令嬢にユリアス。 悪役令嬢の兄に、実際にユリアスの兄であるローランド。

主人公に恋をする悪役令嬢の婚約者には、ラモール侯爵。 そして、主人公と親密な関係になる王子役には王子殿下を…。

物語の中で、王子と主人公はぶつかったことがきっかけで出会います。 しかし、ジュリーの再現はまるで体当たり。

強引に物語の再現を始めるジュリーに王子殿下は危機を感じます。

そんな王子殿下をよそに、ユリアスはルナールとグリンティアに新作の紹介を始めます。 洋服の話で盛り上がりながら店内に入る3人。

それを見て、どうにか難を逃れたい王子殿下は女生徒2人へプレゼントをすると言い出し、ジュリーから離れることに成功します。

商売上手なユリアスは1人になってしまったジュリーにも可愛らしいワンピースを紹介します。しかしジュリーは、貴族である自分に庶民の服を勧めて馬鹿にされたと泣きます。 それはまるで、悪役令嬢に苛められた主人公のようです。

店内で号泣するジュリーに店員のオルガがハンカチを渡します。 そして、優しくエスコートする様子を見せて、ジュリーを店外へ追い出しました。

騒動の後、ルナールとグリンティアはユリアスに王子殿下を勧めます。 しかしユリアスは、家格が合わないとキッパリ否定します。 ユリアスは王子のことを友達としか思っていません。

ユリアスはルナールとグリンティアが洋服を選んでいる間に、王子殿下の目的であるマチルダのところへ案内します。

 

マチルダはいつもの綺麗な装いと打って変わって疲労が溜まっている様子でした。 物語の締め切りが迫っていたため、部屋も荒れています。

マチルダはなんとか出来上がった原稿をユリアスに手渡します。 ユリアスは一読して、その原稿を王子殿下へ渡しました。

そこには主人公の立場を思いやりながらも愛の言葉を伝える王子と、そんな王子の優しさに触れて王子の手を取る主人公の様子が描かれていました。

その物語に王子殿下は青ざめます。 そして、結末を変更して欲しいとマチルダに懇願しました。 とはいえ合点がいっていないマチルダの様子に現状を説明します。

 

 

ラモールのユリアスへの態度を聞いたマチルダは激怒します。 物語の中で逆襲しようとするマチルダにユリアスは結末の修正を依頼します。 それは主人公が侯爵と結ばれる結末です。

他ならぬユリアスが望むならとマチルダは了承します。

 

 

しかし、王子が幸せになることを望むマチルダは王子にも新しい結末を用意します。 それは王子と悪役令嬢が結ばれる結末です。 ジュリーの世界では悪役令嬢役を当てられてるユリアスも幸せになって欲しいからでした。

大切な王子殿下とユリアスがモデルの物語を書き上げるためにマチルダは創作意欲を高めます。 執筆に熱中するマチルダの様子を見て、王子殿下はユリアスにいいのかと尋ねます。

それに対してユリアスは、物語の中の悪役令嬢と自分は違うと真っ直ぐな瞳で言い切ります。

その横顔を見ながら王子殿下は、予言書と考える漫画の中で自分とユリアスが結ばれることを想像していました。

 

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勿論、慰謝料請求いたします！・第4話の感想

ジュリーが物語を再現しようと執着する様は見ていてとても面白かったです。 なかなか強引すぎますね（笑）

そして、店内で悲劇のヒロインを演じながらお店のことを侮辱するジュリーを鮮やかに処理するオルガが紳士的でとても素敵でした。 あの静かな怒りを向けられたら誰もが二度とお店の敷居を跨げません。

ユリアスの、お金が絡んだ時のキラキラとした表情も好きです。 純粋にビジネスが大好きなんだなと感じます。

また、王子殿下のいろんな表情を見ることができた回でした。 驚いたり、怯えたり、王子殿下の人間性が出てきました。 しっかりしているようで、意外に表情がわかりやすくて好感が持てます。

特に、最後の物語の中でユリアスと自分が結ばれることを想像している時の表情が好きです。次回が気になる伏線ですね(; ･`д･´)