【第26話更新】隣の元カレくんの全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想まとめ｜最新話から結末まで

漫画「隣の元カレくん」の全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

一触即発！？稲葉と黒木の元夫が対峙！

黒木のマンションの前で待ち伏せしていたのは、黒木の元夫・秀俊でした。おそらく秀俊は黒木と稲葉が旅行に行ったことを知り、黒木に話を聞きに来たのだと思われます。

しかし、秀俊の立場はあくまでも「元夫」。今更元妻の黒木が誰とどこへ行こうが、文句を言う権利なんてこれっぽっちもないはずです。

果たして秀俊はどういうつもりで黒木と稲葉のマンションを訪れたのでしょうか！

表面上は冷静を装っている秀俊でしたが、稲葉のあまりにも余裕そうな態度にブチ切れ寸前です！2人は黒木抜きで話し合いをすることになるのですが……。

やっぱり元妻に未練タラタラの秀俊

秀俊は始終冷静さを保とうとしてはいるものの、黒木に対して未練がありまくりなのがダダ洩れになっています。やはり今回は黒木と稲葉が旅行に行ったことを聞きつけて自宅マンションに押し掛けてきたようです。とはいえ元夫の立場からは物申す資格もないはず。果たして秀俊は黒木に何を言うつもりで押し掛けてきたのでしょう。

秀俊が怒るわけ

おそらく秀俊は、黒木が毎年娘の舞美と行く函館旅行を舞美とではなく稲葉と行ったことを責めるのを建前に、黒木と稲葉の旅行を非難したいのでしょう。しかし旅行の決行を後押ししてくれたのは他でもない娘の舞美です。そのあたりをきちんと説明すれば、秀俊に口を出す隙はなくなっていくのですが……。

問題は黒木が全ての事情を稲葉に話していないこと

もし秀俊が「黒木が稲葉と交際しているせいで娘との交流の時間をないがしろにしている」と攻めてきたらどうなるでしょうか。稲葉は「函館旅行を後押ししてくれたのが他でもない舞美だった」事実を知りません。秀俊の責めに対抗するのは難しくなってしまうかも……？

フレンドリーな稲葉は黒木だけでなく、娘の舞美とまですでに仲良くなりかけています。

秀俊からしたら、ひょっこり出てきたいい加減な男の稲葉に、元妻と娘を奪われているような状況です。

離婚したとしても秀俊からしたら自分たちは家族であり、自分は父親だという認識が強いのでしょうね。

そもそも秀俊の浮気が原因で離婚に至ったはずなのに、何だか虫のいい男です。

旅の終わり

旅の終わりに、稲葉がどうしても黒木を連れて行きたかった場所。それは、函館山でした。ここは確か旅の序盤に訪れたものの、天候に恵まれずに絶景を拝むことができなかった残念ポイントです。

稲葉は黒木を喜ばせるためにリベンジにきてくれたようですね～気が利きます。

さて、2人の旅の幸せな最後はぜひマンガでご確認いただくとして、旅から帰宅して現実に引き戻された2人の様子をちょっとご紹介しましょう。

旅行で英気を養ったのか、黒木も稲葉も問題なく仕事をこなしていました。しかし、黒木側で不穏な空気が流れます。

というのも、黒木が薬局事務、元夫が製薬会社の営業という関係で、2人は離婚後にも関わらず職場で顔を合わせるシーンが多々あるのですが……今回は、黒木が用意した職場や関係者へのお土産がきっかけで、元夫に黒木と稲葉の函館旅行」がバレてしまったのです。

果たして元夫はどんな行動に踊り出るのか……次回は修羅場の予感？

元夫には黒木の旅行を咎める権利はない

どうやら元夫は黒木と稲葉の函館旅行をよく思っていない様子です。しかし、そうはいっても元夫に今回の旅行を非難する資格はどこにもありません。おそらく、黒木と稲葉の恋仲が進んでいくのがなんとなくおもしろくないため、難癖をつけるつもりなのだと考えられます。

娘を引き合いに出す可能性

実は黒木は、毎年娘と一緒に函館旅行に行っていました。それを今回は舞美に事情を説明して、稲葉と行ったわけです。

元夫がつけ入るすきと言えば、ずばりココでしょうね。「娘との恒例行事になっている旅行なのに、男と行ったら舞美が可哀想だろう！」とでも非難するつもりなのかもしれません。

元夫がなかなかに粘着質です。元妻が彼氏と旅行を行くのを、堂々と非難しにくるなんて正気の沙汰ではありません。

元夫と稲葉ですが、性格もタイプも真逆なのでおそらく今後も犬猿の仲が続くでしょう。2人の板挟みになる黒木が可哀想すぎます。

ただ黒木は元夫に対してかなり強気に拒絶の気持ちを示しているので、もう一押しあれば元夫も玉砕してくれるかもしれません。

そもそも元夫は自分の浮気が原因で離婚に至ったはずなのに、どの面下げて黒木の恋路の邪魔をするのでしょう。自分のことを棚に上げすぎですよね。

積極的な黒木が嬉しすぎる稲葉

函館旅行も終盤です。旅館でお酒を楽しむ2人。次第にいいムードになっていきます。今回は黒木のほうがいつもよりも積極的です！

愛し合う行為も決して綺麗な部分だけを切り取っているわけではなく、40代ならではのリアルな一面も描かれていて、読んでいて逆に新鮮な展開でした。頑張っている黒木は猛烈に可愛かったです。

稲葉は黒木のテクニックが高校時代よりも向上していることに、またしても若干のジェラシーを感じている様子でしたが、今回は大人な対応を見せていました。

さて、あっという間に帰る日を迎えてしまいましたが、どうやら稲葉はもう一か所だけ黒木と訪れたい場所があるそうです。果たしてその場所とは……？

黒木は稲葉に奉仕することで幸せを表現しようとしている

黒木は稲葉との函館旅行の念願が叶ったことをとても喜んでいました。こうして再び稲葉と幸せを共有できるのは、全て稲葉のおかげだと黒木は考えているらしく、感謝の気持ちを奉仕することによって表現しようとします。大人になってそっちの方面はけっこう積極的になっている黒木。可愛さと大人っぽさを兼ねそろえている黒木に、稲葉は我慢が効かない様子でした。

稲葉が寄りたいところとは？

稲葉が最後に黒木と立ち寄りたい場所は一体どこなのでしょうか。やはり2人の想い出の場所？それとも黒木が新選組オタクという一面を見せてくれたために、稲葉も自分の趣味を黒木に見せようとしているのかもしれませんね。何にせよ次の訪問先が旅の最後の観光場所になりそうです。

今後の展開を予想！

今後の展開ですが、旅行前に黒木が元夫と再会したりと色々あったので、旅行後はそのいざこざの続きが待っているような気がします。このまま元夫が何もしないで大人しくしているとは考えにくいですからね。そもそも元夫の浮気が原因で離婚したのに、舞美（黒木の娘）が元夫と未だに仲がいいのにも、何か理由があるような気がしてなりません。今後はそのあたりが明らかになると、ストーリーがより複雑になって行ってさらに面白くなる気がします！

2人の函館旅行回は幸せを煮込んで凝縮したように密度の濃い内容になっていました。ぜひ漫画で2人の幸せっぷりを見守ってあげてほしいです！

黒木も稲葉も完全にお似合いカップルとして成立していますが、2人は今後結婚することはあるのでしょうか？舞美と稲葉が親子関係になる図はそうぞうできませんが、稲葉と黒木が夫婦になって一緒に住むのは容易に想像ができます。

まぁこのままずっと高校生のような恋愛を続けていてほしいような気もありますけどね！どちらにしても、もう2人にはハッピーエンドが待っているようにしか思えません！

函館旅行が順風満帆すぎる！

稲葉と黒木が老舗の旅館に到着します。しかし、稲葉は今までも黒木が別の男とこういう旅行をしたことがあるのかが気になって仕方がありませんでした。実際には黒木は、娘の舞美と旅行した時の話をしているだけなのですが、稲葉は盛大に勘違いしてしまっているのです。

どことなくしょんぼりしている稲葉を元気づけるために、黒木が一肌脱ぐことにします。お互いにアラフォーのバツ1で元サヤに収まった2人が、初めて2人でお風呂に入ることに！しかも老舗の貸切風呂！これは、何か起きないわけがありません！

2人の旅行風景は、今話と次話あたりが一番盛り上がるかと思われます。ぜひマンガでチェックしてみてください！このまま何事もなく旅行が終わればいいのですが……。

黒木に無理をさせたくない稲葉

稲葉は黒木と一緒に貸切風呂に入りたかったようですが、正直黒木は乗り気じゃない様子でした。というよりも単純に恥かしいらしいです。稲葉は昔よりも身体も大きくなって男前度が増しています。反対に黒木は子供も1人産んだ後の40歳の身体です。決して魅力的じゃないわけではないのですが、10代の全盛期を知っている稲葉に40歳の自分の裸を曝け出すのは、勇気がいるのでしょう。

あまりにも順調すぎて怖い

旅行は大きなトラブルもなく進みます。しかし、マンガ的には「このまま終わっていいの！？」とツッコミを入れたくなるくらい順調すぎて怖いんですよね。ちょっと前までは黒木の元夫が登場していたので、もしかしたら今回は稲葉側の元妻が現れたりしないでしょうか！？稲葉の奥さんに関してはこれまで全く話題にも出ていないので、どんな女性なのか気になりますよね。

黒木が新選組ファンなのは意外でした。稲葉に土方歳三のTシャツを着せようとしている黒木が可愛らしかった。めちゃくちゃはしゃいでいます。

そういえば稲葉はけっこう渋めの面立ちをしているので、新選組の服が似合う気がしますね。本人はまったく興味なさそうですが、黒木が喜ぶのなら喜んでコスプレしてくれそうです。

さて、次回は旅館の部屋でお酒を飲む2人の姿が見る事ができそうです。ほろ酔いになって良い雰囲気になる展開が予想できますね。しかし、聞けば黒木は酒癖が悪いのだとか……。黒木が暴走して、思うように良い雰囲気に持っていけないというギャグ展開の可能性もあります！

アラフォー2人の函館デート

稲葉と黒木が函館に旅行に行くことになりました。復縁してから初めての遠出ですね。そのため2人は完全に浮かれている様子です。

アラフォーの2人ですが、デート風景は不思議と初々しさまで感じられました。

ただし、会話や心理描写の中に、娘の話や元夫の話なども出てくるあたりが胃にもたれます。もっと純粋な気持ちで2人のデートを見守りたいところです。

そう感じるのはどうやら稲葉も同じ模様。黒木とのデートが楽しい反面、これまで黒木がどんな男とデートしてきたのか、元夫ともこうした場所に出かけたことがあるのか、気になって仕方がない様子です。

今後の展開としては、稲葉が黒木の元夫に対する嫉妬心を高めていくことが予想されます。最初こそ大人な対応で初対面を迎えた稲葉と元夫でしたが、近いうちに、両者が正面衝突する日が訪れるかもしれないと感じさせる展開でした。

黒木の意外な趣味

デートの中で、黒木が新選組ファンであることが明らかになりました。以外と言えば以外ですが、新選組や刀について熱く語っている黒木の様子から察すると、どうやらかなり年季の入ったファンであることが伺えます。知識量が半端ありません。

正直、地味すぎる趣味にも思えてしまいます。稲葉がそんな黒木の趣味を理解してくれるのか不安でしたが、どうやらそれは杞憂なようでした。

稲葉は、内容はどうあれ、楽しそうにしている黒木を見ているだけで幸せなようです。なんとも微笑ましい2人でした。

元夫の秀俊

やはり稲葉は、黒木の元夫・秀俊のことを引きずっている様子でした。事あるごとに「黒木と秀俊」の交際時代や夫婦時代のことを想像して落ち込み、墓穴を掘っています。

元夫とはいえ、すでに別れていますし、しかも黒木のほうは元夫に対して今も強烈な拒絶反応を示しているので、嫉妬する必要なんてなさそうなものですが……稲葉にはそういった理屈は通用しないようです。

稲葉はなかなか不器用な男だなと感じました。見たまんまですけどね。

今回のデート回は、黒木の独特の天然っぷりが発揮されていて、かなり微笑ましい回でした。アラフォーの2人のデートとは思えないほど初々しい内容でしたが、不思議と違和感がないんですよね。

おそらく、黒木も稲葉も、高校時代に一緒に過ごしたかった時間を取り戻す気持ちでデートに臨んでいるのでしょう。

もし2人が制服を着ていたら、高校生のデートだと言われてもわからないくらい、フレッシュな感じがありました。

そんな中に元夫の話が出てくるミスマッチさが、ストーリー的にいいスパイスになっているように感じます。

黒木の元旦那に嫉妬心を抱く稲葉！

前話は、黒木の今カレの稲葉と元旦那の鈴木が遭遇してしまうというハプニングに見舞われました。しかも現場は薬局の避妊具コーナーという気まずさです。

一見すると大人の対応をした稲葉と鈴木でしたが、腹の内では何を考えているのかわかりません。今話では、そんな2人のうち、稲葉側の本心を垣間見ることができます！

実は黒木の元旦那に対してガッツリと嫉妬心を燃やしていた稲葉。事を荒げないために大人な対応を心がけはしたものの、やはりどうしても鈴木の存在でモヤつきっぱなしになります。

そんな稲葉に、黒木は自ら夫と離婚した経緯について説明。初めて黒木の離婚理由について知った稲葉は……！？

妊娠中の浮気

黒木の離婚理由が、妊娠中に夫に浮気をされたからだったという事実を初めて稲葉が知ることになりました。作中ではチラっとだけ離婚理由について説明がありましたが、詳細についてはまだ触れられていません。

未だに黒木に未練たらたらの様子の元夫・鈴木ですが、当時はなぜ黒木の妊娠中という重要な時期に浮気に走ってしまったのでしょうか？鈴木側の心境や背景なども気になってきました。

次にあった時は一触即発か！？

黒木の離婚理由を聞いた稲葉。相手側に全面的に落ち度があったことを知った稲葉は、おそらくますます黒木の元夫に対してのヘイトを高めていることでしょう。

もしまた遭遇するようなことがあれば、次は一触即発のムードになりかねません。

稲葉も鈴木も、表面上は大人の対応ができますが、中身はどちらも割と幼稚な一面があるので、とんでもない事態になる可能性もあります。

控える温泉旅行

元夫との偶然の再会という気まずすぎるイベントを無事に通過した黒木と稲葉。控えるイベントは、待ちに待った温泉旅行です！

また2人の親密さがぐっとアップしそうな展開で読者からしても楽しみでなりません。

ただ、ストーリーの流れ的に、旅行先で再び元夫に遭遇する展開にならないか心配です……。

鈴木が浮気に走った理由が気になります。もし特に理由がないのだとしたら、黒木の見る目がなかったというだけで話は片付くのですが……もしそうだとしたら、そんなクズ夫を黒木の娘が未だに慕っている現状に違和感を感じますね。

稲葉と鈴木は、比べてみると対照的な性格をしているように思えました。

誠実でまっすぐで不器用な稲葉は、建築関係の仕事について現場にも出ているとのことです。

対して鈴木は、いい車に乗っていたらしいので、仕事面は順調に出世している口なのでしょう。世渡り上手で女好きで浮気までしてしまう鈴木。

一見すると両極端な2人ですが、どちらも一度は黒木の胸を射止めている男たちです。黒木が男性を好きになるポイントが気になりますね。

ただ、鈴木に関しては、黒木にとって稲葉と結ばれなかった寂しさを埋めてくれたのがちょうど鈴木だっただけという可能性もあります。最初から夫のことをそこまで好きではなかった説。

それを感じ取った鈴木が、つい浮気に走ってしまったという流れを予想します。

元夫と今カレが鉢合わせる最悪の事態に！？

前話で元夫が登場したのには、やはり訳があったようです！なんと黒木と元夫の秀俊が、偶然にも職場で数年ぶりに再会してしまったのです。

しかも運が悪いことに、今度は薬局で再会を果たす2人。しかも場所は避妊具置き場のコーナーでした。気まずいことこの上ありません。

さらに、今度はその場に稲葉まで登場し、元夫と今カレが鉢合わせてしまう最悪の展開に！？

秀俊はあえて稲葉に堂々とした態度で名乗り、自分が元夫であるとアピールしました。そんな彼に、稲葉の反応はあまりにも予想外で……！？

元夫・鈴木秀俊について

黒木は薬局事務の仕事をしており、元夫の秀俊は製薬会社の営業をしていました。

つまり、営業の秀俊が薬局に直接薬を届けにくることもあり、偶然が重なると2人が鉢合わせてしまうことがある可能性があったのです。今まではその偶然を運よく回避できていただけなのでした。

黒木と秀俊の出会いについてはまだ明らかになっていませんが、もしかしたら職場で出会ったのかもしれませんね。

稲葉は一切の嫉妬心を見せない

黒木の元夫と遭遇した稲葉ですが、一切焦る様子も、牽制する様子もありませんでした。朗らかな雰囲気のまま自己紹介をします。

一見すると大人の余裕があるように見えますが、見栄っ張りな稲葉が本心では何を感じているかはわかったものではありません。

元夫は黒木に未練がある？

秀俊は黒木の様子を舞美から聞き出そうとしていましたし、黒木に新しい男の可能性があることを知って驚いている様子でした。

稲葉に対してあえて堂々とした態度で自己紹介をした様子も、対抗意識からだったのかもしれません。

このことから秀俊は未だに黒木に未練があると考えるのが自然です。一方で黒木は、秀俊のことを店先で強く拒絶するほどに、元夫に対して嫌悪感を抱いている様子でした。

黒木と秀俊の離婚は、黒木が舞美を妊娠した頃でした。妊娠している妻と離婚するなんて、一見すると秀俊はクズ男に見えます。

しかし、黒木と稲葉が高校生のときにした別れ話を思い出すと、あながち夫ばかりが悪いとも言えないのかもしれないと思えてきました。

黒木は、相手のことが好きでも身を引いてしまうところがあるのです。もし離婚を決意した理由が、元夫と向き合うことが怖かったからだとしたら……それは、夫婦で困難を乗り越えなければいけないところを逃げ出してしまった黒木にも、離婚の原因の一端があると言えてしまうのです。

娘に交際報告をする黒木

舞美に水族館デートのお土産を渡す黒木と稲葉。ちなみに舞美は、黒木の娘です。 つまりこの場は、娘が母親の今カレと顔合わせさせられているという状況。

舞美は稲葉に対して特に拒否反応を見せませんでした。むしろ2人のことを応援しているように思えます。

舞美の本心はわかりませんが、すでに20歳を迎えて就職をしている舞美にとって、母親の第2の人生に水を差すようなことはしたくないのだろうと伺えました。

しかし、稲葉を受け入れたからと言って、舞美が彼を父親として認識することはないかもしれません。というのも舞美は、いまだに黒木の元夫と定期的に会っていたからです。

前夫と娘の存在は黒木の恋愛にどう関わってくるのか

前夫と黒木は、現在まったく関わりがありませんでした。正直、舞美が元夫の存在を口に出さなければ、黒木は彼の存在を思い出すことがなかったでしょう。それくらい前夫は黒木にとってどうでもいい存在のようです。

しかし、舞美にとっては違うようでした。未だに父親といい関係を築いていることから察するに、舞美が稲葉のことを父親として認める可能性は限りなく低いと考えられます。

もっとも、すでに成人して独り立ちをしている舞美に、今更新しい父親なんて必要ないのかもしれませんが……。

黒木の元夫が初登場

黒木の元夫が初登場します。見るからにチャラそうなイケおじです。確か黒木と元夫はデキ婚だったはず。もしかしたらチャラい元夫の口車に乗せられて、黒木は身籠ってしまったのかもしれませんね。

しかし、その割には娘思いで優しそうな元夫でした。本当はそんなに悪い人間ではないのかも？離婚に至ってしまったのは、黒木の中に妊娠当時からずっと稲葉に対する未練があったから、元夫に対する気持ちが離れてしまいやすかったのかもしれませんね。

稲葉と黒木が函館旅行に行くことになります。再会して初めての旅行ですね！これは何か起きないわけがありません。

しかし、すでにやることはやっている2人。もしこれより先に進展していくとすれば、やはりプロポーズでしょうか？

とはいえ、稲葉と黒木ですが、黒木は子育ても落ち着いたバツイチ40歳で、稲葉は子なしのバツイチです。この2人が結婚したとしても、あまりメリットはないのかもしれません。

最も、ただ一緒にいたいから結婚するというのも全然ありだとは思います！

最初こそお互いの気持ちが一直線になるまでに様々な思い違いがあった2人でしたが、今はまるで交際当時の高校生の頃を取り戻したかのように幸せオーラに包まれています。

付き合い立てのカップルのオーラは、何歳になっても眩しいものです！

ラブシーン本番！幸せなカップルそのものの2人！

ついにベッドインを果たす2人。導入ではコメディ感の強かった稲葉の反応も、本番シーンでは様変わりします。

やはり20年の間に、稲葉はかなり男をあげていた様子。慣れた手つきで黒木を手ほどきし、あっという間に黒木を夢中にさせてしまいました。

行為に対してそれほど知識のない黒木は、やや戸惑い気味。また、自分が稲葉と会っていなかった20年という月日の長さを実感することになりました。

それでも身も心も愛称抜群らしい2人です。これから新しい絆や思い出を作って良ければ、20年の時間もあっという間に埋まっていくことでしょう！

翌朝は、恋人らしい時間を満喫する2人です。すべてがうまくいきすぎて、逆に怖くなってしまいました！

表情が緩む稲葉

普段はどちらかというと愛想のない顔をしている稲葉ですが、黒木を求めている歳はまるで少年のような表情をしていました。

表情の描写が秀逸なだけに、40歳同士のラブストーリーであることをたまに忘れてしまいます。

というか、2人にとってはやはり時間が学生時代に止まったままで、再開によって再び時が動き出したという感じなのでしょうね！

控えめな黒木

黒木は昔から、行為の最中の反応は控えめなのだとか。人によっては物足りない反応に思える黒木の態度も、稲葉によってはひたすらに可愛い反応にしか見えないようです。

しかも黒木の様子が学生当時の反応そのままであったことから、稲葉はどことなく過去にタイムスリップしているような気持ちに襲われているかもしれません。

余計に当時の気持ちを思い出してしまう、センチメンタルな展開でした。

20年の時は長かった

結局、円満な感じで再びつながった黒木と稲葉です！ここまでお互いがお互いに気を使いすぎているという以外は、大きな障害なく、うまくやれているようですね。

ただ、加齢もあるのか、稲葉は思ったほど長い時間、黒木を愛すことができないようです。このあたりが少しリアルですよね。

黒木は黒木で、自分の身体が10代や20代の頃とは比べ物にならないくらいたるみきっているのを気にしている様子でした。

黒木の反応はひたすらに可愛いし、稲葉は男として前よりもかなり逞しく頼りがいが出てきたように思えました。

時折見せる情けない笑顔が最高に可愛いです。おそらく黒木のことが愛おしくて切ないけど20年の空白を思うと惜しい気持ちになるといったところでしょう。

それは黒木も同じ気持ちでしょうけどね。

何にせよ、再び動き出した2人のラブストーリー！最終的にはやはり結婚してほしいところですが、お互いに×1であることや、黒木に子供がいることが、今後どう影響してくるのか見物です！

ついに2人が体を重ねる！？

黒木が稲葉とずっと体を重ねたいと考えていたことが発覚！再会当時から黒木を抱きたい衝動を必死で隠し続けてきた稲葉にとっては、とんでもない朗報でした。

平常心を保とうとしつつも、稲葉はどこか食い気味です。さも当たり前のごとく黒木の部屋へと押し入ってきます。これは完全に、ヤル流れ。

しかし、直前で黒木が“ある光景”を見たせいで発狂！果たして黒木が見てしまったものとは！？詳細が気になる方は、ぜひマンガをチェックです！

第17話は、冒頭から最後まで、本当に40歳同士のラブストーリーなのか！？と疑いたくなるほどウブな展開が盛りだくさんでした。

大人な男であることをアピールしたい稲葉も、黒木に本気過ぎてどこか空回りしていて、可愛かったです。

まさに、主人公たちと同年代の層にはどストライクの、こそばゆい作品だなと感じました。

稲葉はもう余裕がない！

稲葉は黒木と再会した当初から、ずっと黒木のことを抱きたいと考えていました。しかし、あまりにもがっつきすぎて黒木に引かれるのが嫌で、本心を隠していたんですよね。

大人の男としての余裕を見せようと必死になっている様がすでに、余裕がなさすぎでした。

黒木はやっと念願叶う？

一方で黒木も、稲葉と体を重ねたいと考え続けていましたが、稲葉が変に本心を隠したせいで、40歳にもなってやりたいのは自分だけなのかとずっと落ち込んでいました。

本当はお互いに体を重ねたいと願っているのに、互いに気を使いすぎてここまで遠回りをしてきたのです。

今回はそんな黒木と稲葉の気持ちがついに一直線になります！

体を重ねている間も稲葉はちょいちょコント的な発言をいれてくるんですよね。天然の黒木との兼ね合いが非常におもしろかったです。

シリアス要素もあり、コメディ要素もあり、かつ主人公カップルが互いに40代という異質設定の作品でありながら、様々な要素を楽しめてかなり読み応えのある作品だなと感じました。

さて、次話はいよいよ、本番シーンが入るかもしれないといった盛り上がりを見せています。ガッツリとしたベッドシーンになるのか、少女漫画らしく花や光が飛んで終わるだけなのかはわかりませんが……多くの読者が待ちに待った展開であることに間違いありません。

いつもはお笑い要素の強い稲葉が、男らしさを見せる絶好のチャンスでもあります！

黒木の気持ちがようやく稲葉に伝わるが……

身体を重ねたいと互いに願っているくせに、コントかな？と思えるほどの勘違いの押収で、相手にはもう性欲がもうないと互いに勘違いをしてしまった稲葉と黒木です。

特に黒木は、稲葉から体の関係を拒否されたと思い込み、ショックすぎて……。

黒木の様子がおかしいと感じたのか、稲葉はすぐに黒木を追いかけました。そこで黒木はようやく自分の気持ちを稲葉に伝える事に成功します。

ただし、伝え方もシチュエーションも、笑いに振り切った演出です。ギャグ漫画なのか恋愛漫画なのか一瞬わからなくなる展開でした。もちろん、読んでるこちらは大爆笑です。

想いが伝わったのか？伝わってないのか？いまいちよく分からないけど一件落着しそうな雰囲気を醸し出した矢先、稲葉が予想外の行動に出て再び黒木は内心では大パニック！というところで、第16話は終了しました。

気持ちを伝えるのが苦手すぎる黒木

正直なところ今すぐにでも黒木を抱きたいと考えていた稲葉。しかし、がっつきすぎると黒木にドン引きされると考えて、必死に本心を隠しています。

しかし、身体を重ねたいのは、実は黒木も同じです。頑張って自分の気持ちを稲葉に伝えようとしますが、ちょっとズレてる性格のせいか、稲葉にはその本心がうまく伝わらないといったもどかしい状況。

結局、あれだけオブラートに包んで「身体を重ねたい」と必死に伝えようとしていた黒木でしたが、最後は一切オブラートに包まれないド直球な伝え方でした。これはもう笑うしかないです。

40歳という年齢がネックに

そもそも2人の交際がこんなに拗れてしまったのは、お互いが40歳であるという点がネックになったためです。しかも黒木のほうはバツイチ子持ちでいいオバサン。ちなみに稲葉も子供こそいませんがバツイチ。そして2人は元カップル。

いい年をして体を重ねたいなんてはしたない！そんな後ろめたさが、黒木の気持ちにずっとストッパーをかけてしまっていたようでした。

後ろめたい気持ちがあるからか、気持ちの伝え方が常にいっぱいいっぱいで、コント的な発言をしてしまう黒木が最高に可愛かったです。

ようやく黒木の気持ちが稲葉に伝わりました！読者視点で見れば晴れて2人の気持ちが通じ合った感動のシーンですが、稲葉がハッキリと黒木に自分の気持ちを伝えずに先走っているせいで、黒木の頭の中では状況が整理できていません。

黒木の本心はおそらく「よっしゃー！！！」といった感じですが、あまりはしゃぎ過ぎると黒木に引かれてしまうと思っているのか、クールさを貫く稲葉。そういう余計な心配が話をややこしくしていると言うのに……学ばない男です。

互いの性欲について探り合いをする黒木と稲葉

黒木の家の夕食に招待された稲葉は、もしかしたら黒木ともっと親密になれるのではないかと有頂天でした。

ポケットにエチケットを3つも忍ばせている辺り、相当期待している様子がうかがえます。40歳をすぎても性欲は旺盛な稲葉です。

しかし稲葉は、黒木がどういう意図で自分を夕食に招待してくれたのか、いまいち理解できません。

2人の関係を進展させたいのか？それともただ単純に夕食に招待してくれただけなのか？

探りを入れようにも、あまりがっつくと黒木にドン引きされそうなため、うかつに発言できなくなる稲葉です。

実はこのとき、黒木も全く同じ気持ちでした。本心では稲葉との関係を進展させたいと考えているのに、40歳を過ぎた自分がそんなことを言い出せば稲葉にドン引きされてしまうのではないかと考えていたのです！

お互いにもっと親密になりたいはずなのに、探り合っているせいで互いに「相手には性欲がない」と思い込んでしまった黒木と稲葉です。2人が身も心も結ばれる日は更に遠のいてしまいました。

普通、40歳にもなれば確かに性欲は落ち着き始める人が大半ですから、2人がお互いの気持ちを探り合うのは仕方のないことかもしれません。

稲葉がもう少し正直になっていればまた違う展開が待っていたかもしれませんが、自分の発言が地雷になって黒木に再びフラれるかもしれないと怯えている稲葉にとって、大胆な気持ちを打ち明けるのは相当ハードルが高いことなのだと思います。

お互いに同じ気持ちなのに……

黒木も稲葉もお互いの身体にもっと触れ合いたいと考えています。しかし、40歳という年齢がネックになっているらしく、お互いに「相手に性欲があるか」の探り合いの状態です。気持ちは同じはずなのに、相手に引かれるのが怖くてお互いに本心を隠してしまったせいで、もどかしいほどに2人の気持ちはすれ違ってしまう展開に……！

黒木はパソコンでサーチするほど悩んでいた

2人は温泉宿についてパソコンで調べることになるのですが、パソコンを開いた瞬間にそこに映っていたのは黒木の検索履歴でした。そこには「40歳　性欲」と書かれています。どう考えても稲葉のことですよね……。一緒にパソコン画面を見ていた稲葉は、バッチリこの検索履歴を目撃してしまうのです。

伝わらない本心

黒木は、本当は稲葉に性欲があるのかどうかを調べたかっただけです。しかし稲葉が黒木の検索履歴を見て真っ先に思ったことは、自分の性欲が黒木にバレてしまったという盛大な勘違いでした。焦った稲葉が変に弁明したせいで、黒木は稲葉には性欲がなく、がっついているのは自分だけだと勘違いしてしまったようで……。

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