一日千秋・第11話(3巻)のネタバレと感想

「一日千秋」第11話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

一日千秋・第11話のネタバレ

茜はお腹の子供の存在を消そうとしている自分にやるせなさを感じます。

中絶手術の同意書を院内で落としてしまった茜ですが、それを拾ってくれたのはなんと美鈴。

美鈴は同意書を見て少し驚いたような顔で茜に返します。

 

 

裕が同意書にサインをしてからというもの、翔子はどうしても裕を避けるようになってしまいます。 自分の中では裕の言い分が正しいとわかっていても、心がついていかないのでした。

そんな時、茜から明日手術をするというメールが届きます。

 

 

手術の日になり、茜は「あんたはどうしたい？」とお腹の子に聞いてみると、お腹の子が動いたような気がします。胎動かと思って驚き、看護師に聞いてみると、どうやら18週じゃないと胎動は感じない様子。

自分はただの勘違いかと思う茜。

いざ手術台に乗ると、茜は色んな気持ちがこみ上げてきます。

生まれてきたって幸せにできない。 私はあの母親と同じだから幸せにも出来ない。 そもそも愛し方を知らないの…。

でも私は母親とは違う！！！

そう強く思った茜は手術台を降りて飛び出していってしまいます。

 

 

今まで努力して幸せに生きてきた。今度はお腹の子と2人で幸せに生きていけばいい。 私がもらえなかった愛をこの子にあげたい！！！

 

 

茜が目をさますと、目の前には翔子がいました。

「手術は無事に終わったから、安静にして」と言う翔子。

ぞう、茜は手術台から降りた夢を見ていたのでした。

 

翔子の前では、仕事にはやく戻って頑張る！と笑う茜ですが、心が元気になってからでいいと優しく接する翔子。

今の茜にはその優しさが沁みるのでした。

 

翔子と裕はその後、無事に仲直り。 翔子は茜の手術が無事終わったことを伝えると、裕は翔子を優しく抱きしめます。

 

 

後日。 退院の準備をする茜ですが、胸が痛むことに気が付きます。

どうやら身体が母乳を出そうと反応している様子。 お腹に赤ちゃんもいないのに、身体は反応しているなんて…と茜は悲しそうに笑うのでした。

 

 

その後、茜は自分の口座残高を確認すると、大金が入金されていることに驚きます。 最初、相手の男性からかと思った茜ですが、よく確認するとそのお金は母親からでした。

茜は母親に連絡を取ろうとしますが、母親は電話にでません。 それどころか「私のことは忘れて幸せになりなさい」というメールが届くのでした。

 

母親が住んでいたアパートに走って向かいますが、そこはもうもぬけの殻。

私のことを好きだと言って抱きしめてくれるだけでよかったのに…

茜は母に対する心残りを、痛む胸に思いっきり泣くのでした。

 

 

その頃、茜の母親は病院に入院していました。 茜の写真を大事そうに飾り、自分はひどい母親だったからきっと今頃茜は清々しているだろうと思います。

自分は待つことばかりで上手く行かなくても周りのせいにしていた。 でも茜は自分で幸せになって強く生きている。

もう思い残すことはない。

きっと茜は今頃、自分を愛してくれる人と幸せになっているはず。

茜の母はそう思いながら、空を見上げるのでした。

 

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一日千秋・第11話の感想

なんだか今回の話は後味が悪かったですね…。

茜は子どもを降ろしたくなかったけど結局は降ろしてしまった。

しかも本当は母親から愛されたかったのに、そんな母親も消えてしまう。

茜の母親は病気で寿命がないような雰囲気でした。

かなり切ない終わり方ですね…涙