こんな人生は絶対嫌だ ・第11話のネタバレと感想｜まんが王国

「まんが王国」に掲載されている「こんな人生は絶対嫌だ 」第11話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

こんな人生は絶対嫌だ ・第11話のネタバレ

周辺には大雨洪水警報が出ています。 しかし芳雄は警報に気づくこともないまま、テントの中で眠りに落ちていました。

芳雄は夢を見ています。 それは、元妻や子供と一緒に幸せな家庭を築いている夢です。

夢の中の芳雄は幸せを謳歌しています。 妻の恵は芳雄の「寝取らせ」の性癖を理解してくれ、彼女自身もも行為を楽しんでくれるようになっていました。

芳雄にとっては何とも都合の良い夢です。

さらに息子の康平は順調に成長し、やがて結婚までします。

子育てを終えた恵と芳雄は、穏やかな日々の中で共に歳をとっていき…。

 

 

ふと芳雄が夢から目覚めると、そこにいたのは妻でも息子でもありませんでした。 目の前にいたのは、先日訪れてきたボランティアの男性です。 ボランティアの男性は増水している川に芳雄が取り残されていないか心配で、避難を呼びかけにきてくれたのでした。

しかしすでに川の水は芳雄の足元まで迫っています。 ほどなくして芳雄のボロいテントは、水圧に耐えられずに崩れはじめてしまいます。

しかし芳雄は逃げようとしません。 ボランティアの男性の呼びかけにも応じず、"自分のことはここに放っておいてほしい。"と言いだします。

自分の命に対する執着すら失くしてしまった芳雄。

水位はどんどん上がってきます。 もう限界だと悟ったボランティアの男性は、自分だけでも助からねばとギリギリのところで避難をしました。 しかしボランティアの説得もむなしく、芳雄は川に流されてしまいます…。

 

その頃、元妻の恵は、再婚相手の男性と自宅で楽し気に話をしながら幸せそうに過ごしています。 息子の康平もすぐそこで健やかな表情で眠っていました。

2人は、かつて家族だった芳雄が窮地に陥っていることなど知る由もありません。

 

芳雄は川に流されながら、過去を思い出しています。 しかし正直助かるような見込みはありません。 今の芳雄にできることは自分の人生を呪うことくらいでした。

 

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こんな人生は絶対嫌だ ・第11話の感想

なんとも対照的な芳雄と恵です。 芳雄の自業自得と言えばそれまでですが…。 芳雄は自分の人生そのものを水に流してしまいたかったのかもしれませんね。 生きることを諦めるというよりも、これまでの人生を精算したい気持ちに駆られたのではないかと感じました。

最後の最後まで自分勝手な欲望を手放せずに夢にまでみてしまった自分に絶望したのかもしれません。 性癖って簡単に変えられるわけじゃないですからね。 特異な性癖をもって真剣にそのことを悩んでいる人からしたら、大変な苦しみだと思います。

果たして芳雄はこのまま命を落としてしまうのでしょうか…。