おかえりアリス・第20話のネタバレと感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「おかえりアリス」第20話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

おかえりアリス・第20話のネタバレ

"慧のことを描かせてほしい。"と申し出てきたのは、美術部2年の阿野 蓮という女生徒でした。しかし慧は即答で"嫌です。"と答えます。

断られたことが一瞬理解できない阿野は、どもりながらもう一度"それでもお願いします！"と慧を見つめてきます。

慧はそんな彼女に"すいませんが失礼します。"と言ってその場を去ろうとしますが、阿野は慧を通せんぼして諦めようとしません！

阿野のほうも何やら切羽詰まって必死な様子です。 彼女は慧を見て、"やっと本当に描きたいと思うものが見つかったのだ。"と熱心に伝えてきます。

あまりにも阿野がしつこいため、慧は後ろにいた洋に助けを求めてきました。 洋が阿野を掴んでいるうちに、慧はさっさとその場から去って行ってしまいます。

残された阿野と洋の間に気まずい空気が流れだしました。 すると口を開いた阿野は、洋のことを美術室に呼び出します…。

 

美術室にて、まるで事情聴取のように慧と洋の関係について質問攻めをしてくる阿野…。

話の中で慧が実は男の子だという事実を知った阿野は、目を丸くして驚きます。 そして彼女は、"なぜ慧は今あんなに綺麗な姿で帰ってきたのか？"と洋を問い詰めてきました。

その質問は、まさしく洋自身も抱いている大きな疑問です。 慧はなぜ女の子になって自分のところに帰ってきたのか。 なぜ慧は、男同士であるはずの自分にキスをしたのか…。

洋がそんなことに考えを巡らせていると、阿野は再びズイと顔を近づけてきて、"慧のことが好きなのか？"と確信を突いた質問をぶつけてきました。

答えに詰まる洋ですが、"慧と自分は男や女を意識するよりもずっと前から、まるで片割れのような存在だった…好きとか付き合うとか言う言葉で言い表せるような関係ではない…。"目を背けながらそう答えます。

それを聞いた阿野は、驚くほど洋の言葉に共感しました。 彼女自身も好きとか付き合うとかいう感覚に乗っかることができないことを、ずっとコンプレックスに感じていたのです。

自分が直感的に慧を描きたいと感じたのは、"もっと慧を知りたいと感じたからだ。"と打ち明けてくる阿野。

阿野は自分の中で絡まり続けていた複雑な思いが紐溶けたかのように、途端に清々しい表情になり、笑顔を見せてきました。

そして"まずは洋たちと友達になりたい。"と、改めて挨拶をしてきます。 洋は阿野の手を取り、2人は握手。

触れた手の柔らかさは、阿野が正真正銘の女の子であることを洋に感じさせるのでした。

 

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おかえりアリス・第20話の感想

いくらキレイとは言っても慧はもともと男の子ですから、体の柔らかさはやっぱり本当の女の子とは違うのかもしれませんね。 慧に心が傾いている洋の前に現れた女の子…。 うーん、なんだか話がややこしくなってきそう！