【最新話更新】「悪女は砂時計をひっくり返す」のネタバレと感想まとめ｜ピッコマ

「ピッコマ」に掲載されている「悪女は砂時計をひっくり返す」第79話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【89話】公女は処刑され、オスカーは流刑地へ…

アースは、誰かを守ろうとしていた気持ちも、生き残ってほしいと願ったことも、はっきり憶えていました。
しかしその想いが自分をこれまで生かしてくれたのだと思いつつも、それは誰に対しての想いだったのかだけは思い出せずにいます。

アースは公女の亡骸を見つめながら、"自分は国のため人のためと大義名分を立てつつ、本当はただイシース達に復讐を果たしたかっただけなのかもしれない。"と呟きました。

自分はそれほどいい人間ではない。
だからこそ、自らを悪女と話すアリアとお似合いなのかもしれないと、アースは心の中で考えています。

一方でオスカーは、一連の出来事をただ傍観することしかできませんでした。
姉が父と同じ道を辿りつつあることも、彼女が処刑されることも、オスカーにはある程度予想がついていたはず。

なのに、何もできなかった。
オスカーは自らの無力さを嘆きつつも、今更行動を起こす気には到底なれませんでした。

下された命令通り、大人しく流刑地へと赴くつもりのようです。

彼は今や高みにいるアリアをかつて、「可哀想な人だ」と思ってしまっていたことを猛烈に後悔するのでした。

一方で、実父が現れたことによりアリアのまわりはとたんに騒がしくなっています。
どうやら母カリンと父クロイは、今も相思相愛のようです。

牢獄ではミエールが膝を抱えながら、なぜアリアが迎えに来てくれないのか不満を抱いていました。
そんな彼女の前に現れたのはアニーです。

実は嘆願書を提出したのはこのアニーで、彼女は自分こそがミエールの保護者であると宣言します。

【90話】侍女アニーがミエールの保護者となる

実は、アニーにミエールの保護者になるよう指示を出したのは、アリアでした。
当然、アリアが保護者になってくれたものだと勘違いしていたエミールは不安に陥ります。

しかも屋敷へ戻ると、ミエールはアリアの傍に寄ることすら許されなかったのです。 完全に使用人扱いされるミエール。

母親のカリンが自分を使用人として雇っていることを知ったミエールは、さらに不満をあらわにしました。

するとアニーはミエールに思い切り桶で水をかけて、これからは貴族として平民として働かなければ飢え死にするだけだと強い口調で𠮟りつけます。

これまでの生活とは真逆の人生を歩むことになり、ミエールは憤りと不安を抱かずにはいられないのでした。

ミエールの転落っぷりが凄まじいですが、見ていてスカっとしてしまいますね。この期に及んで自分の立場を把握できないミエールは本当に頭がおめでたいです。

これからミエールがこき使われるのが見られると思うとちょっぴり楽しみですね。

それにしてもオスカーのひ弱さっぷりが何とも言えません。彼らしいと言えば彼らしい決断ですがあまりにも大人しく姉の死や流刑地行きを受け入れすぎでは。

準備中です。

成人式が近付く中、誰もが荒れていました。突然目の前に現れたローハンに戸惑うイーシス。そしてローハンに夢中なミエール。そして、母親から実父の話を聞かされたアリア。 そんな中、アリアは迎えに来たアースと共に夕食へと向かいます。その席で顔を合わせたのはなんとローハン！隣にはイーシスがいます。

まだローハンの正体を知らないアリアは、同席したいというローハンの言葉を受け入れました。虎穴に入らずんば虎子を得ず。覚悟を決めましたが、些細な会話でローハンの正体に気付いたアリアは思わず溜息を吐きます。

なぜかお互いをよく知っているように見えるアースとローハン。思わずイーシスが、"どうしてそんなに仲がいいんですか？"と聞きました。その言葉に、"仲が良いわけありません。"ときっぱりと2人とも首を横に振ります。 そんな2人に首を傾げながらも、アリアが気になるのは様子のおかしいイーシス。

いつものイーシスなら同席することさえ嫌がるはずです。しかし今日のイーシスはまるで考えることを放棄して、流れに身を任せているように見えます。この態度はローハンの計画か、それとも帝国を攻める準備が終わった余裕か、またはこれがアースの言っていた計画の一部なのか……。

考え込むアリアに、ローハンが声を掛けました。"ずっと話して見たかったんですよ。"まるで好意があるかのような態度を取るローハンに、アリアはきっぱりと好みではないと言い切ります。そして、アースの方が好みと言い残したアリアは、アースを連れて食事の途中ですが席を立ちました。

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その背中を見送りながら、"また明日会えるから。"とローハンがほくそ笑んでいることも知らずにアリアは馬車の中にいました。アースの様子がおかしかったので、どこでもいいから連れて行ってほしいと御者に頼みます。

"もし黒髪で青目の他の男がいたら好きになりますか？" アースからの質問にそんなことで悩んでいたのかとアリアは一瞬頭を抱えて、すぐにそんなことはないと言います。生まれてこの方皇族として生きてきたアースには、恋愛の経験がありません。そのせいで不安になっていたらしいアースは、ぐいっとアリアを抱き寄せました。

そして額に唇を寄せます。それから頬にもキスをするとアースは離れました。これまでアリアと会ったことのある男性たちに、実はずっと嫉妬していたアースの些細な仕返しです。

気が済んだらしいアースは、アリアから離れると明日の話をしようとします。しかしアリアはその話を遮り、アースの唇にキスをしました。"そんな話よりもっと大事なことがありますよ。"アリアの2回目の初めてもアースのものになった瞬間です。

ときめきが溢れます！ 恋愛に慣れておらず、まっすぐにアリアに好意を向けるアース。前世の経験もあり、冷静に事態を見つめながらも隠された熱い想いをアースに贈るアリア。表面に出る温度差は違いますが、心の中の温度は同じくらい高いです。これからが本当に楽しみになりますよね！ しかし、気になるのはミエールとイーシス、そしてローハンです。きっとローハンはイーシスを捨てると思うのですが、ミエールが無駄に動きそうですね。続きはどうなるのでしょうか？

ローハンとともに屋敷へとやってきた男に、イーシスたちは目を見開きました。ウェーブのかかった金髪を揺らす男は、あまりにもアリアによく似すぎています。ここでローハンと別れるという男を見送ったあと、家に入ったイーシスは一緒に馬車に乗っていたはずのミエールを問い詰めました。

戦争を仕掛けに来たローハンが馬車に乗せたということは、何か思惑があるはずです。しかしすっかりローハンにお熱のミエールは、"優しい人ですから。"と使い物になりません。怒りに震えるイーシスを横目にミエールはその場から去っていきました。

すっかりローハンの手の上に乗せられたミエールも問題ですが、それよりもローハンの要求の方が問題です。今日中に片付けろと言われた大量の書類にさすがにおかしいとオスカーは首を傾げますが、イーシスはもう後には戻れないと叫びます。

呆然としているオスカーを背に、イーシスは扉の前に立ちます。 これまでの努力は全てオスカーのため。馬車から見えた孤児の子供を見て、手を差し出してしまうほど優しいオスカーをただ守るためだけにイーシスはこの道を選びました。

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その頃アリアは、アースとの夕食に出かけるために自室で用意をしていました。そこになぜかドレスアップをした母が訪ねてきます。外出から戻ってきたばかりだという母を部屋へ招き、少しだけ話をすることにしました。

"父親が出来たって言ったらどう思う？" 母が言う父親とは新しい夫ではなく、アリアの実父。即答で興味がないと答えたアリアですが、実父が現れたとなれば母にとっては大事なことです。もう少しで離婚も出来ますし、生活も安定します。

まだ実父であろう人に気持ちがあるなら、自分のことは気にせず好きに生きて欲しい。

そう告げるとアリアは迎えに来たアースの馬車に乗り込みました。 誰かを大事に想う気持ちに母も娘も関係ありません。幸せになれるのならその道を選んで欲しい。アースの手を握りながらアリアは母の幸せを願いました。

そんな2人の幸せなディナーですが、レストランには思わぬ人たちがいて–––––––⁉

ミエールってこんなにぽんこつでしたっけ？ たしかアリアの前の人生ではもっと狡猾で陰湿なタイプの人だと思っていたのですが、そんなことなさそうですね。正直こんなに簡単ならアリアの敵ではありません。 それより可哀想なのはイーシスだと思います。オスカーのために必死に立ち回るイーシス。最初は嫌な女でしたが、ミエールよりも明確な目的を持ちながら振り回される姿はちょっと同情しちゃいます。 さて、気になるのはローハンの動向とアリアそっくりの男の正体ですね！ 次回で明らかになるのでしょうか？

パーティーへとやってきたアリアは、自分の能力をアースに打ち明けることを決意していました。そこへ遅れてやってきたアースを見つけるとアリアは、"大事な話があるから来て。"と声を掛けて、別の部屋へと向かいます。

部屋へと向かいながら、アリアは迷いが生まれました。もしかしたらアースが何も気付いていないんじゃないかと甘い考えが浮かびますが、きっといつか話さなければいけない日が来るだろうとアリアは覚悟を決めます。アリアとアースは、人払いをした部屋へと入りました。

過去に戻ってからアリアは思いつく限りの努力をしてきました。興味のなかった経済や派閥争い、礼法も真剣に学び、あるだけの知識を使ってミエールや公女よりも優位に立ってきたつもりです。それでもアリアの頭から離れないのは、すべては砂時計のおかげという考え。そのせいでアースの前で自信を持てなかったアリアは、今こそ言わなければと手を握り絞めます。

"未来のために必要なことだから。"とアリアは砂時計の能力とその代償、そして過去から戻ってきたこともすべてアースに告白しました。

アースは怒ることもなく、すべてを受け入れてくれました。しかし気になるのは、本来であれば特殊能力を授かるのは皇族関係者と言うことだけ。おそらく能力を使う度に代償があるのは、アリアが皇族と血縁関係がないせいだと考えられます。 まだ出生の秘密を聞いていないらしいアリアにアースはすべてを話すことなく、能力の発現について話題を移しました。

アースが能力を得たのは暗殺者に狙われたとき。アリアも同じように、命の危険を感じるほど強い思いがあったはずです。そう言われてアリアは、自分の欲望が具現化したことに思わず笑みが零れました。 "時間を戻して復讐しようなんて、性格が悪い女ね" と笑アリアは自分のことを笑います。

そしてアースには、5分どころではなく大分前まで戻ってしまったこと、自分よりもアースが年下であることをアリアは打ち明けるのでした……。

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その頃、帝国へと入ったローハンがプレデリック公爵邸に到着しました。ミエールも侍女として一緒に来ています。イーシスに潜入して貴族派の屋敷にいる兵士たちの世話をしたことをローハンにねぎらわれ、公爵たちは頭を抱えます。

そのせいでかなりの資金を使ってしまいました。しかし、ローハンが大量の支度金を持ってきたため、これで騒いでいる貴族たちを黙らせることが出来ます。 少し計画に遅れが出ているが、無事に計画は進行している。そう確信した公女に突然"明日皇城を奪還するんだ”。"とローハンは命じました。

突然のローハンの命令に、そばに控えていたオスカーはすべてが奪われてしまうと焦ります。 その時、馬車から1人の金髪の男が降りてきました。その男を見て、イーシスとオスカーは驚きを隠せません。 男とアリアはまるで瓜二つというほどよく似ていました……。

すべてを話してアリアはすっきりしたようですね！ これまでずっと秘密を抱え続けてきたのですから当然です。同じ特殊能力者であるアースですからきっとこれから色々助けになってくれそうですよね！それになんだかいい雰囲気ですし！

悪女は砂時計をひっくり返す・61〜78話の感想は準備中です。

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