【最新3話更新】「土かぶりのエレナ姫」ののネタバレと感想まとめ｜マンガPark

「マンガPark」に掲載されている「土かぶりのエレナ姫」のあらすじ（ネタバレあり）と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

エレナの気持ちを無視して進む縁談

赤竜に農地を焼き尽くされて絶望のウィリ王国。
近隣諸国は手を差し伸べてくれますが、その中にはどこか胡散臭い話も混じっています。

農民たちが港町に避難してしまい、ルイス王子とエレナは2人だけで枯れた大地の再生を試み、なんとかイチヤマメを育てることに成功！

しかし喜びも束の間、そんなエレナの元に慌てた様子の父親が彼女を引き戻しに現れました。 聞けば、エレナの婚約者であるザレ王国のアルベルト王子から訪問の知らせがあったとのこと。

エレナに心を惹かれ始めていたルイス王子は、彼女に婚約者がいる事実を知りショックを受けます。

どうやらエレナの父親は、竜に襲われて衰退の道を辿るであろうウィリ王国のルイス王子よりも、竜を逆に捕縛したと言われている力のあるザレ王国のアルベルト王子と親睦を深めておいた方が得策であると考えたようです。

しかしエレナは冷徹なアルベルトのもとに嫁ぐよりも、優しく穏やかなルイス王子と共にこのまま農地の再生計画に携わっていたいという想いを抱ていました。

貴族の令嬢として産まれたならば、政略結婚は当たり前の世の中。
しかしエレナはどうしても本心を押し殺すことができず、アルベルト王子との縁談を断ろうとします。

アルベルト王子の元に嫁げば、二度と畑仕事なんてさせてもらえないかもしれません。
冷徹で利己的で、しかもエレナのことをただの道具としか思っていないアルベルト王子の所なんて、エレナはどうしても嫁ぎたくありませんでした。

しかし当然そんなエレナのワガママを父親が許すはずもなく。

と、ここで口を出してきたのはウィリ王国のルイス王子でした。 彼は何とかして、エレナをウィル王国に止まらせようとします。

下手をすればウィル王国とザレ王国の戦争にもなり兼ねない行動。

ルイス王子は農地再生にエレナの存在が必須であると感じていますが、それとは別にエレナをアルベルトの元へ行かせたくない理由もあるようで……。

ルイス王子は完全にエレナに惚れてしまっている様子ですね。 ですが竜を捕まえるほど好戦的な国であるザレ王国の王子を敵に回すと、ウィリ王国としては状況がますます悪くなる気がします。

ただザレ王国はもともとちょっとキナ臭いところがあるんですよね。 港町に農民たちを誘導したのもザレ王国でした。 仕事をやるから農地を捨てて港町へ来るようにとそそのかしてきたんですよね。

もしかしたら赤竜の襲撃もザレ王国によって仕組まれているのでは？とさえ思えるほど、ザレ王国はなんだか信用ならない国のイメージです。

【第1話】農業がしたい貴族エレナ・カウロフ

持病のせいで、幼くして命を落としてしまった日本人の少女。
少女の夢は、将来農業に携わって大好きな人たちに自分の野菜を食べてもらうことでした。

しかしそんな夢も叶わぬまま、少女は両親に看取られながら命を落としてしまったのです。

それが、一度目の人生。
少女は転生し、中世ヨーロッパ風の世界で二度目の人生を貴族の令嬢として生きていました。

名はエレナ・カウロフ。
ウィリ王国のカウロフ家に産まれた彼女には、これが転生後の二度目の人生である自覚があります。 というのもエレナは15歳になった頃、唐突に前世の記憶を思い出したのです。

前世と動揺に農業がしたいと強く願うようになるエレナですが、それを良しとしなかったのはエレナの未来の夫となる存在のザレ王国の第四王子であるアルベルト・エバンテスでした。

"畑仕事は、日焼けや汚れで美貌を損なわせる。"

そんな理由から、エレナはアルベルトに外出すら禁じられてしまいます。

しかしエレナの農業に携わりたいという欲求は、抑え込むことができませんでした。
彼女は屋敷を抜け出して農場へとひた走ります。

エレナが道中で道に迷い、転んで困っていると、ルイスという名の男性に助けられました。
ルイスはいで立ちは貴族そのものですが、なぜか仲間たちと農作業に携わっているようです。

念願の農作業を目の当たりにしたエレナは大興奮！
ルイスたちの作業を率先して手伝い、本で読んだ豊富な農業にまつわる知識を披露します。

」しかし、暫くすると空に赤竜が現れ、突然村を襲いました。

人々は竜の雷が届かない礼拝堂や、貴族の建物などに避難します。

ほとぼりが冷めて外に出てみれば、美しく豊かだった町の姿は跡形もなく消えており、永遠と砂漠のような大地が広がっていました。

死んでしまった土地に落胆する人々。

しかしエレナだけは、土地を蘇らせる希望は0ではないと力強い眼差しを向けてきます。

ルイスはそんな彼女に、土地を再生するための協力を仰ぎます。
なんとルイスはウォリ王国の第3王子だったのです。

【第2話】赤竜に焼かれて死んだ土地を必死に再生させようとするエレナとルイス

家出同然で屋敷を出てきたエレナは、ウィリ王国の土壌再生活動に携わる前に、父親を説得しに戻りました。

当然父親は大激怒しますが、彼はエレナが連れてきたルイスがウィリ王国の王子であることを知り態度を急変させます。
この父親はとにかく王族と太いパイプを作りたがっているため、王族には一際媚びへつらう性質があったのです。

父親の許しを得て、とりあえず農地の再生作業に挑むエレナ。

しかしここでハプニングが置きました。
農地を再生する作戦はあっても、それを担う農民たちが港町のほうへ避難してしまったのです。

せっかく種や腐葉土があっても、作業をする農民がいなければ意味を成しません。

それでもエレナは諦めず、一人で種を植えて作物が育つか試そうとします。

すると植えてすぐ育つという不思議な豆の木が、豊富過ぎる腐葉土のおかげでまるで大木のように伸びて行ったのです！

この土地にまだ希望はある。

そう確信するエレナとルイス。

しかしそんな折、エレナの婚約者であるザレ王国のアルベルト・エバンテスから突然の呼び出しがかかり……。

貴族が農業という何とも珍しいシチュエーションです。 そんな中で、ルイスとエレナはなんだか互いに心が惹かれ合っている模様でした。

この二人なら確かに土壌を改善させて農地を復活させることができるかもしれないし、なんだかおしどり夫婦にも見えてめちゃくちゃいい感じです。

ですがそこで出てくるのが現在の許嫁的存在であるザレ王国のアルベルトです。キツイ性格の彼は、エレナが結婚前にルイスと親しくなっていることを絶対に許しはしないでしょうね。

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