涙雨とセレナーデ・第52話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ Kiss9月号

「Kiss」9月号に掲載されている「涙雨とセレナーデ」第52話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

夜武虎と話しているはずの陽菜がやってきて、菊之進はある忠告をしました。男のそばにあまり気軽に近寄るな。そんな忠告に顔を赤くした陽菜が戻ると武虎は、陽菜のスマホを通話できるように改造します。いざというときのためとそれを陽菜に預けると、本郷の考えで護衛を付けることになった雛子の元に武虎は戻りました。

翌日、貞光から孝章はいろいろと報告を受けます。まずは遊郭で、今回の襲撃事件の噂を聞いた事。そして、孝章の父が今回の事件を内密にしている。つまり、内紛が起きそうだということ。
縁側に出て、そんな話をしている2人をこっそりと陽菜は見守ります。しかしそこに武虎から、誘拐されたと電話が掛かってきて––––––⁉

いつも色っぽい菊之進ですが、今回は特に色っぽかったですね。さすが元色街を騒がせていた色男。 しかし、そんな色男も今は1人の好いた女を助け続ける1人の男です。そんな菊之進にとって今の状況は辛過ぎますよね。一つ屋根の下、陽菜とともに過ごせているのに陽菜の気持ちは遠く離れた孝章に向いています。触れたければいくらでも触れられるのに、それが出来ないもどかしさ。見ているこっちがもどかしくなるほどの立場に居ながら菊之進はよくやりますよね。ですが、菊之進がいなければ、陽菜はこんな風に過ごせていないはず。菊之進には感謝しかありません。

たしかに今回のお話を読んで思いましたが、本郷家の嫡男が襲撃されたとなれば、もっと大事になってもいいはずです。警察などが大騒ぎして犯人を捜す。それが普通の対応だと思いますが、そんな騒ぎは欠片もありません。 それはつまり、情報を外には出したくない。事情を知る人間だけ、本郷の人間の中にとどめておきたいということですよね。いくら名家とは言え、お家騒動はただのスキャンダルです。本郷の家はこれからどうなってしまうのでしょうか？

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少しずつ嵐が近付いてきました。前回で一歩、今回で二歩と嵐は着実に陽菜と孝章の元にやってきています。しかし、その嵐に気付かず、自ら飛び込むのが陽菜。きっと武虎からの電話で助けに向かいますよね。これから本当にどうなっちゃうんでしょうか？続きが待ちきれません！

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