私たちはどうかしている 新婚編-蝶の棲家-・第3話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ BE・LOVE

2022年9月1日発売の「BE・LOVE」10月号に掲載されている「私たちはどうかしている 新婚編-蝶の棲家-」第3話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

驚くほどシンプルな主菓子を鳳家に提供する七桜と椿……艶子は当然激怒！

艶子から"見た目の華やかな挟み菊のような菓子"を提供するように注文をうけた七桜たち。しかし、挟み菊は季節的に今出す御菓子ではありませんでした。

そこで、七桜と椿は艶子の注文をあえて無視！さらに、鳳家で幸せとはかけ離れた生活をしている女将に"寄り添える"ような御菓子を考案することにします。

そうして出来上がったのは、シンプルな見た目の主菓子でした。艶子は当然激怒しますが、茶会に集まったメンバー達はその主菓子を高く評価します。その主菓子は"恵みの分かち合い"をテーマにした深い意味の込められた一品だったためです。

艶子は椿の働きに大満足。しかしそんな中、ギリギリまで菓子を作り続けていたせいか、身重の七桜が体調不良で倒れてしまい……！？

椿は女将にも幸せになってほしい

今回椿が提供した主菓子は、「木守り柿」をイメージしたものでした。木守り柿とは収穫のすんだ柿の木に、たった一つだけ柿の実を残す習慣のことを言います。

それは2つの想いが込められた習慣でした。1つは、来年もまた実をたくさんつけてほしいという豊作の願い。そしてもう2つめは、柿の実を食べにくる鳥などの生き物たちへの心遣いでした。自然からの恵を独り占めすることなく、分かち合って助け合おうという古き良き日本の心が込められていたのです。

椿はこれを、女将に宛てて作ったつもりでいました。彼は、今も尚幸せを手にすることができない女将に対して、幸せをおすそ分けしたいという気持ちを抱いていたのではないでしょうか。

最も、艶子のほうは椿がその願いを自分に宛てて作ってくれたのだと勘違いし、彼のことを気に入ってしまったようです……。

女将が七桜を気遣う

終盤のシーンでは、椿と女将が直接言葉を交わすシーンがあります。そこで椿は、自分が女将にも幸せになってほしいと考えていることを正直に打ち明けてきました。

それを聞いた女将の驚いた顔は、今までの彼女と違って非常に人間味に溢れた雰囲気を醸し出しており、意外に感じました。

そんな女将ですが、椿に対していつまで七桜を働かせておくつもりなのかと苦言を呈し、遠まわしに身重の七桜の体調を心配するシーンも……。

女将の中でも何かが変わりつつあるのだなと感じさせられます。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

安静にしろと言ったとしても、七桜のことだからきっと動けるうちは動いてしまうでしょうね。椿もそんな彼女の性格を理解していたので、ギリギリまで七桜の意志を尊重していたようです。

しかし、それが祟って今回は七桜が倒れる事態になってしまいました……。果たしてお腹の子と七桜は大丈夫なのでしょうか。

私たちはどうかしている 新婚編-蝶の棲家-・第4話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ BE・LOVE11月号

鳳 艶子（おおとり あやこ）に気に入られてしまった椿……。穏やかではない展開が続く中...