【第21話更新】『結界師の一輪華』の全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜最新話から最終回まで｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「結界師の一輪華」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ついに華が本当の力を明かす

学校が大量の妖魔に襲われる事態に！どうやらテロリスト“彼岸の髑髏”の仕業の模様……。しかも学校を取り囲むようにして結界まで張られており、救援要請をすることもままならない状況です。

華は力を抑えている場合ではいられなくなり、本当の力を葉月の目の前で発揮してしまいます！弱いはずの華が自分よりも強い力を持っていることを知った葉月は、戸惑いを隠せなくて……。

二条院の呪具

学校に貼られた結界は、朔でも破壊できないほどに強力なものでした。どうやら「妖魔を集める呪具」と「結界を張る呪具」の2つが使用されているようです。

落ちこぼれのはずの華が救世主に

華はこれまで自分の本当の力を隠して生きてきました。そのため学校のクラス分けは落ちこぼれのCクラスで、常に上のレベルのクラスの生徒から馬鹿にされる生活を送ってきました。しかし今回、そんな落ちこぼれのはずの華のおかげで、多くの生徒の命が救われる展開に！華の本当の力を目の当たりにした生徒たちは、驚きを隠せません。

妹の力に戸惑う葉月

華の本当の力に一番驚いたのは、双子の葉月でした。葉月は幼いころから「姉の葉月は優秀で、妹の華は出来損ない」だと教え込まれて生きてきたのです。昔は仲が良かった双子でしたが、両親の間違った教育のせいで溝が生まれてしまったのでした。落ちこぼれだと思い続けてきた妹が、本当は自分より強い力を持っていたと知った葉月の戸惑いは計り知れません。

第1話では、葉月が華のことを「落ちこぼれには優秀な自分の気持ちは理解できない」といった趣旨の言葉を吐き捨てていました。双子を差別する両親のスパルタ教育の中で、葉月の心には「落ちこぼれに対する恐怖心」「常にトップでいなければいけないプレッシャー」が根強く埋め込まれてしまったのだと考えられます。

妹を「自分よりも下の存在」だと認識することで、自分の頑張りや存在価値を見出せる葉月。そう思い込まなければ、おそらく両親からのスパルタ教育に耐えることができなかったのでしょう。

しかし今回、見下していたはずの華が実は強力な力を有していたことを知り、葉月はショックと戸惑いを隠せません。

昔は仲が良かったらしい双子。その点から考えると、葉月は本当は華のことを見下したいわけではなかったのだと思われます。おそらく葉月は、両親の間違った教育により、無理矢理「華のことを蔑み見下すよう」仕向けられていたのではないでしょうか。

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一ノ宮 朔（いちのみや さく）……柱石を守る5つの家の1つ「一ノ宮家」の青年。

一瀬華（いちせはな）……一ノ宮家の分家の少女。双子だが、幼少期は力が弱いために両親の愛を受けることができなかった。ある日、強力な力に目覚めるも、力を隠して生きる選択をする。

一ノ瀬葉月（いちのせはづき）……華の双子の姉。力が強いため両親の寵愛を独り占めして生きてきた。

紗江……一瀬家の年老いた女性。華を差別することなく接してくれる心優しい人物。