【最終回予想】 『ファリスの結婚』の最新話・全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜結末はどうなる？

「めちゃコミック」掲載されている「ファリスの結婚」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【第27話】狂乱した王妃が最終手段に躍り出る！

王妃はファリスに交換条件をもちかけました。それは、ファリスが王妃を抱くのなら、王妃が現国王を始末してファリスを王に押し上げてやるという条件です。

普通の人間なら飲んでしまいそうな話ですが、果たしてサナという大切な女性がいるファリスの答えは！？

【第28話】罠にはまるサナ

様々な幸運が重なり、ハーレムから抜け出すことに成功したサナ！何とかして手に入れたハーレムの鍵を、外にいる協力者の元に届けようとします。

しかしその道中でファリスが囚われている地下牢を発見。サナは思わず、ファリスの元へ……。再会するサナとファリスですが、全ては罠でした。

サナは、最悪の相手に捕まってしまい……。

王妃の行動が逆に好都合に

脅してもファリスを手に入れることができないと悟った王妃は、せめてサナの命だけでも奪ってやろうという危険な考えに至ってしまいました！しかし、この王妃の行動が裏目に出て、サナは逆にハーレムの鍵を手に入れることに成功します。王妃はどこまでも空回りしっぱなしです。ある意味では作中で一番報われない女性かもしれません。

国王は全てに気付いていた

国王は、王妃の反逆やサナの計画にもとっくに気付いており、2人を泳がせていただけだったようです。最終的にはサナはファリスの共犯者として一緒に死刑を執行されることになってしまいます……。

国王の非道さが幸いに？

ただ、ここでファリスとサナが同じ牢に入れられたのは不幸中の幸いかもしれません。悪趣味な国王のことなので、おおかた死刑の前にファリスとサナが愛し合うのを傍観したかったのでしょう。別々の牢なら本当に打つ手立てがありませんし、それこそサナが国王に連れ去られて慰み者になっていたら、ファリスの心が折れかねませんでした。

ファリスとサナの死刑が2日後に迫っています。王妃の行動で事態が好転したのか悪天したのかわかりませんが、サナとファリスはとりあえず一緒になることができました。

作中で、サナがハーレムの鍵を奪われているシーンがありません。国王に回収されなかったのでしょうか？もしそうだとしたら国王もかなりのうっかりさんですね……。

国王は処刑の場のシチュエーションにこだわっている様子です。かなりの悪趣味。しかし、その悪趣味さが仇となって変にシチュエーションに拘り過ぎているところが、逆に付け入る隙かもしれません。

とはいえ、ファリスもサナもおそらく処刑日まで地下牢獄から出られないでしょう。外で暗躍している協力者たちの力に頼るしかなさそうなのは、歯痒いところです。

【第25話】サナが国王の慰み者に……！？

サナとファリス、そしてハーレムの女たちのやりとりを見て興奮した国王が、サナで性欲処理を始めようとしたのが前回までのあらすじでした。

薬が効いていてファリスは思うように体が動かない状況です。サナの大ピンチですが、ここで意外な人物が現れてサナは窮地を脱することに。しかし、ファリスが囚われの身であり、死刑執行が間近に迫っている状況に変わりはありません。

【第26話】王妃が動く！

サナは、必ず自分がファリスを助けてみせると決意しますが、依然としてハーレムからは出られませんでした。ハーレムの施錠や警備は厚く、サナ以外の誰かがアクションを起こさなければファリスの死刑執行は免れない状況です。

ここで大きく動いたのは王妃！しかし王妃は、ファリスの味方ではあるものの、サナには憎しみの感情を抱いています。今の王妃は、敵にも味方にもならない、厄介な存在と言えるでしょう。彼女をうまく利用できるかが、今後の展開を左右しそうです。

ファリス陣営の味方について

ファリスの死刑を実行するために、わざわざ処刑台を新規に設営している様子。ところが健在の搬入が遅れているそうなのです。どうやら何者かが、ファリスの処刑を遅らせようと水面下で動いているようです……！

ファリス陣営には意外と味方が多いようですが、内情は決して一枚岩ではなく、各々が自分の思惑に従って動いています。ファリスとサナは、前にも後ろにも敵がいる状況と言えますね。

人手不足を解消するのは……

王宮内にいたファリスの忠実な部下たちは、すでに捕らえられてしまっています。ファリスがクーデターを起こすには、どう考えても人手が足りませんでした。

そこでファリスの部下たちは、近隣の貴族を金で買って強力を仰ぐことにします。かき集められるのは金で動きそうな連中しかいないというのは、後々の計画の不安要素の1つになっていきそうです。

しかしここで、意外な勢力がファリス陣営に加わるかもしれない動きがあり……？もしかしたら今後は、貧民を従えたファリスVS国王の戦いに発展していく可能性もあります！

王妃の悪女っぷりが炸裂する回ではあったものの、王妃の水面下での動きが全くなければ、今頃サナは国王の慰み者になっていたかもしれませんし、ファリスの死刑はとっくに執行されていたかもしれません。

悪役ながら、ファリス陣営に大きく貢献してくれる王妃。しかし王妃は決して味方ではありません。彼女の原動力になっているのは「ファリスに対する愛」というなんとも単純で強い思いなのです。その分、サナに対する敵対心と憎しみも凄まじいのです。

もしファリスが無事に王宮を出られたとしても、王妃がここでサナを排除する動きに回れば、状況はまた不利になってしまいます。ファリスが王妃を上手く利用する必要が、どうしても出てきそうです。

【第23話】媚薬を飲まされたファリスが女たちに襲われて……

国王はファリスが他の女たちと交わる姿を、サナに見せつけたいようです。というよりも、サナという恋人の目の前で性欲に抗えずに別の女を抱くファリスが見てみたいといったところでしょうか。

もしかしたら国王は、自分の色狂いを心の底ではコンプレックスに抱いており、ファリスにも同じ道を辿らせたいのでは？

自分は死気狂いの無能は愚王と民衆からは揶揄され、反対に王弟のファリスが指示を得始めているのが漠然と気に入らないのでしょう。

【第24話】ハーレムの女たちが助けになってくれる

ハーレムの女たちはどうやらサナとファリスの味方の模様。しかし立場的に国王に歯向かうことは死を意味するので、間接的にしかサナの手助けができません。

女たちの助けもあり、サナは国王の拘束から逃れることに成功し、苦しむファリスの元へ。しかし強力な媚薬が効いているファリスは、その場でサナを求めてしまって！？

国王が何を考えているのか

事に及び始めるファリスとサナを見ても、国王は特に咎めません。むしろファリスを煽っているようにも見えました。

完璧に見えるファリスが、自分と同じように性欲に負ける様子が見たかったからなのでしょうか。

しかし最終的に、国王はファリスとサナに残酷な言葉を吐きます。果たしてファリスはどこまで歯向かうことができるのでしょうか！

国王は孤独な男

ハーレムを作って大勢の女を囲っている国王。国王はそんな女たちのことを一応大切に扱っているようです。

しかし、女たちは国王を愛しているわけではありません。衣食住を確保できること、国王に歯向かえば命が危なくなることから、国王に夢中になっているふりをしているだけに過ぎないのです。

大勢の女を抱いていても、誰からも愛されていない国王は、孤独に見えました。もしかしたら本人もそのあたりにうすうす気づいているのかもしれませんね。

国王を歪んだ性格にしてしまったのは、愛情不足からなのかもしれません。　

サナがファリスを強く求める

国王やハーレムの女たちがすぐ側にいるという特殊な状況ですが、サナはファリスとハーレムの女たちに大して嫉妬心を抱きます。

どうやらファリスが他の女に触れることが、サナの自制心の引き金になってしまったようです。

人目に触れているこの場で、サナはファリスを強く求めていました。控えめなサナが積極的にファリスに快楽を与えていようとするシーンはなかなか貴重です。

サナが国王の手から一度は離れてファリスの元へ辿り着けましたが、状況は全く好転していません。とりあえずこの悪夢のようなハーレムから逃げ出さなければ、サナはいつ国王に犯されるかわかりませんし、ファリスの斬首刑も回避できないでしょう。

しかし、ファリスは現在、媚薬によって体中が痺れて自由を奪われています。幸いにもハーレム内に護衛の男の姿はない様子。

どうにかしてサナを含めた女たちが一致団結し、国王に歯向かうことができれば、まだ望みはあるのかも……。

しかしその方法は、ファリスの代わりに女たちが処刑されてしまう危険も孕んでいます。

サナは選択を迫られることになりそうです。

サナが妊娠！？ハーレムに連れてこられたサナのその後……

【第21話】国王の間のさらに奥、ハーレムに連れてこられてしまったサナ。ハーレムの中には、隣国から連れ去られてきた女性が何人も幽閉されていました。

彼女たちと協力してハーレムからの脱出を試みようとするサナですが、ハーレムの女性たちは必死に訴えるサナをなぜか嘲笑します。

おそらく国王が彼女たちをハーレムに閉じ込め、無知な愛玩具として育てていたせいでしょう。女性たちはすでに脱出の希望も、外で生きる望みも、とうの昔に失っていたのです。

【第22話】腹部に激痛を覚えたサナはその場に倒れてしまいます。

さすがにハーレムの女性たちもサナを心配し近寄りますが、サナの状態から、もしかしたら彼女が妊娠しているかもしれないということに気がついて……！？

そんな中、ついに国王がやってきて、サナに手を付けようとするのですが……。

平然と約束を破る国王

当初国王は、ファリスが大人しく処刑される代わりに、サナのことは絶対に傷つけないと約束したはずでした。しかし国王はそんな約束を簡単に破り、早々にサナをハーレムに入れてしまいます。

これでは約束が違いますよね。ファリスが本当に処刑されれば、彼の死は全くの無意味に終わってしまいます。

もちろん、ただでやられるファリスではないと思いますが……。

ファリスに媚薬を飲ませる国王

最初はファリスの目の前でサナを傷物にしようと考えていた国王ですが、気が変わったのか、反対にファリスに媚薬を仕込んでハーレムの女たちをサナの目の前で抱かせようと考えます。

国王にとってこれは暇つぶしのショーのようなものなのでしょう。悪趣味なことを考えながら始終気持ちの悪い笑みを浮かべる国王に、心底反吐がでるシーンでした。

国王は、ファリスが従わなければサナの首を切るといった素振りをみせていました。この状況でファリスが国王に逆らうことはできないでしょう。

ファリスは本当に、サナの目の前で別の女性たちを抱いてしまうのでしょうか。サナにとっては絶対に見たくない光景でしょうが、正直なところ、サナが国王に抱かれるよりはまだマシな展開に思えました。

なにせサナは妊娠している可能性があるのです。この状況で国王に身体を遊ばれてしまっては、サナのお腹の子がどうなってしまうかわかったものではありません。

ちなみにこの時点で、ファリスはまだサナの妊娠の可能性を知りません。もし知れば、強引にでもサナを救出しようと無茶な手を使うかもしれませんね。それこそ自分を犠牲にしてサナを救う可能性も……。

囚われの身のファリス

ファリスの処刑は民衆に伝えられます。しかし、民衆のファリスに対する信頼は熱いらしく、民衆たちはファリスの処刑よりも、現国王の醜聞について説明責任を果たせと王室側を責め立てていました。

クーデターは失敗に終わっているものの、民の心は王室よりもファリスに傾いているのが伺えるシーンです。

囚われの身となったファリスでしたが、側近のサイブが機転を利かせて動いているおかげで、まだ希望は捨てきれないといった状況です。

処刑の実行が覆されることはおそらくありませんが、その前にクーデターを引き起こしてしまえば、混乱に乗じてファリスやサナを救出できる可能性は十分にあるでしょう。

ところでサナはというと、国王のハーレムに連れていかれてしまっていました。サナには手を出さないとファリスと約束したはずの国王ですが、この調子ではサナがいつ国王のオモチャにされるかわかりません……。

サイブが各地でクーデターの兵を集める

民衆を味方につけて、絶対的な勝利条件を確立させてから、今回のクーデターを引き起こそうとしていたファリスでしたが、こうなっては捨て身の覚悟で国王に挑んでいくしかありません。それは側近のサイブが一番よく理解しているようで、どうやらサイブは各地で王政に反感を持つクーデター要因を集め始めているようです。

王権側の兵士にも忠誠心はない

今回の騒動で、国王側が勝利するにはファリスの死刑執行が絶対条件と言えます。つまり、国王側にとってファリスは絶対に逃がしてはいけない相手です。しかし、牢番たちは僅かな金であっさりとファリスとサイブの面会を許してしまいました。このことから、国王側の兵士の質の悪さと忠義心の薄さが見て伺えます。

サナが重要な役割を担う

クーデター要因の兵士を集めるとは言っても、作戦が急に変更されたということもあり、十分な兵力が集まるまでにどうしても時間がかかってしまいます。どうやらファリスやサイブは、サナにその気があるのなら、国王の気を引いて時間を稼ぐ役目を担ってほしいと考えている様子です！これは大役ですよね！そもそもファリスを心から愛するサナが、彼を置いて一人だけ逃げるなんてあるはずがありません！

ファリス側の協力者によってサナは逃亡の機会を得ましたが、もちろんサナがそれに応じることはありませんでした。サナはファリスと共に最後の最後まで戦うつもりのようです。

国王陛下が政治に関しては全く手抜きなくせに、ファリスを貶めることに関しては一枚も二枚も上手だったのが癪に障ります。恐らくもともと頭はキレるタイプなのでしょうが、それを民衆や政治のために活用しようとは思っていないのでしょう。

国王にはクーデターがバレていた

国王は、サナが身籠った子供を国王の子として育てると言い出しました。もちろんサナがそれを受け入れられるはずはありません。なにせ、サナの妊娠はクーデターのための偽の情報なのです。

国王は強引にサナの身体を調べ、サナの腹部に大きな傷があることに気が付きました。そのことから国王は、サナが本当は子供を身籠っていないのだと察します。

さらに、どうやらファリスのクーデターを事前に国王側にリークした裏切者がいるようです。国王はファリスのクーデターの情報をすでに掴んでいました。

サナの叫び声を聞いて駆けつけてきたファリスですが、サナはすでに国王の手の中にいました。

ここで国王は、ファリスに対して究極の選択を突き付けてきて……。

究極の選択

国王陛下はクーデターの責任を、ファリスかサナ、どちらかに取らせると言い出しました。赴任の身でありながら王宮に取り入ろうとしたサナを処刑するか、クーデターを目論んだファリスを処刑するか、2つに1つを選べとファリスに突き付けてきたのです。

サナを守るためにファリスは自分を犠牲に……

もちろんファリスがサナを見殺しにするはずはありませんでした。ファリスは、自分が罪を被るからサナには手を出さないように国王陛下に進言します。おそらく、この展開こそが国王の真の狙いだったのでしょう。国王は、サナがファリスの最大の弱点であると読み、サナを利用することによって王室側に何の犠牲も出さずにファリスを鎮めようと考えていたに違いありません。

結婚の披露宴が処刑宣言の場に……！？

広場には多くの民が集められていました。そこで発表されるのは、サナの懐妊の知らせだったはず。しかし、実際に執り行われたのは、ファリスの処刑宣言です。あまりにも衝撃的な展開に、ファリスの支援者たちは理解が追い付きません……。

ファリスはサナに対して、自分のことを忘れて王宮から逃げるように命じます。ということは、ファリスはこの時点でクーデターを諦めてしまっているのでしょうか。

それとも予定が狂って力技で王室にたてつくつもりがあるのかもしれません。もしそうなれば自分が命を落とす可能性も高いし、王宮が戦場になる可能性もあるので、とりあえずサナを安全な場所に逃がしたいと考えた可能性もあります。

いずれにしても、今回はファリスの作戦が完全に失敗に終わったと見ていいでしょう。国王は愚王のくせに妙に頭がキレるのでやっかいです……。

ファリスが本当に処刑されるなんて展開にはならないとは思いますが、この先の展開が全く読めなくなってきてしまいました。

国王陛下が驚きの行動に！？

獄中にて猛毒のナイフを手に入れたサナの妹。これを使って「サナの命を奪うか」「自決するか」の選択を迫られます。果たしてサナの妹の選択は……？

民衆は、「ファリスの婚約」と「サナの懐妊」という明るい情報に浮足立っている様子です。懐妊の情報が偽りであると疑う者は誰もいません。

ここまで爆上がりしたサナとファリスの好感度ですが、もし懐妊が嘘だと民衆にバレることがあれば、2人の信頼は地に落ちることになるでしょう。

結婚式の控えの間では、清楚に美しく着飾られたサナの姿が。とそこへ、思わぬ訪問者が現れます。なんと、国王陛下自らサナに会うために唐突に部屋を尋ねてきたのです！

しかも国王陛下は、サナのお腹の子供を自分の子供ということにしろと、傲慢な態度を露わにしてきて……！？

軽い感じで訪問してきた国王陛下

護衛の者もつけずに、フランクな雰囲気でサナに話しかけてくる国王陛下（ファリスの兄）。おそらく女性に対してはだいたい同じ態度で接するのでしょう。なにせ国王陛下はハーレムに浸かって政治を疎かにする暗君だからです。

国王陛下の目論見とは？

サナの腹の子を自分の子として扱うという無茶苦茶な話を進めようとする国王陛下。本気なのか、ただファリスを揺さぶろうとしているだけなのか、国王陛下の真意が気になります。ただ、前話のラストでは「潔癖のファリスをゆさぶる」的な発言をしていたため、もしかしたら国王陛下はサナを汚すことによってファリスの戦意を削ごうと考えているのかもしれません。

本当にサナの子を自分の子にするつもりなら……

前王は、性に奔放な質でありながらも、子供ができにくい性質でした。その血筋をそのまま受け継いでいるかのような性格の現王も、もしかしたら子供ができにくい性質が遺伝し、現王は世継ぎ問題を抱えているのかもしれません。だとしたら国王陛下が本気でサナの腹の子供を自分の世継ぎにしようとしている可能性も高くなってきます。

前王の世継ぎは、正妻との間にできた現王（ファリスの兄）と、愛人との間にできたファリスしかいません。そのため、私生児であるはずのファリスにも、現王と同等の教育や生活を与えられていました。

普通、私生児となると不遇な扱いを受けることが多いのですが、ファリスに関してはそういった忖度はなかった模様です。

国王陛下もファリスに関しては脅威ではあると感じながらも基本的に野放しにしているように思えました。

もしかしたら前王も現王も最初から「現王に世継ぎが生まれなかった時の保険」としてファリスが野放しにされていたという可能性がありますね。

結婚式を控えて不穏な動きが……。

ファリスは激しくサナの身体を求めますが、決して最後までサナを抱こうとはしませんでした。

そのことからサナは、ファリスが自分を抱くのは、あくまでも世継ぎを望んでいることをアピールするための行為なのだと解釈します。

しかし、実際にはファリスはそんなドライな感情でサナを抱いているわけではないのは明白です。サナと最後まで愛し合いたいけれど、様々な事情によりそれができないファリスの葛藤が見て伺えますが、ファリスの本心にサナが気づくことはありません。

というのがこれまでの2人の距離感だったのですが……。今話からはそんな微妙な距離感に大きな変化が起きます！

一方、獄中にいるサナの妹の元へ、黒いフードを被った謎の女性が現れます。彼女はサナの妹に“ある物”を渡し……？

明日は結婚式

明日はいよいよ結婚式です。しかし、王政転覆のために結婚式に置いて様々な裏工作をしているファリスやサナにとっては、めでたいという気持ちよりも、別の感情が沸き上がっている事でしょう。果たして結婚式はうまくいくのでしょうか？

猛毒ノナイフ

獄中のサナの妹は、黒いフードの女性から猛毒を塗られたナイフを与えられ、それを使ってサナの命を奪うように命じられました。獄中にいるのにどうやって結婚式場へ向かえというのでしょう。武器はくれても脱獄の手引きに関しては全く手を貸してくれない黒いフードの女性です。

サナの妹の選択は？

不衛生な獄中生活にうんざりしているサナの妹は、脱獄のタイミングを見計らっています。しかし、ファリスはそもそもクーデターが無事に終わればサナの妹を解放しようと考えているようです。もう少し我慢すれば、罪を重ねずに獄中から出れるという状況のサナですが、どうやらクーデターが治まるのを待てる様子はありません。

今後はサナの妹が引き金になって何か大きな事件が起きる気がしてなりません。伏線がたっぷりです。

さて、明日はいよいよファリスとサナの結婚式。もちろん契約結婚ではありますが、それでも結婚式というだけあってサナもファリスも気持ちが高ぶっている様子です。

その証拠に、ファリスはいつもより激しくサナを愛していましたし、サナもそれに応えるような素振りをみせていました。

まさに相思相愛の2人。契約ではなく、本当に結婚してしまえばいいのに……と感じさせられるシーンがたっぷりと入っていました。

次はおそらく結婚式でのストーリーになりそうです。

ファリス達が流した噂が、いよいよ国王陛下が話に伝わる

サナとファリスの間に子供ができたと風潮し、国王陛下側を揺さぶる計画の実行が決定したのが前話までのあらすじでした。

サナもファリスも、民に嘘をつくことは本意ではありませんが、現状ではそれしか王政側に混乱を招く有効な手段がなく、致し方ありません。

計画に協力することに対しては何の異論もないサナ。しかし、ファリスが世継ぎを望んでいない理由がどうしても気になってしまいます。

サナが思い切ってその理由を尋ねると、ファリスは真摯に答えてくれました。しかしその内容は、ファリスの出生にまつわるあまりにも切なすぎる事情で……。

それを聞いたサナは今一度、ファリスのために尽くすことを誓います。

一方、ファリスとサナが子宝に恵まれたという嘘の噂は、ついに国王陛下の耳に入ることになりました。果たして国王陛下の反応は……？

ファリスが世継ぎを望まない理由

ファリスは、王の正妻の子ではありません。性に奔放な王が、愛人をはらませてできた子でした。現在、ファリスの兄は王と同様に、政治を投げだしてハーレムを作り上げ、浪費三昧の生活を送っているのだとか。どうやらファリスはそんな怠惰な自分の血筋を嫌い、血筋を絶やしたいと望んでいるようなのです。

ファリスが目指す未来

ファリスは、自分の中に前王の血が流れていることにコンプレックスを抱いているようでした。前王（父）や現王（兄）が国の政治をほっぽり出して、ハーレムで怠惰にふける有様をみて、王の血筋を絶やすべきだと考えています。おそらくファリスはこの国を民主主義の方向へ持っていきたいのではないでしょうか？

サナとの子も望まないのか

王の血筋を絶やしたいと考えているファリス。それは自分の子供に関しても例外ではありませんでした。しかし、そうなるとサナとの子供も永遠に望まないということになるのでしょうか。サナは本当にそれでいいのか……サナの本心が気になります。

ファリスは、この先王政に歯向かうことになったとしても、サナだけは守り続けたいと考えているようです。これが本当に2人の間に子供ができようものなら、ファリスは守るべきものがどんどん増えて、身動きがしにくくなるかもしれませんね。

この先の未来がどうなるにせよ、今はサナを孕ませるわけにはいかないでしょう。その割に所かまわず愛し合っているサナとファリスですが……。

サナが妊娠したという噂を聞きつけた国王ですが、焦っている様子は一切ありません。むしろ興味深げに話を聞いていました。どうやら国王陛下にはファリスに対抗する手段がすでに用意されているようです。

サナが身籠ったと民衆に嘘を……

ファリスを筆頭に、クーデターを起こす作戦が講じられます！結婚式でファリスが人々の心を掴んだ後に、現王を退かせるために民衆を味方につけようというのが今回の作戦です。

また、ファリスとサナの間に子が出来ていると、さらに説得力が増すだろうと言う話が出て……。

サナの懐妊が決め手になる理由

ファリスに対する民衆からの指示を厚くするためには、サナの懐妊が決め手になるという話があがりました。その理由は、現王に今のところ世継ぎがいない点にあります。世継ぎがおらず悪行を働く王子と、民衆からの指示も熱く世継ぎの存在があるファリス。どちらが王として相応しいかは、一目瞭然です。

嘘がバレたら逆効果

しかしそれは、サナが本当に懐妊していればの話。もし、サナの懐妊がただのハッタリで、ファリスに実はまだ世継ぎがいないことが民衆にバレれば、ファリスの信頼はガタ落ちです。それこそ現王に隙を突かれて、反対にファリスが貶められる展開になり兼ねません。懐妊の嘘の噂を広める作戦は、まさに諸刃の刃と言えます。

ファリスは反対

サナは自分がファリスの役に立つなら、懐妊の嘘を広めてもいいと覚悟を決めます。しかし、ファリス自身はこの作戦に猛反対です。おそらく危険な作戦にサナを巻き込みたくないのでしょう。しかし、サナはこの時のファリスの反応を、ネガティブに捉えてしまったようで……。

結局、作戦決定は後回しに 最終的にファリスは作戦の決定を後回しにします。何とかサナを巻き込まずにクーデターを成功させたいと考えているのでしょう。しかし、サナはその正反対です。ファリスの役に立ちたくて仕方がないサナは、積極的に作戦に参加していこうとします。愛し合う気持ちは同じですが、考え方は全く正反対の2人なのでした。

一途すぎるサナは、とにかくファリスの役に立ちたくて仕方がないといった様子です。ただし、心配するファリスの気持ちも少しは理解してほしいところですね。

懐妊の噂を広めるという話が出ていますが、もし嘘だとバレればとんでもない事態を巻き起こしてしまいます。懐妊の嘘を本当にしてしまうという手もありますが……クーデターを巻き起こそうと言う最中でそうそう上手く子作りが進むとも考えられません。

果たしてファリスはどのような決断を下すのでしょうか。もしサナを守りたい一心でクーデターが失敗するようなことになれば、ファリスの支持率にも影響を与えることになり兼ねません。そうなればサナは自分がファリスの足を引っ張ってしまったといらぬ責任感を感じる可能性もあります。

ファリスの結婚はまだ完結してませんが、最終回・結末を予想してみました！

契約結婚からスタートしたサナとファリスですが、最終的には本物の夫婦としてゴールインを迎えてほしいというのは、多くの読者の願いでしょう。

最終回の結末として濃厚なのは、ファリスが民衆からの後押しを受けてクーデターを成功させて国王に君臨し、サナが妃として正式に迎え入れられるという未来です。

ただ、それにはファリスが斬首刑を逃れて、現王である兄を討ち果たすことが最低条件と言えます。

人を欺く能力に関しては、正直いってファリスよりも現王のほうが何枚も上手です。ファリスがクーデターを成功させるためには、サナだけではなく、他にも多くの協力者が必要になってきます。

果たしてどれほどの人間がファリスに命を預けてくれるのでしょうか！

サナとファリスが本物の夫婦になる未来が一番のハッピーエンドですが、それにあたって一番気になるのは、サナが本当に不妊体質なのかという点です。

2人が無事に国王と妃になったとしても、子供が成せないのは国の存続に関わる大きな問題になってしまうのです。

サナを正室に迎えて側室を迎えるのだとしても、何だか気持ちの良くない終わり方ですよね。

やはりここは、実は不妊はサナの思い込みで、最後には2人の子供が生まれた！という神展開で最後を飾ってほしいところです！

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