生贄・最終回第4話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「生贄」最終回第4話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

生贄・最終回第4話のネタバレ

美理香の好きな男にかまわれる彼女に嫉妬したという感情に、田中は子供じみた感覚だと言います。

自殺したことも当然だと思っているから名前すら思い出せない。

田中は自殺した彼女の話をします。

幼い頃の母を亡くし、父と二人きりで暮らしていた彼女は、母の代わりに父の面倒を見、遊びたい盛りにわがままひとつ言わず家のことをまかなっていました。

唯一の楽しみは文章を書くこと。夢は小説家でした。

田中はそこまで話し名前くらい思い出せたかと問います。

口を塞がれているからか何も言い出せない美理香。

美理香が少しでも反省しているようなら考え直したいとも言った依頼者。

田中は美理香に反省しているかと聞くと、勢いよく首を縦に振ります。

しかし、田中は、たとえそれが真実でも実行すると言って美理香の指を一本折り、声にならないほどの痛みが美理香を襲います。

田中は、自分の欲望を満たすために始めたビジネスだと言います。 人の痛みを感じずむしろ快感ですらある美理香は自分と似ていると思う田中。

実は、依頼者は美理香のせいで「彼女」が自殺したことを知っていました。けれど、同じ年の娘同士。 彼女にも弱い心があったのではないかと胸に秘めていました。

しかし、田中は美理香に対し、スイッチを踏んでしまったと言います。

小さな小さなスイッチを。

彼女がそうだったように、美理香は自分への生贄だと言って首に手をかけるのでした。

 

ーーー会社では、美理香が送別会のあとから行方不明になった話で持ち切り。

何かの事故かと話している後ろで、田中からのお連絡を受けている人物がいました。

なんとその人物は山本課長だったのです！メールの本文を見て娘との会話を思い出し涙を浮かべていました。

すると、岡田くんから専務からの呼び出しがあったと話しかけられます。 美理香の件で警察が来ていると聞いて、山本はどうしたのだと呟きます。

一緒に専務のところに向かう途中、山本は岡田の子供の話をします。 子供の名前は文子。岡田は古臭いと言われると言いますが、山本は優しい名前だと言います。

なんと、山本の娘も同じ名前だったのです！

妻と自分がそろって読書が趣味であり、その縁で結婚したため因んだ名前にしたのでした。

山本は嬉しそうに、娘の文子には文章を書く才能があったと話します。将来は小説家になって自分を養ってくれると言っていた文子。 岡田は今は本当に小説家になったのかと聞きますが、山本は残念ながら…と答えます。

そしてもう一度、「山本文子」と言葉に出すのでした。

 

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生贄・最終回第4話の感想

まさか、依頼者は山本課長だったんですね(ﾟДﾟ;) 美理香が踏んだ小さなスイッチ。きっとそれは1話で話していた岡田の赤ちゃんのことだったんですね。

「文子」という名前をバカにしたことが、山本が依頼したきっかけになったのだと思います。もしかしたら自分の娘にも非があったかもしれない。 そう思っていても、名前すら覚えていないような素振りですし、きっと記憶にもないほど軽い気持ちだったのだと考えたんでしょうか…

それにしても、田中は一体誰だったのでしょうか。なんで、生き物を絶つことが趣味なのか気になります。 きっと田中という名前も偽名だと思いますし、今度は田中の話をみてみたいなと思いました！

ありがとうございました！