天使だったらよかった・第9話のネタバレと感想｜別冊マーガレット

「別冊マーガレット」に掲載されている「天使だったらよかった」第9話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

夏瑚に執着するあまり、先輩のことを退学させようとする憂菜。しかし、泰星と夏瑚の撮った録音によって、逆に憂菜は追い詰められてしまいます。そうして完全に決別した憂菜と夏瑚。その感情のままに夏瑚と先輩はキスをしてしまいました。

ここ数日のトラブルのせいで元気がなかった夏瑚ですが、色々と解決したおかげですっかり元気になりました。あと残るのは先輩との関係。思わずキスしたことを思い出し、顔を赤くしてしまいます。

先輩が停学になってから5日が経ちました。憂菜はなにも話すことなく保健室登校になり、友人たちとは距離を置いています。そして夏瑚に興味本位で話しかけてきた誰にも、何も話していません。 たった1つの録音で終わってしまった問題に、録音を消去した夏瑚は深い溜息を吐きました。

そんな夏瑚についに先輩から連絡が来ます。内容は、次の日曜に遊びに来ないかというもの。まだ恋人のふりをしている夏瑚は、行けないと戸惑いますが–––––––！？

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結局次の日曜日、夏瑚の姿は先輩の自宅にありました。もちろん会いたかったのもありますが、一番は関係を明らかにしたいからです。早速話を切り出そうとしますが、先輩からも話があるようで声が被ってしまった夏瑚は先輩に話を譲りました。先輩が始めたのは家族の話。

真面目で正義感も強い先輩の父が変わったのは、会社で大きな不正が明らかになったときでした。全責任を負うことになった父は気付かぬ間に壊れ、病院へ通うようになりました。いつか父が戻ってくれると信じていたある日、先輩は雪の降る日に高校受験のために早めに家を出ました。家に残されたのは母と、薬が効いて落ち着いている様子の父です。

きっと大丈夫。そんな先輩の想いはあっけなく崩されました。 帰り着いた家は真っ暗で、母が血を流して倒れていました。

"お父さんのことを受け止めようと頑張っている先輩は優しいです。" まだ変わってしまった父を受け入れられない、自分もいつか変わってしまうかもしれないと苦しむ先輩に夏瑚はそう言って笑いました。大事な人のために悩める人だから、好きになったと笑う夏瑚に抱き着いて先輩は少し泣きます。

そうして涙が収まると跪いて、先輩は夏瑚の手を取りました。 "僕と付き合ってください。"夏瑚はその問いに頷くと、2人はどちらともなくキスしようとします。

するとそこへルリカ叔母さんが入ってきました。ルリカ叔母さんは、先輩の親代わりとなってくれている人です。先輩はルリカ叔母さんに夏瑚のことを"大切な人だよ。"と紹介します。その言葉に夏瑚は改めて、先輩のことを大切にしたいと思うのでした––––––。

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ときめき、ただひたすらにときめきと言ったお話でした。 いろいろと落ち着いて本当によかったなと思います！その中で唯一取り残されていた夏瑚と先輩の関係もこれではっきりしました。これからの2人の展開が楽しみですね！ それにしても憂菜がなにも話さないのは夏瑚への最後の恩返しなのでしょうか？いつか味方になって戻ってきて欲しいですね！