天使だったらよかった・最終話のネタバレと感想｜別冊マーガレット

「別冊マーガレット」に掲載されている「天使だったらよかった」最終話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

階段から飛び降りた憂奈を庇って、下敷きになった絢斗。気を失っている間に思い出したのは、夏瑚と出会った時の事です。眠る泰星のお見舞いに来る夏瑚に、一目で惹かれた絢斗。彼女を幸せにしたいと祈りながら目を覚ますと、そこには涙を流す夏瑚がいました。

絢斗の無事を確認した >夏瑚は、憂奈と決別します。怨恨も友情もない、ただの他人になった2人。それから3ヶ月も過ぎれば、夏瑚たちの周りの騒ぎも落ち着きを見せました。
これまでの日々の中で感じたのは、夏瑚自身の世界がいかに狭いか。恋人も友人も全部この小さな学校の中にあります。それ以外の世界を知らないから、この中で生きようと必死になっていると感じました。

いつかこの世界は広がるかもしれない。それでも夏瑚は、自分の世界に絢斗に居て欲しいと願います。学年も上がり、一つ大人になった 2人は静かに結ばれました。もしも世界が広くなっても離れないように、ぎゅっと夏瑚は絢斗を抱きしめます。

天使になれば絢斗のそばにずっといられると笑う夏瑚。
すでに夏瑚が自分の天使だと笑う絢斗。
2人は静かにまた唇を合わせるのでした–––––。

始まった時はまさかこんな最後が待っているとは思いませんでした。思春期特有の危うさと必死さが胸を締め付けるような内容でしたよね。たしかに夏瑚の言う通り、学生時代の世界ってとても狭いと思います。だからこそ、必死で生きる彼らはいつでも幸せそうに見えるのかもしれません。最後までどうなるかわからなかったこの作品、結末を知った上でもう一度読み直すとまた新たな一面が見えてきそうです！

絢斗と夏瑚は結ばれました。夏瑚の夢はお花屋さん、絢斗の夢は心理学を学ぶこと。2人の夢が叶った幸せな将来を見てみたいですね！そして気になるのは憂奈の行く先です。きっと彼女はこれからたくさん苦労をすると思います。でも、彼女には泰星がいます。今まで夏瑚を振り回してきた2人ですが、彼らにも幸せになる権利があります。またいつか幸せになった4人が将来顔を合わせて笑い合うのを見てみたいです！

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