ゆりあ先生の赤い糸・第60話のネタバレと感想｜BE・LOVE 7月号

2022年「BELOVE」7月号に掲載されている「ゆりあ先生の赤い糸」第60話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

派手さを極めた奇抜な女装をする大柄の人物は……リクでした。
彼は吾良の手足を縛りあげ、口にガムテープを張って体の自由を奪っています。

ゆりあに向きなおり、元気にしていたかと尋ねるリク。
すぐに訂正し、ガンになったらしいから元気な訳ないかと大声で笑い出します。 挙句の果てには、ガンおめでとうなんてとんでもない皮肉まで吐き捨てるリク。

ゆりあは、復讐でもしにきたのかと尋ねました。
女装なんてして大仰なことだとリクを睨みつけます。

するとリクは、これは女装ではなく武装なのだと訂正してきました。
さらに、今からここでゆりあを裸にして吾良の前で犯すと言い出します。

どうやらリクは、女相手にセックスできるのは決まって好きな男の彼女や想い人ばかりで、そんな最低な行為に興奮を覚える特異な性癖を持っている自覚があるようです。

遠まわしに、未だに吾良に執着していることを露わにするリク。

彼はスタンガンを片手に、ゆりあに脱ぐように命じてきました。

ゆりあは大人しく従うフリをしますが、隙をついてリクに反撃！
傍に遭ったハサミを自分の首にあてがいます。

そんなに憎いならこんな人生くれてやる。
どうせガンなら今死んでも同じだ。

そんな投げやりな言葉を吐き捨てるゆりあ。

リクは、それを聞いた途端に怒鳴りだしました。
突然涙を流しながら、"自分の知ってるゆりあはもっと馬鹿みたいに明るくてガンにやられるような情けない人間じゃないんだ！"と叫びだします。

"生きろ生きろ生きろ！" そう叫びながら涙をボロボロ流すリク。

彼は言いたいことだけ言い終えると、カツラを脱ぎ捨てて家を出て行こうとします。

拘束をほどかれた吾良は、リクに対して言葉を投げかけました。
リクがどこにいろうと何をしていようと、誰を抱こうと、自分はリクのことが大好きだ。
リクがマッサージしてくれていたおかげで、こんなに歩けるようになったんだ。

それに乗っかるようにして、家の住人たちがワラワラと起き出してきてリクに言葉を投げかけ始めます。

"リクはどこにいても自分たちの家族。"

そんな言葉を投げかけられたリクは、足早に家を去るも涙を止めることはできないのでした。

ゆりあの胸には、リクの"生きろ！"という言葉が痛烈に刺さっています。
彼女はリクのおかげで、自分の持前のしぶとさと馬鹿みたいな明るさを取り戻すことができたのです。

ヤケクソこそがゆりあのモットー。

彼女は、ガンと戦うことを決意するのでした。

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リクは結局ゆりあがガンだと聞いてショックすぎて押し入ってきたのではないでしょうか。そうじゃないにしても結果的にはリクの言葉がゆりあの生きる源になったので結果オーライですよね。

リクもいつまでも捻くれていないで、とっととこの家に戻ってきたらいいのに……と思いつつ。 しかしドラァグクイーン化しているリクは色んな意味でキツかった……。せっかくのイケメンが台無しでした。元のりっくんに早く戻ってほしいです。

ゆりあ先生の赤い糸・第61話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ BE・LOVE 8月号

癌サバイバーとして、前向きに生きることを決意したゆりあ。彼女はゆうやに全てを打ち明け...