凪のお暇・第60話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜エレガンスイブ

2022年「エレガンスイブ」8月号に掲載されている「凪のお暇」第60話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

自分は円という大きな歯車にへばりついているだけだと慎二が思っている一方、 円もまた自分の立ち位置に悩んでいました。結局、慎二がいなくなってしまった飲み会を抜け出して仕事に戻った円。同僚の小倉と伊原は本当の主人公になりたいと涙を流す円の話を逸らそうと、凪の話題を出します。その名前に円は、慎二から引き継いだ資料の中に凪からの手紙が入っていたことをを思い出します。

その頃 ゴンは、真面目に交通整備員の仕事に勤しんでいました。いつか来るはずの凪との未来のために、 真面目に働けている自分に満足しているゴン。しかし気がつくと、両サイドにはあられもない姿の女性が2人いて–––––⁉

慎二の言う通り、円は誰から見ても主人公ですよね。仕事も出来て、人から好かれて、誰からも羨ましがられる存在に見えました。でも、たしかに円が言うように子供の時とは違って、主人公って円みたいな人じゃないような気がします。 人の輪の中心にいる人はもちろん主人公のように見えますが、自分の世界を持っていて、自分らしい人生を歩んでいる人ほど主人公のように見える気がしました。どうやら円はその狭間で悩んでいるようです。子供の頃の主人公の円と大人になってからの主人公の凪。円は分厚い殻を脱いで、自分らしくなれるのでしょうか？

凪のためにと意識を入れ替えたはずのゴンですが、やっぱり本質は変わっていないみたいですね。たしかに仕事終わりに声を掛けてきた女性たちは可愛かったので、ちょっとゴンの気持ちもわかる気がします。でも、凪がこれを知ったらどう思うでしょうか？ゴンのことをちゃんと考えて怒る？それともいつものへらっとした笑顔を浮かべて、受け流す？。きっとゴンにとっては怒ってもらったほうが良いと思いますが、凪の性格からして怒ることはないような気がします。もしも凪に怒ってもらえなかったら、ゴンはもう戻れないような気もします……。

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まさか円がこんな風に悩んでいるとは思いませんでした！いつも笑顔でお花畑って感じでしたが、本当はあんなに悩んでいたんですね。そう考えると可哀想な気もします。いつか慎二と良い感じになってほしいですが、慎二は凪が気になっているみたいですし……あー嫌な予感。