林檎と蜂蜜walk・第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ クッキー11月号

2022年9月26日発売の「クッキー」11月号に掲載されている「林檎と蜂蜜walk」第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。 林檎と蜂蜜walk 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

今が幸せであるほど、失う恐怖が増す……母としての複雑な感情を抱く歩

アメリカから日本への帰国の旅は、散々なものでした。子供たちがマナーが守れなかったせいで周りの視線が気になって、歩の精神はすでにかなりすり減っています。

色々ありましたが、何とか実母たちとの待ち合わせの旅館に到着することができた大西一家。

しかしその後の旅行先で、愁真がキャリーバックを無くしかけたり、朱鞠が行方不明になったり、ハプニングが耐えません。

親として子供を完璧に見守ることができなかった歩は、さらにショックを覚えます。そんな彼女の脳裏に過っていたのは、自分たちのミスのせいでもしかしたら愁真や朱鞠を失っていたかもしれないという恐怖でした。

今が幸せであればあるほど、この幸せを失うことに対する恐怖もどんどん増していくことを感じる歩。

歩は、親としての幸せと恐怖を同時に味わわされるのでした。

親としての幸せと責任

今回歩が抱いた「幸せであればあるほど、それを失う恐怖も増す」という矛盾した感情は、家庭を築いて親になった人なら誰もが一度は思うことでしょうね。

毎回毎回「母親あるある」すぎる歩の心情に共感させられまくりです。やはり子育て中の女性には是非読んでいただきたい作品だなと思いました！

そして歩と気持ちが一緒なのは朋生も同じのようです。

歩に日本から仕事の依頼が

今回の騒動の傍らでは、歩の仕事面でもちょっとした出来事がありました。

現在、歩の仕事はニューヨークを中心に依頼を受けていますが、最近になって時折、日本人から「日本でのパーティーを企画してほしい」と依頼が入るようです。

どうやらSNSを見た人たちがサーチをかけて、歩の会社にたどり着いて連絡をとってきているのだそう。

歩はそれらの電話を受ける度に、今までは何も考えずにニューヨークで仕事していたけれど、今後の自分はもう日本に住むことも日本で働くこともないのだろうか？という想いに駆られるようになってきていました。

久しぶりに両親にも会ったということもあり、歩はもしかしたら日本が恋しくなっているのかもしれません。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

今回も母親なら誰もが共感できるような回でした！毎回そうなんですが“母親あるある”の中でも特に「ささいな悩みすぎてなかなか人に打ち明けることもないような微妙な負の感情」をチョイスしているんですよね。自分も抱いてしまっていた罪悪感のある感情を、こうしてマンガの中で見ると……なんだかどこかホッとしてしまう自分がいます。

幸せであればあるほど失うのが怖いというのは、言葉をかなりオブラートに包んではいますが、単刀直入に言うと子供を失うことやパートナーを失うことに対してなんだろうなと思いました。

林檎と蜂蜜walk・第60話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ クッキー1月号

歩は子育てに悩みつつも何とか双子を連れての帰省を果たします。子供たちの成長を通して、...