白紙の上でさようなら・第6巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「白紙の上でさようなら」第6巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

あなたはもう家族じゃないから。 勇気を出して実家に連絡した恵を母は拒絶しました。思い返せば、一度も母に認められたことの無い恵。それでも母に見てもらおうと必死に生きてきました。

どれだけ頑張っても認めてくれない母
なのに、辞退した賞金を勝手に受け取って使い込んでいてーーー

勉学に長けていた姉ばかり贔屓していた母親。それでも恵は母親に認めてもらおうと必死でした。でも結局、姉が受験に失敗したタイミングで恵は漫画家デビューを果たしてしまいます。失敗した自分の前で成功した妹に耐えられなくなった姉は引きこもりになり、母はその責任を全て恵に押し付けました。 大切な子供のどちらかを贔屓して育てるなんて絶対にあってはならないことです。たしかに勉強が出来る方がいい子だとされがちですが、絵を描けるのも、運動が出来るのも、何か秀でたことが1つでもあれば、十分なはずですよね。なのに、母親はどうしてあそこまで恵を認めなかったのでしょうか？

恵は必死に努力をして、ようやく勝ち取った漫画家の夢まで否定されてしまいました。一度は家族から逃げた恵でしたが、やっぱりまだ心の奥底には母親に認められたいという思いがあったみたいです。でも、子供なら親に褒めて欲しいと思うのは当然ではないでしょうか。それはきっといくつになっても変わりません。 それなのに母親は恵を拒絶するどころか、家族から追い出してしまいました。

もうこんな母親を見限ってしまって、恵は恵の人生を歩むべきだと思います。夫も信頼できるビジネスパートナーもいます。いまさら家族に固執してもなにもいいことはありませんよね。

しかし、気になるのは母親がどうしてここまで恵を冷遇するのか、です。 たしかに姉が受験に失敗したことを知らなかったとはいえ、恵が漫画家デビューを果たしたことを苦に姉が引きこもりになってしまったのは事実。もちろん、姉だって受験に向けて頑張っていましたから、もうちょっと気を使えと思ってしまうのは百歩譲って良しとしましょう。百歩譲らないとだめですが

ですが、どうやら恵はその時だけではなく、幼い頃からずっと姉より下に見られてきました。その原因はいまだにはっきりしませんが、どうやら今回ちらりと映った回想シーンから、まだ登場していない恵の父親にその原因はありそうです。芸術的な才能を持っていたせいか、幼い頃から繊細だった恵。そんな恵を抱きしめながら父親らしき男性は、姉と同じように考えるなと母親に言っていました。

もしかしたら恵の両親にはなにか確執があったのかもしれません。でも、それって恵にはなんの関係もありませんよね？

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この母親、本当になんなんでしょうか？見ているだけでイラつきが募ります。大事な子供の大事な夢を踏みにじっておきながら、努力の末つかみ取った賞金を横から掠め取るなんて最低です。しかも、それを悪いとも思っていないで、慰謝料とまでのたまうなんて親である資格ありませんよね。たぶんですけど、姉が引きこもりになったのもこの母親のせいな気がしませんか？