星降る王国のニナ・第43話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜BE・LOVE

「BE・LOVE」に掲載されている「星降る王国のニナ 」第43話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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ニナがフォルトナから国外追放！？

牢屋から出たい！ニナがそう強く願ったことによって、落雷が牢屋の入り口を直撃しました！近くにいたアンが大怪我を負ってしまいます。

ニナは自責にお年に駆られ、愕然としました。願ったことが現実になる……そんな神業的な力を持つ星の民としての自分の存在が、ひどく恐ろしく感じます。

翌日、アズールによって偽りの姫・ニナに対する審判が下されることに。アズールの口から発せられたのは、国外追放の命でした。

星の民の力

本物のアリシャ姫から、星の民の力について聞かされるニナ。願ったことが現実になるという信じられないような星の民の力ですが、思い返せばこれまでの旅路で思い当たる節は数多くありました。ガルガダの監獄での火山噴火もそうですが、今回、ニナが牢屋から出たいと願ったことによってフォルトナは大嵐に襲われています。

セトが抱いていたのは偽りの愛？

ここで疑問になるのが、セトがニナを愛したことも、星の民の力によるものだったのかという点です。当初ニナは、フォルトナの姫としてガルガダに嫁ぎに来ました。ガルガダの王子に気に入られなければ！と常に気を張っていたのです。その願望が星野民の力によってセトに共鳴し、セトはニナに愛情を抱くようになったのではないか、という可能性があります。

アズールの愛さえも偽物？

本物のアリシャ姫の話によれば、星の民の瞳には人を魅了する力があるのだと言います。それは、心が虚ろなものに程、影響を与えやすいのだそうです。アズールは本物のアリシャ姫からその話を聞いて、ニナと目を合わせることを避け始めました。確かに、ニナと出会った頃のアズールはフォルトナのために尽くすことだけを考える傀儡のような人間でした。アズールは、当時の自分がニナの魅了の力によって心を奪われた状態にあったと自覚しているのでしょうか？もしそうだとしたら、ニナとアズールの恋は一体何だったんだという話になってしまいます……。

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ニナの出自や能力にまつわる新たな情報が波のように押し寄せてきます。ニナは存在するだけで国や人の運命を大きく左右させる存在であることが明らかになりました。

ニナが願うことが現実になる。ということは、ニナを慕っている人間たちも、本人の石ではなく、ニナが望んだことによって仲間になってくれたのかもしれません。特に、ガルガダで仲間になったソル将軍なんかはいい例のような気がします。もともとガルガダの名称軍だったソルが、星の民に興味があるからという理由だけですんなりニナの仲間になったのは、確かに違和感がありました。

しかし、仲間たちの絆やアズールの愛を考えると、ニナが星野民の力だけで人々を魅了していただけではないと信じたいところではありますね。