じゃのめのめ・第10話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ ココハナ2月号

「ココハナ」2023年2月号に掲載されている「じゃのめのめ」第10話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

きよら様を救うべく瞳子が立ち上がる

きよら様を婿にとるために、異界では争いごとが起きていました。そんな中、きよら様がある晩に突然瞳子の前に戻ってきます。

しかし、どうやらきよら様は瞳子が誰なのか全くわかっていない様子。それどころか腹心だったはずの河童たちにまで鬼畜な態度をとるきよら様。

鬼のように冷酷な態度をとるきよら様を正気に戻すべく、瞳子は夜刀の目の能力できよら様を睨みつけ、気絶させます。

瞳子は、きよら様を元に戻すべく、その昔、きよら様の祖父である獄炎鬼を追放したと言われる夜刀神（ヤトノカミ）の力を得ようと、五王山へと向かう決意をするのでした。

きよら様が異界へ向かった理由

そもそも、きよら様が異界へ向かった理由は、自分の中に潜む鬼を消し去るためでした。それが完了するまでは瞳子の前に戻るつもりはないと決意をしていたはずなのです。

それが、どういうわけか異界ではきよら様を婿に迎えようと争いごとが起き、きよら様は鬼の娘たちから追いかけまわされる展開になってしまっています。

果たして異界で何が起こったというのでしょうか。

きよら様の中の鬼

もしかしたら、鬼の一族がきよら様の中に潜む鬼の魂を強めるために何かしらの細工をした可能性も考えられます。

どう考えても今のきよら様は正気ではありませんし、鬼としての残酷さが前面に出てきてしまっている気がしてなりません。

現世に婚約者候補の鬼の娘たちが追かけてきたことからも、異界で起きているきよらさまの婿騒動はかなり深刻で鬼たちにとっては一族の命運をかける争いといっても過言ではないのかもしれません。

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今話のキーマンになっているのは、300年前から行方知れずになっていると言われている夜刀神です。どうやら夜刀神は300年前に五王山で目撃されたのを最後に、その姿を見た者は誰もいなくなってしまったのだとか。

最後に目撃された場所で隠居生活をしている可能性は高いですが、瞳子は果たしてどうやって夜刀神を見つけるつもりでいるのでしょうか。

見つけたとしても夜刀神を味方につけることができるという確証もありませんし、山に入っている間にきよら様が目を覚ましてしまう可能性も十分にあります。

最悪の状況の中、一人で山へ入り夜刀神の捜索をしなければいけない瞳子。何とかしてきよらさまの正気を取り戻してほしいところではありますが、現状ではうてる策がすべて成功率も低く手がかりもほとんどないものばかりになってしまっています。

はたして瞳子の思いはきよら様に届くのでしょうか。