私の胎の中の化け物・第37話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ コミックデイズ

「コミックデイズ」に掲載されている「私の胎の中の化け物」第24話～第26話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

見ているものは見たいようにしか見えない。

千夏が口にした言葉はたしかに暁良を思考の渦へと突き落としました。今まで親友だと思っていた紗絵の正体は？今まで優等生だと思っていた千夏の正体は？ぐるぐると吐き気のするような思考の中で溺れる暁良。一方、刑事の一人が千夏の存在に気付き始めてーーー!?

しっかり者の暁良にとってどこか頼りない紗絵は守るべき対象でした。しかし、それは事実でしょうか？いままで紗絵は力の強い者に依存し、学生生活を送る様子が描かれています。これは頼りない人がする行動ではありませんよね。狡猾で、自分の都合の良いところへと立場を変えられる俊敏性と適応性のある人のする行動です。そう考えると紗絵にとって暁良は寄生先の一つでしかなかったことになります。

そして、暁良もまた紗絵を利用していましたよね。紗絵を面倒見る優しくてしっかり者の暁良。これは逆にいえば、紗絵がいなければ、考えていることのよくわからない威圧感の強い人です。言い過ぎかもしれませんが、見方を変えれば、これだけ印象は変わります。この事実に気づいてしまった暁良。一体どんな行動に出るのでしょうか？

まさか、あの小さな事件が千夏に捜査の手が伸びる気脚気になるきっかけになるとは思いませんでした。その事件とは千夏が学校に復帰する直前に暁良と紗絵と行ったショッピングモールで起きた、吹き抜けに計器やカートを放り投げるという迷惑行為事件です。これは思い詰めている様子の男性を千夏がけしかけ、起きてしまいました。しかし、この男性は警察に捕まると「天使」に出会ったと話しています。

もちろん、その天使とは千夏のこと。そして、天使について黒髪の少女だということも語っています。ただそれだけですが、長い黒髪の少女と聞いた警察の脳裏に、直前に起きた千夏誘拐事件がよぎるのはそこまでおかしい話ではありません。だって、千夏は殺人鬼のもとから逃げ出した奇跡の少女ですから。この気付き、一体これからどう関わってくるのでしょうか？そして、千夏の狂気は警察にも向くのでしょうか？

少しずつ物語がまた動き始めましたね。それも暁良が千夏の新たな仲間にも標的にもなれる場所に立つような流れです。一体千夏は暁良にどちらを選択させるのでしょうか？どっちに転んでも良いことはありませんが、正義感がゆらぎ始めている今、暁良は狂気への道を歩みかねません。静かに見守りましょう…

紗絵ってかわいい

ごく普通の褒め言葉であるはずなのに、千夏の歪な笑みに暁良は恐怖を覚えます。本当は紗絵のこと、「ウザくて」「鬱陶しくて」「邪魔だ」って思ってるのかと聞かれた千夏は保健室を飛び出しました。千夏の問いかけの真意はーーー⁉

深淵を覗き込む時、深淵もまたお前を見ている。この言葉を思い出してしまうような狂気を千夏から感じました。たしかに人の行動で目につくところがある時、自分の周りの人もそう思っているはずだと思いがちですよね。そして、その批判は自分の意見ではなく、自分の周りにいる人の持っている意見だと思ってしまいます。あくまでも自分はその人に向かって悪く思っていない、思っているのは他の人だと思うことで自分を守ろうとする感情です。

これは当然の考え方だと思いますが、暁良は紗絵を守るべき存在で、側にいなきゃいけないと思っていました。ですが、心の何処かで誰かに依存し、依存先を失わないために必死になる紗絵を「ウザい」「鬱陶しい」と思っていたようです。そう言われて飛び出したところを見ると千夏の言葉はどうやら間違っていなさそうですよね。少しずつ千夏によって入れられる友達たちの間のヒビ。このヒビはいつか割れ目になり、裂けてしまうのでしょうか？

千夏のことを知る人はみんな、優等生で優しくて明るい子だと誰もが言うでしょう。それは小さい頃から見ている両親はもちろん、いつも一緒にいる友だちたちも同じだと思います。しかし、千夏に心酔しているあの2人だけはきっと違う意見を持っているはずです。イカれている、欲望に忠実、頭のネジが飛んでいる。どう表現するか、気になるところですが、少なくとも他の人たちとは違う意見だと思います。

そんな千夏の一面を暁良は見てしまいました。これは千夏の計画なのでしょうか？それとも隠し続けてきた本性を最近よく出しているので、思わず出てしまっただけなのでしょうか？どちらにしろ恐ろしいですが、これは暁良が次のターゲット説が濃厚になってきましたね。もしかしたら先に紗絵を殺してから、なのかもしれません。これからどうなるのでしょうか？

少しずつ暗雲が立ち込めて来ましたね。ここから先を見るのが怖いような気がしますが、どうにも次のターゲットが気になります。千夏のことですから素直に手を出すとは思いませんよね。これから千夏はどんな惨劇を見せてくれるのでしょうか？

あの事件からずっと休んでいた千夏を昇降口で待っていたのは暁良でした。教室に入りづらいだろうからと気を聞かせてくれたり、紗絵と仲直りするための時間を作ったり、なにかと気を回す暁良。その性格を作ったのは幼い頃に亡くなった紗絵の姉の存在です。

姉の代わりに紗絵を支えてきた。そういう暁良に、千夏はあの事件のことを口にしてーーー⁉

インフルエンザとか怪我とか、長期間休むと悪いことをしていないのになんとなく教室に入りづらいですよね。そんな時、友達がいてくれると気が楽になる気持ちはわかります。なので、千夏にとって待っていてくれた暁良の存在はかなりありがたかったはずです。しかし、そんな暁良を悪く言う声が教室から聞こえると千夏は自分の付き添いということで、ちょっとサボろうと保健室に誘いました。

暁良からすれば、授業をサボるだけのちょっとした悪いこと。ですが、暁良も千夏もいない教室にはいった紗絵はどうでしょうか。あの事件から紗絵が千夏を置き去りにしたから事件に巻き込まれたという話が広まり、紗絵は肩身の狭い思いをしています。そんな紗絵が教室に一人っきりになったらどうなるでしょうか？かなり辛そうですよね。

紗絵と暁良は小さい頃からの幼馴染です。よく紗絵の姉と3人で遊んでいた仲でした。そんな3人の関係が崩れたのは紗絵の姉が亡くなった事件。その内容は家族間の問題だからと暁良も亡くなった理由は知りませんが、これ、かなり怪しいですよね。紗絵のあの性格にはなにか理由がないとああはならない気がします。

そして、紗絵の姉の死は暁良の性格にも影響を与えました。姉がいなくなって不安定な紗絵を支えなさいと言われたせいで、なにかと紗絵に構うようになったそうです。そのおかげで暁良は他人に気を使う性格になりました。なにかと気が回るのは良いことですが、あまり千夏に首を突っ込みすぎるのはどうかと思います。次のターゲットが暁良にならないことを祈るばかりですが、紗絵と暁良、2人とも危険な場所にいるのは明らかです。

嵐の前の静けさが続きますね。ですが、少しずつたしかに千夏の狂気は顔を出しつつあります。千夏の殺人衝動は人を一人殺したくらいじゃ収まらないみたいですね。次の被害者が一体誰になるのか、気になるところですが、千夏か紗絵、どちらかになるのは間違いなさそうです。

一緒に遊びに行かない？ 事件から学校を休み続ける千夏にそう連絡を入れたのは友人の暁良でした。殺人鬼の死亡事件から千夏のことを探り始めている暁良は同級生の紗絵と一緒に現れます。いじめっ子気質で相手の逆鱗に触れるようなことを言ってしまいがちな紗絵。

紗絵に対する千夏の反応を見逃さないよう見つめる暁良ですが、同じように 千夏も暁良を見ていてーーー⁉

殺人鬼の次に千夏の被害者になるのは誰か気になりますが、こうやって見てると紗絵が結構可能性高いですよね。比較的クラスで目立つほうの紗絵ですが、最近はすっかり立場が弱くなっています。しかも、そこにマラソン大会での失態。千夏と一緒に走っていたのに、千夏が体調不良でコースを外れた時、紗絵は着いていきませんでした。そのせいで千夏が殺人鬼に襲われたという話がクラスで流れ始めてしまっています。しかし、紗絵はその噂が流れる原因が自分の危うい言動のせいだとは気付いていない様子。なのに、無防備な状態で落とし穴を踏み抜きに行くので、見ているこっちが不安になりますよね。

しかも、噂のおかげで紗絵は孤立しつつあります。狙う気になれば、いつでも狙える状態。こんな好条件を千夏が逃すでしょうか？ただ、ちょっと気になるのが殺人鬼を殺した時の退屈そうな仕草なんですよね。どうやら千夏の好奇心を満たすには殺人鬼では足りなかったようでした。なので、次の標的は紗絵よりももっと歯ごたえのある人の可能性が高そうですよね。

嵐の前の静けさが少しずつ騒がしくなってきました。その台風の目にいるのはもちろん千夏の友人、暁良です。暁良は事件が起きてから千夏は何かを隠していると確信しており、危うい調査を続けています。正々堂々と言えば、言葉は良いのですが、大手を振って歩き過ぎるのは決して安全とは言えません。見ている限り、暁良はまだ千夏のことを疑っているというよりは、何を隠しているのかが気になるという感じです。それ以上踏み込まなければ、千夏という深淵は暁良に毒牙を伸ばすことは無いでしょう。

しかし、深淵の中にある真実を探そうと覗き込めば、深淵もまた中に引きずり込もうとしてきます。ましてや千夏のような深淵ならより狡猾に、より自然に、より気付かれないように引きずり込んでくるはずです。伸びて来る毒牙に暁良は気付くことは出来るのでしょうか？そして、千夏の毒牙が向く先は本当に暁良なのでしょうか？

背筋がぞっとしてきましたねー！しかもさらっと千夏は精神的に追い詰められている男性の背中をそっと押して、ショッピングモールの吹き抜け部分から棚を落とさせるという凶行を実行させています。なんだか、千夏最初よりかなりパワーアップしていませんか？なんというかマインドコントロールが上手くなったというか、人を操るのが上手くなったように感じます。これから千夏はどんな闇を見せてくれるのでしょうか？

マラソン大会の途中、具合が悪くなって保健医とともに列から外れたところを襲われました。 たまたま逃げ出せて、たまたま通りがかった友人が助けてくれました。

殺人鬼を殺した千夏が作ったのはあまりにも穴だらけの口裏合わせストーリーです。しかし、それを誰もが信じて、メディアが取り上げます。渦中の本人は気まぐれな猫に振り回されながら学校を休んで、ゆったりとした時間を過ごしていました。

一方、千夏の友人、 暁良が少しずつ真相に気付き始めてーーー⁉

人を殺した後、普通ならどうなるのでしょうか？きっと多くの人がバレるのが怖くて、震えながら家やホテルなどに引きこもるのだと思います。しかし、この物語に出てくる人は誰もそうしていません。唯一近い行動をしているのは千夏に手を貸した男子生徒、悟。ですが、布団の中で悟が震えているのは恐怖からではなく、階段から転落した塚田という教師を千夏が殺したという事実とその事実がありながら塚田の死に涙を流してみせた千夏の異常さに感動にも似たものを感じているからです。

悟は元々美術部だったので、人とは違う感性を持っている可能性は十分にあります。それでも殺人に感動するのは結構異常ですよね。それに悟とともに千夏に手を貸したいじめられっ子の槐はごく普通に学校に登校していました。 一体二人にとって千夏はどんな人なのでしょうか。そして、千夏は二人をどうしたいのでしょうか？恐ろしい想像をせざる負えない嵐の前の静けさを感じます。

さすがに千夏の作った口裏合わせはあまりにもガバガバでしたね。あまりにも偶然が重なりすぎています。それに報道では女子生徒や男子生徒のように名前を伏せて報道されましたが、身近で起きた事件なら誰を指しているかはすぐにわかってしまいますよね。自分たちの学校が取り上げられている事実にはしゃぐ友人たちを他所に、千夏の友人、暁良はその話の矛盾点に気づいてしまいました。きっかけはバス運転手をしている父親の一言です。 ジャージ姿の男女の学生がバスに乗った。その一言だけで偶然通りかかって千夏を見つけたという供述が嘘なのは明らかになってしまいます。

そこから暁良は聞き込みを始めてしまいました。バスに乗っていた男女の学生であろう悟や槐などに接触し、それを隠そうともしていません。怖いのはこれを千夏が知ってしまうことですよね。幼い子供のように興味本位で動いているように見える千夏はもしかしたら暁良までもを手にかけてしまうかもしれません。どうか、そうならないように祈るばかりですが、千夏の頭の中を覗いてもそれはきっとわかりませんよね。

嵐の前の静けさですね。これで殺人鬼編は一応終わったことになりますが、まだまだその余波は続いています。この事件に関心を持ってしまった千夏の友人、暁良。目の前で行われた異常な行為に興奮する悟。千夏に心酔する槐。そして、周囲など気にせず、普通にいい子で、普通に異常な自分で居続ける千夏。これからどうなってしまうのでしょうか？

友人の助けにより、殺人鬼の魔の手から逃れた千夏。 立場が逆転して、逆に追い詰められた殺人鬼は千夏の浮かべる怪しい笑みに初めて 死の恐怖を感じました。今まで自分が殺してきた被害者と同じ恐怖の中、千夏を追い詰めるために必死で縄を解いた殺人鬼。

しかし、首に突きつけられるガラス片に怯えること無く、殺人鬼とともに千夏は池に飛び込んで−−−⁉

千夏は人の嫌がるところを見つける天才ですね。今回、千夏が明らかにしたのは他人を大勢殺してきて、人よりも多く死に触れてきた殺人鬼の恐れる死に方でした。確かに、千夏を捕まえたとき、殺人鬼は得意げに水に溺れて死ぬ怖さを得意げに語って聞かせています。読んでいたときはただ好きな殺し方なんだろうな、程度にしか思いませんでしたが、千夏はその語り口から殺人鬼が最も恐れている死に方が溺死だと見抜きました。 実際千夏とともに池に落ちた殺人鬼は沈んでいく意識の中で、上へ上がっていく千夏の顔を見ながらかつて殺した少女のことを思い出しています。もしかしたら、あの少女は殺人鬼を殺人鬼足らしめた理由だったのかもしれません。

人の弱いところを見つけられる才能は社会でいくらでも役に立ちますよね。守りたいと思ったときにはその弱いところをフォローしてあげて、自分に不要な人なら弱いところを突いて遠ざけることが可能です。やっぱりサイコパスが出世するっていう噂は本当かもしれませんね。実際千夏が恐ろしいことをしているとわかっているのに、着いてきてくれる友人がいます。それはきっとサイコパスの千夏が持つ不思議な魅力のせいのような気がしてなりません。

さて、今回もまた千夏の恐ろしい面が明らかになりましたね。もちろん、殺人鬼を殺す方法として家を燃やす炎の中に突っ込むのではなく、斧でぶん殴るのでもなく、わざわざ運んでまで水死を選んだのも恐ろしい一面です。それに、最後の最後で殺人鬼に反撃されたときにためらいなく湖に落ちたのも背筋がぞっとしました。しかし、それよりも怖いのは湖の中に落ちていく殺人鬼を見つめた後、上がってきた千夏のつまらなそうな態度です。

いくら相手は殺人鬼とはいえ、人を突き落とすことは殺人に違いありません。普通なら恐ろしくて仕方がないはずなのに、千夏はけろっとしていました。しかも、殺人という重たい罪を犯したという達成感も万能感も感じず、ただ着替えたいと呟くだけだったのもまた恐ろしさを強調しています。千夏の目に人間は一体どのように見えているのでしょうか？もしかしたら、人間も人形もなにも変わらないように見えているのかもしれません。

ついにまた被害者が出ましたね。今度の被害者は殺人鬼です。超嫌な奴だったので正直殺人鬼がどうなろうと知ったこっちゃないのですが、千夏のネジがどんどん吹っ飛んでいるのが気になります。千夏はここから先、どこに進んでいこうとしているのでしょうか？そして、彼女の友人たちはどこまでの覚悟で千夏と一緒にいるのでしょうか？

殺人鬼に拘束され、助けに来てくれた友人も殴られて気絶。今にも殺されそうな状況の中で千夏は思わず笑ってしまいます。足の間を流れる血の感触に嫌悪感を覚えながら千夏は、殺人をする俺カッコいい状態の殺人鬼を笑い飛ばしました。

このままスパッと殺されるのも面白いかも
そう思った瞬間、飛び起きた友人2人によって形勢逆転してーーー⁉

殺人鬼に捕まった千夏を助けに来たのは友人2人です。その行動力は驚くほどのものでした。学校に戻ってからまだ千夏が戻っていないことを知った2人が確認をしたのはGPS。ほとんどの携帯は基本的にGPSが入っていますし、元々千夏は何かがあったときのために2人にGPSを共有していました。でも、だからと言ってすぐにGPSを見て、居場所がわかったら一時間に一本しかないバスに飛び乗って、さらに数十分歩いて助けに来る。なんてすごすぎますよね。

ですが、2人のおかげで千夏は助かりました。そして、もう1ついい事があります。それは今千夏たちがいる一軒家の周りには人気がほとんどないことです。おそらくここでどれだけ騒ぎを起こしても、その音を聞きつけて誰かが来る可能性はほとんどないでしょう。あるとすれば、千夏たちがいないことに気付いた教師たちが探しに来るくらい。それまでにすべてを済ませれば、千夏的にはハッピーエンドですね。

殺人鬼に捕まってなお、笑える千夏はさすがですね。本当に自分の好きなように生きているという感じです。そんな千夏が気付いたのは同じ殺人を経験している人間でも、自分と殺人鬼は違うこと。千夏はこれまで教師などを手に掛けてきました。それは殺人鬼も同じ。興味本位で女の子を湖に落としたところから殺人に嵌ってしまった殺人鬼は何人もの人を手に掛けています。 しかし、千夏が自分と違うと気付いたのは殺人鬼が最初の殺人に取りつかれているところ。最初の殺人の高揚感を後追いし続け、凶悪犯と呼ばれることに満足感を得ているところです。

千夏の殺人の理由は興味や快楽。こう見ると大分殺人鬼のほうがまともに見えませんか？殺人はもちろん悪い事です。どんな理由があってもやってはいけません。でも、無邪気に人を殺す千夏を見ていると何を考えているのか、その底になにがあるのかわからなくて、どんどん引きずり込まれるような感覚になります。 殺人鬼の手から逃れて、形勢逆転した千夏。その手に握った斧で殺人鬼をこれからどうするつもりなのでしょうか？

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相変わらず千夏はぶっ飛んでますね。いや、かっ飛んでるというか、とにかく私たちとは別の次元にいる感覚がずっと続いている感じです。命の危機だというのに爆笑したり、生理痛の薬が飲みたいと言ったり、どうやら千夏の中で自分の命の優先順位はそこまで高くない感じがしますよね。それでも生きていたいと思った千夏が手に取った斧。これは殺人鬼に振り下ろされるのでしょうか？