スマイリー・第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜漫画ゴラク

「漫画ゴラク」に掲載されている「スマイリー」第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

夫を殺した心笑会を追い詰めて欲しいと鈴村に頼まれた記者、辻。ですが、目の前で心笑会が実際に人の命を奪う場面を見て、脅迫されている辻は恐怖から動くことが出来ません。そんな辻の心を動かしたのは妻の一言。

守るべき家族の言葉を胸に、辻はあることを思い出してーーー⁉

宗教を信じることは決して悪い事ではありません。基本的に信じることもまた悪い事ではないのですが、それが妄信とか、疑えないとか、のめり込んでしまうとなると話は変わります。例えば、人を殺すのはもちろん犯罪です。しかし、信じる宗教や人がそれを善とするなら悪い事ではないと思ってしまうのは問題ですよね。なんというか、判断を自分ではなく、他に任せてしまうと大体が良くない方向に働く気がします。

おそらくですが、この心笑会もまた信者の判断能力を奪っているようですね。今回辻が追い詰めた渡辺という男は早川という世界的な建築デザイナーを殺しています。しかもただ殺すだけではなく、遺体をバラバラにして隠すことまでしました。事件だけを見れば、ただの殺人事件に見えます。しかし、その影には心笑会がいました。それを辻に伝えたのは早川の妻である鈴村。辻の手により明らかになる心笑会の姿が楽しみですね！

鈴村から心笑会の悪事を暴いて欲しいと頼まれた時、辻は一度調査を諦めました。心笑会にバレないための通信手段として鈴村が渡してくれた番号も捨ててしまっていたので、本気で諦めるつもりだったようです。ですが、そんな辻が思い直したのは妻の一言でした。心笑会を探っていた立石という男が、心笑会の信者の手によって殺されるところを辻は目の前で見ています。しかもその時に、もしもこれ以上自分たちを探れば、家族もこうなると脅迫までされました。

鈴村の依頼にそれを思い出した辻が漏らした、会社を辞めたいという弱音。その言葉に妻は怒るどころか、それも良いと笑いました。驚きですが、新婚の時、記者という仕事に悩んでいた辻は同じことを言っています。そして、そんな時辻を踏みとどまらせてくれたのは記者の仕事は先輩の言葉。記者は確かに人の腹を探る仕事です。ですが、その腹が明らかになって助かる人もいるというその言葉に救われました。 初心を思い出した辻が見つけたのは15年前の写真。そこには殺人犯、渡辺のかつての職場が映っていました。これがどう関係してくるのでしょうか？

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謎が明らかになってきましたね。渡辺がなぜ世界的建築デザイナーの早川を殺したのかはまだ明らかになっていません。しかし、一度諦めかけた辻が持ち直したことで、それが明らかになりそうです！一体、これからどうなってしまうのでしょうか？そして、心笑会は何を企んでいるのでしょうか？