【第11話更新】ご懐妊!! ・あらすじ（ネタバレあり）考察と感想 ｜ めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「ご懐妊!!」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

美保子が流産の過去を打ち明ける

自分が妊婦になったことで、一色部長から女として見てもらえていないのでは？と不安を募らせる佐波。一色部長からは謝罪文が届きますが、佐波はそのメッセージを無視してしまいます。

元気がない佐波を心配した美保子が、家に遊びにこないかと招待してくれます。そこで佐波は、美保子が最初の子供を10週目で流産していたことを知ることに。

美保子の話を聞いた佐波は、一色部長ともう一度話し合いをすることを決意します。すると、一色部長の本音がようやく明らかになり……？

美保子の不妊治療

現在妊娠中の美保子。今はお腹も大きくなり出産も間近ですが、実は1人目の子を流産し、その後長きにわたって不妊治療をしていたことが明らかになります。義務のような夫婦の営みに精神はすり減っていき、夫婦が不妊治療をあきらめた直後、美保子は自然妊娠したのだそうです。壮絶な過去をもつ美保子の話を聞いて、妊娠や出産をやや楽天的に考えていた佐波は、考えを改めて危機感を持ったように思えます。

一色部長の本音とは

佐波からの夜の営みの誘いを断ってきた一色部長ですが、普通に佐波の体とお腹のあかちゃんのこと両方を気遣ってのことでした。むしろ佐波に対しては、今までの相手の中で一番カラダの相性が良かったとすら想っているのに、佐波は自分が一色部長に女としてみてもらえていないと勘違いしてしまっていたのです。

美保子が2人を仲を取り持つ形に

美保子の発言から、「妊娠はいつ何があるかわからない」「赤ちゃんは夫婦の絆を深めてくれる存在」という話を聞いてから、佐波は自分の考えを改めました。佐波は、自分が母親になることの自覚がいまいち足りなかっただけなのかもしれません。美保子の話によって、ようやく妊娠出産の大変さやに対する危機感をようやく持ち始めたように思えました。

お腹に赤ちゃんがいる状態で営みをして、本当に影響がないかどうかは実際のところわからないですものね。大事だからこそ手がだせなくなってしまった一色部長の気持ちは痛い程わかります。反対に、佐波は妊娠を少し楽観視していた所があったことを自覚すべきだと思いました。

佐波もそうですが、一色部長が普段から本音を語らなすぎるため、佐波が誤解してしまっても仕方がない状況だったとも思います。今後は子供のためにも、想っていることを正直に言い合う夫婦になっていってほしいなと思いました。

話し合いの末、やっと誤解も解けて、普段通りの関係に戻ることができた佐波と一色部長。話し合いのシーンでは、一色部長の赤裸々な本音を見ることができます！内容が気になる方はぜひ漫画をチェックしてみてください！

私とお腹の子供、どちらが大切？

佐波（さわ）の妊娠経過は現在6ヶ月で、安定期に突入しています。そんな中、一色部長が二週間のシンガポール出張へ行くことに。佐波は、海外出張で不便になるのは結婚式の準備くらいだろうと、軽く考えている模様です。

帰宅後、一色部長が机で酔いつぶれてるのを発見する佐波。この機会を利用して、佐波は普段なら聞けない質問を一色部長にしてみることにします。すると、一色部長の口からは意外な言葉がでてきて……。

一色部長の発言から、佐波の中である疑念が生まれてしまいました。それは、一色部長が大事に想っているのは自分ではなくお腹の中の子供だけなのではないか？というネガティブな感情です。

佐波は自分が一色部長に女として求められているかを確認すべく、大胆にも妊娠中だけど夫婦の営みをしてもいいと申し出ます。しかし、一色部長はそんな佐波の申し出をあっさりと断ってきて……。

佐波の質問内容

酔いつぶれた一色部長に対して佐波がした質問は、本当に自分と結婚して良かったのかという質問でした。もちろん、部長が酔っていないときにこんな質問、普段なら絶対にできません。それに対して一色部長は、酔っているせいもあってか珍しく弱音を吐いてきます。

一色部長の弱音とは

一色部長は頭も良くて仕事もできておまけにルックスも100点満点の男性です。これまで女性に困ったことはありません。しかし、家庭を持つためにはある自分がある程度の地位と資産を手に入れている必要があると考えている模様。家庭の土台ができるまでは結婚などせず遊んで異様と考えていたはずなのに、いつのまにか妻子ができてしまっていた……というのが一色部長の弱音のようでした。

大事なのはお腹の子供だけ？

あっさりと夜の営みを断られてしまった佐波は、自分が一色部長に女として見てもらえてないと勘違いをします。しかし、一色部長がそんな理由で佐波のことを突き放すとは考えにくいです。おそらく一色部長は佐波の体調を気遣って夜の営みを断っているだけにすぎないのでしょう。

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明らかに佐波の体調を気遣ってくれる一色部長。しかし、佐波はそんな一色部長の言葉すら、“どうせ大事なのはお腹の子供だけなんでしょ！”とネガティブな理屈に変換して考えてしまいます。

そんなネガティブさは、もしかしたら妊娠の影響による女性特有の苛立ちなのかもしれません。マリッジブルーやマタニティブルーと似た現象かもしれませんね。