瓜を破る・第57話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「瓜を破る」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

付き合ったはいいものの、距離感が広がってしまう2人

鍵谷（かぎや）と付き合うことになったまい子。頭の中は鍵谷のことでいっぱい！しかし、どうにも自分だけが前のめりな気がして仕方がありません。

そんな中、鍵谷に会うためにせっかく仕事を頑張って早く切り上げて会いに行ったのに、結局、鍵谷は予定があって会えず仕舞いという出来事が起きます。

そのせいでまい子は、電話口で鍵谷になんとなく感じの悪い態度をとってしまい、そこから若干疎遠になってしまった2人。互いに好きの気持ちは高まっているのに、それと比例して不安な気持ちも膨らんでいって……。

タイミング悪く繁忙期

鍵谷にそっけない態度をとってしまったまい子でしたが、その直後からまい子の会社が繁忙期に入り、会えない状況にさらに拍車をかけることになってしまいました。直接会って話をしたい2人ですが、互いが忙しいことを気にしてまったく会う話に発展しないようです。

鍵谷の不器用さ

鍵谷は、まい子以上に現在の気まずさを気にしていました。さらに、まい子のオシャレ着を普通に洗濯していたことがまずかったとようやく気が付き、申し訳なさが倍増します。自分の不器用さを呪う鍵谷。なんだか自信がなさげな様子ではありますが、まい子に対してどんな態度をとればいいか本気でわからないといった感じもあり、だんだんと可哀想に見えてきてしまいました。

将棋に捧げた人生

まい子は鍵谷が奨励会に入っていたことをなんとなく聞いていただけでしたが、若者が奨励会に入るということがどんなに将棋に人生を捧げているのかを改めてしる機会に巡り合います。3年前の26歳まで奨励会に入っており、現在は未経験からの派遣社員……なかなかに厳しい状況の鍵谷。あの日、将棋のニュースを見て帰ってしまうということは、それだけ鍵谷の心の傷が深いとも受け取れます。

現在世間では、あるプロ棋士の快進撃を連日報道していました。鍵谷はそのニュースを見るだけでも辛いようです。友人の理乃から事の重大さを聞いて、ようやく鍵谷の気持ちをほんの少し理解したまい子です。

同時にまい子は、理乃に誘導される形で、「なぜ鍵谷に対して腹を立てていたのか」について考えさせられることに。出た答えは、「鍵谷に会いたかったから。鍵谷が好きだったから」というシンプルな自分の気持ちでした。

そんな単純な自分の気持ちに、今更改めて気づかされるまい子。どうやら疎遠になってしまった2人の関係が、今後大きく変化してきそうです！

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