僕らの好きはわりきれない・ 第16話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜デザート 2024年9月号

「デザート」2024年9月号に掲載されている「僕らの好きはわりきれない」第16話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

花火大会の人混みに押されて、思わず唇が触れ合ってしまった唯と隼人！

事故でキスをしてしまったとはいえ、唇はしっかり触れ合っているように見えました。

隼人はすぐに平常心を取り戻します。想像通りの反応です。

しかしここで意外だったのが、唯も一瞬驚いただけで、その後は動揺することなくいつも通り隼人と接することができていたのです。

唯の中で、隼人に対する気持ちの整理が徐々にできてきたことが伺えるシーンでした。

しかし問題なのは、そんな2人のキス現場を、律が見てしまっていたことです。果たして律は、以前からくすぶり続けている嫉妬心を、どう唯にぶつけていくのでしょうか！

ラストページでは意味深な隼人の表情も……？もしかしたら隼人は、平常心を装っていただけなのかもしれません！

落ち込みぎみの律

律の気分が落ちている理由は、おそらく2つです。それは「迷子になった唯を真っ先に見つけたのが自分ではなく隼人だったこと」と「唯と隼人が事故とはいえキスをしていたこと」だと考えられます。

律は、唯に対する気持ちが膨らむと同時に、本当に唯の相手は自分でいいのか？という不安も膨らんでいるように見えます。

光華と栄知のその後

一方、光華と栄知はその後、うまくいった様子です。光華のほうから、晴れて交際スタートをしたことを唯に報告してくれました。このことを自分のことのように喜ぶ唯。

自分の恋愛よりも、友達の恋愛にドキドキしている唯の様子は、読者視点だと若干モヤっとします。それでいいのか唯！

唯とのキスを思い出す隼人

ラストシーンでは、唯とのキスを思い出す隼人のすがたがありあmした。表情からは正確な心情を読み取ることはできませんでしたが、演出的に推察するなら「隼人が唯とのキスに想いを馳せている」と受け取れなくもないシーンでした。

必死に本心を隠している隼人ですが、要所要所で気持ちが漏れてしまっています。

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兄妹でキスをしてしまうという思わぬハプニングに見舞われましたが、予想以上に事態は静かに収まって行きました。

3人ともそれぞれが冷静すぎます。特に、唯が意外にも隼人とのキスをただの事故として脳内処理していたのに驚きました。

隼人に対する気持ちをクールダウンさせようと試みてきた唯ですが、ここにきてその努力が実り始めているような気がします。

ただ、読者としては寂しい展開です……。もっと隼人と律に、唯をとりあってほしいですよね！