やっとお前が地獄に行くとこ見れるね～商社マンに遠距離不倫されていた私の5年間～・あらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「コミックシーモア」に掲載されている「やっとお前が地獄に行くとこ見れるね～商社マンに遠距離不倫されていた私の5年間～」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

慶介が浮気に走った理由

今回は、浮気をした張本人である慶介視点で物語が進みました。慶介は東京でサラリーマンとして働く男性に強い憧れを抱いていました。しかし、いざ勤めてみるともともと田舎で生活していた彼にとっては東京のノリや雰囲気は理解しがたいものがあったのです。

仕事の能力だけでは東京で昇進するのは無理だと悟った慶介は、誠実さを捨てて東京のノリに身を任せるようになっていきます。その中に含まれていたのが、女遊びだったのでした。

慶介が浮気に走ってしまった理由はまさに、東京に毒されてしまったからなのでした。

そんな慶介側の一応の事情が明らかになった直後、いよいよ結婚式パートがスタートするのですが……。出だしから慶介には地獄のような展開が待っていました。

誠実すぎる田舎者では東京で昇進できない

慶介が状況して変わってしまった原因は、慶介自身の弱さももちろんありましたが、どちらかというと周りの環境が良くなかったことが大きな要因のように思えました。女遊びをしないからといって「昇進できない」と上司からレッテルを張られてしまった慶介は不憫でなりませんでした。

上司に恵まれなかった

上司は、自分の女遊びを肯定したいから、自分の遊びに理解のある部下しか可愛がらないのだと思われます。慶介はそんな不誠実な上司にあたってしまったわけですね。東京で昇進するためには容姿的にも垢ぬけて女遊びも嗜まなければいけない……そう悟った慶介は、タガが外れたかのようにチャラい男性になっていってしまったのです。本当にこんな男が慶介がかつて憧れた東京のサラリーマンだったのでしょうか。

地獄の結婚式がスタートする？

結局、千秋は慶介の浮気を黙認したまま結婚式に挑みました。おそらくこの結婚式で慶介の浮気を暴露するのでしょうが、浮気に至ってしまった慶介側の事情を読んだ直後だと、読者してんからしてみれば少々複雑な気持ちになってしまいます。

第3話目にして怒涛の展開ですね。ストーリーの展開が早くて、あっという間に3話目まで読んでしまいました。

最初は慶介がひたすらにクズ男に見えてなりませんでしたが、慶介が東京で理不尽な扱いを受けて精神的に追い詰められていた背景を知った後だと、慶介にも同情の余地が生まれてしまいます。

千秋も単純に復讐に走る前に、慶介と一度話をするべきだったのではないかと思わざるを得ません。このまま2人が最悪な形で別れたとしても、後味が悪すぎる気がします。

婚約者を地獄に叩き落すために耐える千秋

千秋は、自身の婚約者の浮気現場の盗聴を聞きながら笑みを浮かべていました。どうやら千秋の心は悲しみを通り越して婚約者に復讐をすることに喜びを見出す段階になっているようです。

ここで千秋が慶介の浮気に気が付いた時期の回想シーンが入りました。どうやら慶介は、昇進のために無難な結婚相手である千秋をキープしながら、東京の女性と遊びまくっているようなのです。

そんな慶介に制裁を加える為に、千秋は探偵を雇って慶介を地獄に落とすための準備を着々と進めているのでした……。

千秋は結婚後に慶介の浮気を暴くつもり？

どうやら千秋は何も気づいていないふりをして慶介と結婚をするつもりのようです。そうすれば慶介の罪を浮気から不倫にグレードアップさせることができるためでしょう。不倫ともなれば慶介は千秋に慰謝料を支払う義務が発生する可能性が高くなりますからね。

千秋は慶介と道ずれになるつもりかもしれない

狭い界隈で近所づきあいが盛んな田舎では、離婚歴はけっこうなレッテルになります。しかし千秋はあえて地元での挙式を計画している模様。もし千秋が結婚式で盛大に慶介の浮気を暴こうとしているのなら、サレ妻としての千秋の悪評まで広まっていきそうです。千秋はそれでもかまわないのでしょうか。

昇進の為に結婚する話はよく聞きますが、だとしても無難な女だからという理由で結婚してほしくはありませんよね。そんなモチベーションで夫婦生活をスタートさせても、結婚後の地獄が目に見えています。

慶介は基本的にはクズ男ですが、浮気に至った理由に関して千秋には本当に何も落ち度がなかったのかが気になります。慶介は東京で恰好いいサラリーマンになる！という夢のもと状況しましたが、千秋は地元で流れに身を任せて保育士に身を落ち着かせていました。

2人の向上心にはけっこうな温度差があるように感じられます。もしかしたら慶介が浮気に走ったのにもそれなりに理由があったのかもしれませんね。

遠距離恋愛をしている婚約者の秘密

柳田 千秋は幸せな結婚に憧れる女性でした。しかし婚約者の佐藤 慶介は東京に勤める商社マン。千秋と慶介は、婚約者同士でありながらも岩手と東京で遠距離恋愛を強いられていたのです。そんな2人も3ヶ月後には結婚式を控えています。しかし千秋は、婚約者の慶介の裏の顔に気が付いていて……？

遠距離恋愛中の浮気行為

タイトルから察する通り、本作は婚約者に浮気をされた女性の復讐ストーリーのようです！主人公の千秋は婚約者の浮気を知りながらも、それを黙認し続けていました。おそらく婚約者に復讐するために、あえて婚約者を泳がせて、浮気の証拠集めをしているのだと考えられます。

婚約破棄だけでは済まなそう？

普通なら婚約者の浮気を知った時点で追求をして婚約破棄に至るケースがほとんどでしょう。浮気好意があったとしてもまだ婚約者の段階なら、慶介を法的に裁くことはできませんし慰謝料をとることだってできません。もしかしたら千秋は、慶介と結婚した後に浮気の事実を突き付けるつもりなのではないでしょうか？

第1話から主人公の婚約者・慶介のクズ男っぷりが伺えます。どうやら慶介は田舎の産まれではあるものの東京のサラリーマンに憧れて上京したようです。婚約者が田舎にとどまっているのをいいことに、調子に乗って女遊びを始めたのでしょうね。

しかし、それなら千秋とは正式に別れて東京の女性と改めて交際したらいいのではないでしょうか？そうしない理由はおそらく、慶介が千秋のことを「結婚するには都合がいい女」だとみなしている可能性が高いと思われます。もしこのまま慶介と結婚したら、千秋は家政婦扱いを受けることになるかもしれません……。

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