わたしの幸せな結婚・小説ネタバレ3巻(5章)と感想

「わたしの幸せな結婚」小説版・第3巻5章のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

わたしの幸せな結婚・小説ネタバレ3巻5章のネタバレ

翌日、芙由の部屋を訪ねたものの、何をしようと認めるつもりはないと拒絶される美世。 落ち込みながら部屋を出ます。きつく当たられることに慣れているはずなのに、どれだけ経っても悲しみが消えないのでした。

翌日、清霞が村で会った最初に鬼を見た男が、助けを求めに久堂家へ駈け込んできます。 男の話では、鬼の噂に対する不安が限界に達した村人たちは、大勢で行けば安全だと小屋へ向かったのだと言います。

しかし、そこには鬼がおり、牙で次々と男たちを攻撃。 襲われた男たちには何故か外傷なかったものの、時間が経つにつれ訳の分からないことを言って暴れ出しました。

鬼に魂を食われたのだと怖くなり、男は久堂家まで逃げてきたのでした。 話終えると、突然白目を向いて苦しめ始める男。

清霞は男を美世に任せると、急いで村へ向かいます。

客間へ運ばれた男は意識がなく、どんどん呼吸が浅くなり、脈も弱くなります。 命の危険を感じた美世は、自分の異能で助けられるかもしれないと覚悟を決めます。

男の心の中へ入ろうと意識を集中させると、突然現実世界へ呼び戻された美世。 そこには勝手に能力を使おうとした美世に激怒する新の姿がありました。

一方、村へ向かった清霞は、久堂家まで逃げてきた男と同様に意識を失った男たちを見つけます。 その様子を見て、異能心教が鬼の一部を男たちの中へ入れ、憑依させたのだと推測する清霞。

清霞が小屋に着くと、マントを来た男が待っていました。 異能心教の祖師・甘水直は、皆が異能を持つ平等な世界を作ろうとしているのだと言います。

男は、強い異能を持つ清霞も教団へ参加すべきだと言いますが、清霞は断固拒否。 男が手を挙げると、本体を憑依させられた人間が現れます。

この人間こそが噂の鬼。異能心教は研究を重ねた結果、異形の一部を人間に取り込めば人を異能に目覚めさせられることを発見したのでした。 清霞が異能で鬼を倒すと、マントの男は既に逃げてしまった後でした。 久堂家別宅の周りでは、正清が人工的に作られた異能者たちと戦っていました。軽々と倒し、身体検査をしたところ、その一人から鬼の血が入った瓶が見つかります。

 

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わたしの幸せな結婚・小説3巻5章の感想

異能心教は自分たちの理想の世界を作るために、村人たちで実験をしていたことが分かりました。 多少の犠牲は仕方ないと言って悪びれる様子がないあたり、かなり危ない思想を持っていることが伺えます。

また、わざわざ小屋で清霞を待っていたマントの男は、清霞に祖師の考えを伝えることが目的だったと言っていました。異能心教は、清霞をいずれメンバーに入れることを目的としているような気がします。 今後異能心教がどのような動きを見せるのか、そして祖師である甘水とは一体どんな人物なのか、とても気になります。