わたしの幸せな結婚・第25話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ ガンガンONLINE

「ガンガンONLINE」に掲載されている「わたしの幸せな結婚」第25話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

新たに浮上する鶴木家と斉森家の繋がり

オクツキの件で多忙を極める清霞は、一日のほとんどを仕事に費やし、家には寝に帰るだけの日々が続いていました。

美世の体調が優れないことに気付いている清霞でしたが、忙しすぎて昨晩の美世の顔色を思い出すことすらできません。

そんな清霞に、宮内庁から派遣されてきた鶴木新は、それでも婚約者なのかと苦言を呈してきます。

図星を突かれて言い返すこともできない清霞でしたが、どうも鶴木の美世に対する対応や言動に違和感を感じざるを得ません。

そんな中、鶴木家と斉森家に金を巡ったある繋がりがあることが発覚し……！？

「鶴木」は「薄刃」の偽名？

薄刃は美代の実家の苗字です。清霞は美世の悪夢の原因は、彼女の異能能力に関係していると予想していました。

異能能力は血筋によって決まるものだったため、清霞はまず美代の母親について調査を勧めていたのです。そしてその調査の中で、その母親と鶴木家には何かしらの繋がりがあることを掴みます。

そんな中で、鶴木新が美代のことを狙っている可能性があることに気づく清霞。この"狙っている"というのは曖昧な表現ですが、実際に作中で清霞がそう使っています。 おそらくその意味合いの中には「美代の能力そのもの」「薄刃家一員としての美代」「女性としての美代」など、様々な意味合いが込められているようにも感じます。しかし今の清霞の場合的には、おそらく「美世の能力そのもの」という意味合いのほうが大部分を占めるのかもしれません。

ただ、鶴木の本意は定かではありませんよね。やたら美世に優しいあたり、本当は美世に特別な感情を抱いているのでは……？とも思えてしまいます。

すれ違う美世と清霞の気持ち

美世は、清霞に釣り合うために淑女としての勉強を始めていました。しかしその勉強と夜の悪夢のせいで、美世は疲労と寝不足からどんどんやせ細っていってしまいます。

今の美世は、斉森家にいた頃の美世と同じくらいの衰弱ぶりだったのです。

そんな美世の姿を目の当たりにした清霞は、美世に勉強の機会を与えてしまったことを後悔し、思わずその気持ちを口にしてしまいました。

しかしその言葉は言ってしまえば、「清霞に相応しい妻になりたいと願う美世の気持ち」や「寝不足の中でも必死に勉強してきた美世の頑張り」を全否定してしまう言葉にもなってしまうのです。

さらに清霞は、衰弱状態に陥っても美世が自分のことを頼ってこないことに情けなさを感じています。

互いに互いのことを思いやっての行動と言葉ではありますが、それが思うように噛み合わず、互いを傷つけはじめてしまっているのがよくわかる回でした。

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清霞に勉強の機会を与えたことを後悔している旨を聞かされた美世は、ショックからか謝りながら倒れてしまいました……。その時清霞は美世のことを抱きかかえて支えるのですが、ぎょっとするほど美世が軽いことに驚いてしまいます。なんとも切ないシーンです。

しかしここで勉強の時間を減らしたとしても、夜の悪夢が消え去るわけではありません。清霞の言葉は完全にミスチョイスでした。

美世の悪夢を軽減することができるのは清霞だけです。それが分かっているのであれば、清霞がやるべきことは夜はきちんと美世と共に寝る時間を設けることですね。

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