私の夫は冷凍庫に眠っている・第1話のネタバレと感想

「私の夫は冷凍庫に眠っている」第1話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

私の夫は冷凍庫に眠っている・第1話のネタバレ

ある夏祭りの夜―――真奈は、夫の命を奪いました。

睡眠薬を飲ませ、電気コードを使っての絞殺…。

4年も結婚生活を共にした夫を殺した直後ですが、彼女の胸が痛むことはありません。 動かなくなった夫の遺体を背に、真奈は祭りに賑わいを縁側から眺め、歌を口ずさんでいました。

人を殺したというのに、どこか清々しく気持ちの良い夜でした―――。

 

 

真奈と亮は出会って5年、結婚4年目の夫婦でした。 しかし共に生活するようになって、真奈はしだいに亮に殺意を抱くようになります。

夫・亮はひどいDV男だったのです。

そしてこの日、真奈はついに夫への殺意をを実行に移してしまいました。

真奈は夫の遺体を始末するべく、シャベルを探すために裸足で庭へと出ます。

しかし今日は夏祭りの夜です…庭先でシャベルを使って穴を掘っていようものなら、通りかかった人に目撃されてしまう可能性があります…。

夏祭りが終わるまで夫の遺体を放置しようかと考える真奈ですが、この季節では遺体はあっという間に腐り始め、匂いで周囲にバレてしまう可能性もありました。

真奈はここであるものを思い出します。

それは、祖父が使っていたアイスクリーム用の大きな冷凍庫。

真奈は祖父との思い出が詰まったその冷凍庫に、夫の遺体をズルズルと引き入れます。

冷凍庫に収まってしまった夫の亡骸に、真奈は“恨まないでね…あなたが悪いの。愛より憎しみが勝ってしまったの”と言葉をかけるのでした。

真奈は物言わぬ亡骸になってしまった夫に、おやすみと声を掛けて冷凍庫の蓋を閉めます。

 

やっと夫の暴力から逃れることができた真奈。

ずっとずっと夫への憎悪を募らせ、心の奥底で殺意を育んできました。

ついに手にした自由に、真奈は喜び打ち震えます。

祭りの盆踊り会場へ一人でやってきた彼女は…手にした自由を自ら称えるかのように、叫び声をあげて満面の笑みで踊りました。

周りで踊る子供が「ママあのひとすごいね」と見ています。

真奈は人の目も憚らず踊りました。 ただただ、踊りました。

 

翌朝―――。 真奈は夫の命を奪ったことを思い出しながら、上機嫌にシャワーを浴びています。

夫のいない朝は素晴らしい物でした。 朝食は和食で揃えて自ら清々しい朝を演出します。

野菜たっぷりのお味噌汁に、魚もじんわりといい感じに焼けています。

料理が出来上がる直前、ふと玄関の扉を開ける音が聞こえてきました。 ドカドカと誰かが中にはいってくる気配がします。

“ただいま”

そう言って真奈の後ろに立っていたのは…なんと昨日息絶えたはずの夫でした―――…。

 

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私の夫は冷凍庫に眠っている・第1話の感想

普通に怖いです！ 命を奪ったはずの夫が化けてでてきたんでしょうか…。 それとも真奈自身が夫の命を奪ったことに対する罪悪感を抱いており、そのせいで幻覚を見ているとかですかね？

何にせよ手にしたはずの自由はこれで再び崩れ去ったわけです…。 果たして真奈はこの後どんな行動にでるのでしょうか！