妊活主婦の恋人・第35話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「妊活主婦の恋人」第35話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

妊活主婦の恋人・第35話のネタバレ

女性が子を欲する理由には様々ものがあります。

愛する人との子が欲しい…家族を増やしたい…親に孫の顔を見せたい…。 あるいは、世間体や老後を心配しているからというのもあるでしょう。 「親になって自分に存在価値を見出したい」「親くらいしかなれるものがない」という理由を持つ人もいるかもしれません。

しかし織恵は、それらのゴチャゴチャした理由たちよりも、ずっとずっとシンプルで強い理由が女たちの中に眠っていることを知っていました。

それは…「本能」です。 子を残したいという生物としての本能。

織恵はやはり…自分の子供を諦めることができませんでした。

彼女は啓介との未来を諦め、夫・卓也の元へと戻ってきてしまいます―――。

 

 

夕飯の支度をしながら、織恵は白昼夢のようなものを見ていました。 それは織恵の願望を塊にしたような映像。

お腹が大きくなった自分を愛おしそうに抱く啓介。 織恵は、子供への執着を吹っ切れたから神様が自分に子宝を与えてくれたのだと上機嫌に話していました。 吹っ切れていなかったら自分とは別れていたのかと寂し気に聞く啓介に、織恵は真剣な表情で愛しているから別れるわけがないと答えます。

ここで焼いていた料理の油が跳ねるパチン！という音で現実に引き戻されてしまう織恵。

焼きあがった料理を持って行った先には、ダイニングチェアに座る夫・卓也の姿がありました…。

望んでいた未来、叶わなかった啓介との未来…そして、舞い戻ってきてしまったこの現実…。 織恵は子供を持つことへの執着が捨てきれずに、啓介との幸せを犠牲にして卓也の元へと戻ってきたのでした。

苦渋の決断を下したでしたが、今も尚「本当の幸せとは何だろう？」という漠然とした疑問に駆られていました。

無言でもくもくと食事をする夫婦の姿は、やはり家庭円満の幸せとはほど遠いものがあります。

変わらずに耐えがたい日常。 しかしそんな中、夫の卓也にはある変化が起きていました。

なんと彼は、織恵が作った料理に「うまかった」と感想を言ったのです。

その一言に驚く織恵…。

しかも卓也は、織恵の今日の病院に午前中だけ付き合うつもりでいてくれたのだそうです。

しかしそれも織恵が卓也からのキスを拒んだために…気が変わったと言って卓也は不機嫌そうに会社へと行ってしまったのでした。

卓也は出かけ際に、戻ってくることを選択したのは織恵自身…勝ったのは啓介ではなく自分のほうなのだと声を荒げていきました。

残された織恵は、肩を震わせながらこの暴言に耐えます。

織恵が天秤にかけたのは、啓介と卓也ではありません。 彼女が選択したのは、「子供がいない未来」と「子供がいる未来」だったのですから―――。

 

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妊活主婦の恋人・第35話の感想

戻らなくても地獄、戻っても地獄って感じですね…。 やはり織恵は最後まで子供を諦めることができなかったようです。 電車の中で幸せそうな母子を見てしまったのが、決意を固めるきっかけとなったようですね。

啓介とはあれから連絡を取り合っているのでしょうか…。 なんだか啓介が不憫すぎてなりません…。

もし啓介とのことにも全くケリをつけずに卓也の元に戻ってきていたのなら、織恵もけっこう自分勝手な感じだなと思ってしまいますね～。