美醜の大地・第54話のネタバレと感想｜ストーリーな女たち

「ストーリーな女たち」に掲載されている「美醜の大地」第54話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

美醜の大地・第54話のネタバレ

披露宴会場の下見のため竜楼閣を訪れる絢子と清二郎。 清二郎の父から竜楼閣の説明を受けながら、2人は中を見回ります。

清二郎の父は披露宴には芸者なども呼んで盛大に執り行うつもりだと話しました。

目の前には海水浴場が広がっています。 清二郎は海を見ながら、いつか絢子との間に子供を授かれたら、海水浴場で美しい妻と子供が戯れているところに自分が見事な泳ぎを披露して登場するんだ…と妄想にふけっています。

しかしふと見渡すと、傍にいたはずの絢子の姿がありません。

清二郎が探しに出ると、絢子は桟橋から海を眺めていました。

絢子は清二郎に呼ばれて戻ろうとするのですが、ふとその時…海に母の姿を見ます。

しかし直後再び海を見つめると、そこにあったのは母ではなく自分の影だけだったのでした…。

 

一方でハナは、竜楼閣を目指して森の中を一目散に駆け抜けていました。 あまりにも多くのものを背負ったハナは、もはや立ち止まることなどできるはずがありません。

しかし焦る気持ちで足をとられて危うく転倒しかけてしまいます。 その際に落ちた懐中時計を深見が拾いますが、深見はなにやら懐中時計の中から何やら音がする気がしました。

するとハナは、懐中時計の中には弟の骨の欠片が入っているのだと打ち明けます。

彼女は意を決した表情で崖の上にある竜楼閣を見つめます。

 

鶴田・菊乃・内田の3人はお団子を食べに行くという体で小樽を目指し車で移動中です。 彼らの胸中は「ハナの復讐を自分の目で見届けたいという」気持ちで一致していました。

 

一方で徒歩で移動中の加也。 首だけになった森哉が自分に語り掛けてきているような気がしています。

すると目の前の海小屋から、突然…血塗れの敏恵が現れて…！？ その足元には死体らしき人間の足が見えています…。

 

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美醜の大地・第54話の感想

絢子が母親の霊？幻覚？のようなものと一瞬遭遇しましたが、森哉の霊のように言葉を交わすまでには至らなかったようです。

ハナは依然として復讐心に支配されている感じです。 菊乃やその他の人々の想いが届いてほしいところではありますが…もはや難しい境地まで立たされてしまっているようですね。

清二郎の妄想が気持ち悪かったです。 過去の罪をまるでなかったかのようにして自分の幸せだけ考えてしまっている非常におめでたい頭をしてるなと思ってしまいました。

そしてラストでの敏恵の登場…ゾクリとしてしまいましたね。 果たしてこの再会が何をもたらすのか…見物です。

果たしてハナは無事に下見を完遂することができるのでしょうか？