【最新60話(最終回)更新】「ジゼルさんの血」の全話ネタバレと感想まとめ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「ジゼルさんの血」のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ジゼルたちを襲う謎の吸血鬼の正体

ジゼルは薬の副作用で、猟奇的な衝動を抑えることができませんでした。
信頼している使用人のアンにまで齧りついてしまう始末です。

そんな彼女の発作にも似た症状を抑えるのは、いつだってアイザックの役目でした。
彼は自分以外の人間がジゼルの看病をすることを嫌い、またジゼルが自分以外の人間の血を求めることをひどく嫌いました。

ある日一連の猟奇的殺人事件の犯人を追うべく、ジゼルたちは夜中に森に入ります。

そこで彼女たちが見つけたのは、木の上を高速で移動する男の姿でした。
男は強い吸血衝動を抑えることができずかなり飢えているようで、唇は渇き、瞳は刃物のようにギラギラと光っています。

男はまず、集団の中で最も弱いアンを狙って吸血行動をしかけてきました。

すかさずジゼルが駆けつけて、男の方に銃弾を命中させます。男は逃亡。

オリビアたちも駆けつけますが、なぜかジゼルは男の後を負わないように命じられました。

ジゼルの中である不安が過り、彼女は突然アイザックの所在が気になりだします。

そこにいるはずのないアイザックの名を呼ぶジゼル。
しかし彼女は森の中で、肩に銃弾を浴びたアイザックの姿を見つけてしまうのでした。

ジゼルとアイザックの別れと再会

一連の事件の犯人はアイザックでした。
彼は人一倍吸血衝動を抑えるのが得意でしたが、それは夜な夜なこうして猟奇的に人間を狩っていたからだったのです。

アイザックを見つけたジゼルですが、彼はまだ正気を保てていないのかジゼルにまで襲い掛かってきました。 しかしそこでオリビアたちが到着し、彼らからも銃弾を浴びてしまうアイザック。

アイザックはここで正気に戻り、吸血鬼としての衝動に駆られて自分の兄にまで手をかけてしまったことを、皆の前で自白しはじめます。

兄の最後の表情を思い出して、その場から逃げ出してしまうアイザック。

しかしオリビアたちは彼のことを追いませんでした。
ジゼルだけは、血塗れの彼の後を負います。

フラフラと森の中を彷徨うアイザック。しばらくすると森の木々の間から朝日が差し込んできました。

アイザックは、ポツリとジゼルの名を口にします。

直後響く銃声。
アイザックは背後からジゼルに撃ち抜かれてしまい、その拍子に崖から落ちてしまいます。

ジゼルは彼の亡骸を冷たい表情で見下ろしながら、その場を去っていきました。

それから10年以上後––––––。

ジゼルは孤児院で働いていました。
吸血鬼たちと過ごした日々がまるで夢だったかのように思われる、穏やかな日々を送るジゼル。

そこにある日、瞳が金色をしたアイザックによく似た少年が新しい家族としてやってきます。

動揺するジゼルですが、深くは考えずに彼を家族として優しく迎え入れました。

しかしそんな彼女のことを森の木陰からジッと見つめる金色の目の男がいました。
アイザックは今も、ジゼルのことを求め続けています。

ついに最終回を迎えました。

決してハッピーエンドとは言い難い最後でしたが、だからといって悲劇的な最後というわけでもなかったような気がします。

少なくともジゼルはアイザックがまだ生きていることを知ったら、困りつつも喜びそうですよね。

ところで金色の瞳をしたアイザックに瓜二つの少年の正体が気になります！ 誰の子！？アイザックの子であることは確かだろうけど、相手の女は一体誰なの！？

ものすごく続きが気になりますがこれで最終回なんですよね……。 なんだか歯切れの悪い最後ですが、読者たちの考察に任せるといった感じなのかなぁと思いました。

いつか避けられない死によって、アイザックと分かたれてしまうことに気付いたジゼル。死ぬまで愛し続けるというアイザックの言葉に、ジゼルは公爵夫人に掛け合う覚悟を決めます。

森でペネロペの助手であるコリンの遺体が発見されました。そのため、狩りの指示が下されます。アイザックの悪夢は的中してしまいました。

夜の森に出たジゼルたち。アンはジゼルを気遣いますが、それよりもジゼルはアイザックのことを気にしていました。目を大きく見開き、俯いているアイザック。捜索の命令が下されると、ジゼルはアイザックに声を掛けました。

亡くなったコリンは、アイザックを人間に戻すと話していました。ジゼルは兄を失ったばかりでも、どうかコリンのことを恨まないで欲しいとアイザックに伝えます。そして、コリンを殺した犯人を無理に追わないで欲しいとも……。
自分の身を案じるジゼルに、アイザックもまたこの犯人探しで無茶をしないでほしいと願いました。

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しかし2人の心配はどこへやら、1週間探し回っても犯人は見つかりません。もうこれ以上時間をかけるわけにはいかないと話しが進んでいる中、雑用をしているジゼルはふと太陽を見上げました。もうコリンはいません。つまり、アイザックが人に戻る道はなくなりました。

この太陽の下でアイザックと笑って過ごせる日は来ない。そう思った瞬間、ジゼルはばたんと倒れてしまいます。次に目を覚ますと外は真っ暗で、心配そうなアンが涙ぐみながら隣にいました。

太陽の下で共に生きられないなら、太陽から逃げてでもアイザックと共に生きる道を選んだジゼル。公爵夫人に相談し、アイザックと同じ体になれるという薬を飲み続けていました。

覚悟を決めたジゼルをアンは止めることはしません。ただ不老不死の道は魅力的でも、苦痛の連続であることを理解していることだけ確認すると息を呑みます。やせ細り、今にも消えてしまいそうなジゼル。それでもジゼルが決めたことならと、アンはその細い体を抱きしめました。

"ずっとあなたを応援しています。"
ぎゅっと抱きしめるアンの首から香る、魅力的な匂い。ジゼルは、噛みつけと騒ぐ本能を必死で抑え込みますが––––––⁉

ジゼルはアイザックと一緒に生きる覚悟を決めました。太陽の下で笑い合えなくても、いつか死ぬというある意味ゴールを捨てでもアイザックと生きると決めたジゼル。なんだか破滅的な恋愛のようですが、覚悟を決めたジゼルはとても綺麗でした。
まだコリンを殺した犯人は見つかっていません。アイザックの行動も気になりますね。

男は手紙を書いています。
「先生」と呼ばれる人物へ宛てた手紙のようです。

薬の効果を高める用途として使われていた薬草が、少しでも量を間違えたり乾燥させないまま服用したら逆に免疫力を極端に低めてしまう薬に転じてしまった、そう薬草の仕入れ先から情報を得たこの男。

逆にこの乾燥前の「毒物」としての薬草が、先生やアイザックを平凡な人間にする薬の最後の材料になり得るかもしれない。

男は意気揚々とした表情で先生へ手紙を書いていました。
この薬が、いつか自分とアイザックを再び繋げてくれますように……男はそんなことを願っています。

手紙をしたためた後、彼は馬車に乗って上機嫌で帰路につきます。
季節はずいぶん温かくなり、春の風を感じるようになっていました。

一年中曇っているといわれるローズヒルも、春の太陽には勝てないだろうと呑気なことを考えながら馬車に揺られる男。

しかし男は突然何者かの襲撃に遭います。
馬車を捨てて森の中へ逃げ込む男。

しかし木の上を移動する襲撃者に、瞬く間に追い付かれてしまいました。

男が上を仰ぐと、そこには狂乱した瞳のアイザックらしき姿が！？

直後、男はそのアイザックらしき人物に切りつけられてしまいます……。

一方で、「アイザックの感覚を体感できる薬」の副作用からか、3日間も寝込んでしまったジゼル。
目が覚めるとクラクラしますが、どうやら体は回復した模様です。

そこへ何やら放心状態のアイザックが現れます。
ジゼルはすぐにアイザックに近づき、彼を心配しました。

アイザックはポツリと、嫌な夢を見たのだと話します。
ジゼルはどこか安心したように微笑み、彼の唇にそっと口付けを施しました。

ジゼルはアイザックの手を引いてベッドへと座らせ、自分はアイザックの夢を見ていたと話します。

ジゼルは唐突に、自分とアイザックは別の時間を生きているのだと言い出しました。 ジゼルはいつか年を取り腰が曲がって顔もシワだらけになり、やがて避けられない死がアイザックとジゼルの中を引き裂くのです。

アイザックは、ジゼルが逝くときは自分もお供をすると言います。

それを聞いたジゼルは悪戯に微笑むと、アイザックを押し倒し、本当に自分を死ぬまで愛す自信があるかと問い詰めました。

アイザックはもちろんだと答えます。

するとジゼルは、公爵夫人に話を掛け合ってみると言い出してきて……。

ジゼルはもしかしたらアイザックと同じ身体になろうとしているのかもしれませんね。当初のジゼルと比べると、今のジゼルはどちらかというとアイザック寄りの存在に近い雰囲気を醸し出しています。一緒にいるうちに似てきてしまったんですかね……。なんだか最近のジゼルはやたらと妖艶でドキドキします！

森の中で男を襲っていた野獣のような人物は、果たして本当にアイザックだったのでしょうか……。

大きなクマのぬいぐるみたち。 可愛らしい苺のケーキとティーセット。

そんなメルヘンな部屋のベッドに横たわっていたのは、アン・ブレナの身代わりとなって処刑されたブルーベルでした。 彼女は傷を癒すために睡眠をとっています。

そこへ、アンがやってきました。 アンは見ず知らずの自分の代わりに指に怪我を負って死刑台に上がってまでくれたブルーベルに、どうしてもお礼が言いたかったのです。

アンが眠っているブルーベルの痛々しい手にそっと触れると、ブルーベルはまるで警戒する猫のように飛び起きました。

荒んだ瞳で誰よあんたと威嚇するブルーベル。

慌てたアンは自分はただ助けてもらったお礼がしたかったのだと言い、あなたは命の恩人ですと笑顔で話します。

彼女の笑顔に絆されたのか、ブルーベルは恥かしそうに目線を逸らして、自分はただレオの指示に従っただけだと話しました。

アンはブルーベルの名前を聞き、アイザックと似ているけれどもしかして兄妹なのかと尋ねてきました。

ブルーベルはアンが自分に興味を抱いて色々と質問してくれるのが嬉しくて、アイザックだけでなくケイやマック、オリビアも兄弟ではないけど近い関係なのだと聞いてもいないことまで説明してきます。

アンはブルーベルの手の怪我をしきりに心配し、ツイート夫人に言って手当してもらえるようにお願いしてくると部屋を出て行きました。

自分の怪我はそのうち治るのにこんなに気にかけてくれるなんて…と、ブルーベルはアンのことをすっかり大好きになってしまうのでした。

アンが廊下にでると、金髪の男・レオから多額の請求を受けたジゼルが抗議の真っ最中でした。 2人の間にツイート夫人が入り、法外な請求を少しまけるようにレオを説得しています。

まけてもらったとしても家が燃えてしまって資産が1パウンドたりともないと話すジゼル。 そんな彼女に、レオは金がないなら自分の下で働けと要求してきて…！？

一方で、ロキシーの陰謀から命からがら逃げだしたカーター。 彼は民家を求めて山中を闇雲に彷徨い続けていました。

しかしそんな彼に再び悲劇が…。 カーターが出くわしたのは…まるで血に飢えた獣のように牙の生やした不気味な男だったのです…。

暗く不気味な山の空には、カーターの断末魔が響き渡ります…。

カーターは踏んだり蹴ったりですね。 ロキシーにはめられたとき、まさか生き残るとは思っていませんでしたが、今度こそもう助からないでしょう…。 今まで人を痛め続けてきた彼にはお似合いの最後だと思います。

さてさて、ジゼルはどうやらレオの下で働かなければいけないようです。 人をこき使うことが唯一の特技！みたいなタイプのレオの下で働くなんて…ジゼルは一体どうなってしまうんでしょうか…。

第1話〜42話の感想は準備中です。

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