ミントチョコレート・第39話のネタバレと感想｜マンガPark

「マンガPark」に掲載されている「ミントチョコレート」第39話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

ミントチョコレート・第39話のネタバレ

生徒会長の佐久間は、清々しい朝を迎えていました。 というのも、鈴村と七海それぞれに不信感を植え込むことによって、今頃2人の関係には溝が生まれているだろうということがわかっていたからです。

これで鈴村を貶めることができる…佐久間の気分は有頂天でした。

 

そもそもなぜ佐久間が鈴村を目の敵にしているのかと言うと、時は高校受験の真っ只中に遡ります。

佐久間は当時中学では一番の秀才でした。 彼は迷うことなく県内トップの公立高校を受験し、自分の合格を信じて疑いませんでした。

しかし結果は…あっけなく不合格。

当然のように受かるものだと思っていた佐久間は何の心の準備もしておらず、ひどいショックから部屋に引きこもってしまいます。

しかし、佐久間はあることに気が付きました。

あのままトップ高校に入学してまわりの秀才たちに埋もれるよりも、そこそこの学校で1番になり続けるほうが楽しい人生が送れるのではないか…と。

そう思い直した佐久間はさっそく二次募集で今の高校を受験して楽々と合格します。 これでそこそこの舞台で常に1番であり続けるという安泰かつ輝かしい3年間が待っている…佐久間はそう考えていました。

しかし初めての定期テストで彼はなんと2位をとってしまいます。 勉強に抜かりはなかったはず。

この学校には佐久間よりも頭のいい逸材が入学していたのです。 それが…鈴村 京平だったのでした。

佐久間は屈辱や嫉妬といった様々感情を渦巻かせますが、その中で僅かに「もしかしたら鈴村という人物も、自分と同じ境遇の人間なのかもしれない…そしたら自分たちは唯一分かり合える同士だ」という希望がちらつき始めました。

佐久間は直接鈴村にコンタクトを取ります。

しかし鈴村は佐久間に対してかなり不躾な態度をとってきた上に、この学校に入学した理由は単純に“近かったから”だと答えました。

鈴村と親しくなることもできず、かといってそれからというもの彼に何一つ勝つことができなかった佐久間…。

こうして彼は一方的に鈴村への復讐心を募らせ、今に至るのでした…。

 

佐久間が学校に着くと、すぐに別の女生徒が「先生が生徒会室で呼んでいる」と知らせにやってきます。

しかし佐久間が生徒会室に入ると、そこで待ち構えていたのは…なんと鈴村でした。

おそらく鈴村は佐久間のことを疑って彼をおびき出したのでしょう。 動揺する佐久間ですが、ここで焦っては全てが水の泡になります。

佐久間はあかじめ用意しておいた嘘をついて、この場をやり過ごそうとしました。

自分が七海から言い寄られていて困っている…と根も葉もない話をしはじめる佐久間。

しかし鈴村は佐久間の話を一切信じることはありませんでした。 彼は佐久間に近づくと、思い切り彼の顔目掛けて拳をふりかざします…！

 

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ミントチョコレート・第39話の感想

佐久間の小細工も鈴村にはまったく通用していませんでした。 とはいえ、正直なところは鈴村が七海に不信感を抱いたか抱いていないかはわからないですけどね。 不信感を一瞬抱きつつも、信じたいからこそ行動にでた…といった感じではないでしょうか。