それでも愛を誓いますか・第32話（めちゃコミ第98,99,100話）のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「それでも愛を誓いますか」第32話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

それでも愛を誓いますか・第32話のネタバレ

久々に父親と食事に出かけた武頼。 会話のない黙々とした食事が続きましたが、父親はふと武頼に意外な質問をしてきました。 "子供はどうするつもりなのか。"

父からそんな言葉が出るとは思っていなかった武頼は驚きを隠せませんでした…。

 

一方で真山は、何を思ったのか唐突に両親に一人暮らしを始めたいと言い出します。 "彼女でもできたのか。"と騒ぎ出す両親。 真山は、彼女ではないが好きな相手がいることをつい口を滑らせて話してしまいます。

しかし相手の女性が35歳で真山と10歳以上も年の離れた相手だということを知った母親は、息子のことが心配になってしまいました。 これから交際が続き5年後に結婚となったとしても…真山が28歳の時、相手はすでに40歳。

母親は、真山が想いを寄せる相手のことが気になって仕方ありません。 "支えることはできるのか、相手は既婚者なのか。"と根掘り葉掘り聞き出そうとしてきます。

両親からの詮索に疲れてしまった真山は、ベッドに突っ伏して"まだそもそも純と付き合ってすらいないのに…。"と考えるのでした。

 

父との食事を終えて実家に帰ってきた武頼。 ほどなくして母も帰宅します。

すると母は父に、"武頼のために酒を用意していたのに、開けていないのか。"と話をふってきました。 どうやら父は武頼と一緒に飲むために、日本酒を用意していたようです。

しかし父がなかなか飲もうと言い出さないため、武頼のほうが飲みたいと申し出て2人は酒を交わすこととなりました。

父の不器用な気遣いは、今に始まったことではありませんでした。

 

食事の終わりに父が尋ねてきた子供の話。 結局、武頼は"迷っている。"としか答えることができませんでした。 父は深く追求することなく、"男は家庭を責任もって支えていかなければならない。"とだけ言葉を発しました。

ふと、武頼は幼少期に妙にイラついていた父親の年代が、今の自分の年齢と重なることに気が付きます。 今ならあの頃の父の苛立ちが理解できてしまう武頼…。

このまま仕事に潰されて中年になって老いていくのか…。 このどうしようもない葛藤を、かつては父も抱いていたのか…。 武頼はそんな思いに駆られます。

 

父とお酒を飲んだ後、純に少し電話をしてみることにした武頼。 純が仕事でトラブルを起こしてしまったことを、武頼は心配しているようです。

電話に出た純は武頼に何かを言いかけますが、彼がお酒を飲んでいることに気が付くとつい口をつぐんでしまいました。

純は武頼と父親が2人で酒を飲んだと聞き、"珍しい。"と驚きます。 武頼は、"父親は定年退職したのちも働いていて、意外と老いてはいなかった。"と話します。

つい武頼が話過ぎてしまい、もう遅い時間になってしまいました。 純は武頼に何も話すことができないまま、電話を終えてしまいます。

純が武頼に話したかったことは、やはり仕事のトラブルの件についてでした。 トラブル対応に部署内全員で当たった結果、会社の利益率に影響が出てしまったのです。 責任を感じて落ち込んでしまう純。

しかし実家で珍しく父と楽しそうに酒を飲み交わす武頼の様子を知り、純はそれに水を差すような真似をしたくないと考えてしまったのです。 純は武頼に溢すことのできなかった言葉を、SNSに書き込みます。 ただ聞いてほしいだけの時もあるのに…夫という存在がありながらそれすらもできない時がある…。

同時に純は、真山に気持ちが揺らぐ自分もいつつ武頼とも話をしたいと感じてしまう自分に対して、得体の知れない嫌悪感を抱くのでした。

 

純の呟きに、フォロワーの夜本書店から、"気持ちは分かる。良かったらダイレクトメールで話を聞きましょうか。"とメッセージが届きます。純は夜本書店の正体が沙織であることに気付くことなく、彼女とダイレクトメールのやりとりを初めてしまいます…。

 

翌日、真山が出勤するとそこには赤城の姿がありました。 赤城は売上UPのための営業で、東京オフィスから助っ人としてやってきていたのです。

 

昼休み―――真山が会議室で昼食をとっていると、なぜか赤城がやってきます。 彼は会議室予約のシステムに、真山の名前があるのを確認してやってきたようです。

赤城は新卒を集めて朝食に行かないかと誘ってきます。 嫌がる真山を見て、赤城は純を会議室に呼ぶかと提案してきました。

若干の動揺を見せる真山。 その様子から、赤城は真山と純の間に何かあると気が付きます。 カマをかけるように真山に質問をする赤城。 真山は無意識にありのままを答えてしまい、赤城に胸の内を悟られてしまいます…。

赤城はその後、純を呼びに行ってしまいました。 そして自分は弁当を買ってくると言って退室し、会議室に真山と純を二人きりにしてしまいます。

気まずい沈黙を先に破ったのは真山の方でした。

近々一人暮らしを始めようと思っていると話す真山。 彼は自立した自分を純に見てほしいのだと話します。

純への好意を露わにしてくる真山。 純は困惑しつつも、夜本書店（沙織）にアドバイスされた「自分が決めた道を進めばいい」という言葉を思い出し、"今月中に返事をする。"と話してしまいます…。

しかしその様子を会議室のドアの隙間から、赤城がスマホで隠し撮りをしていて…！？

 

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それでも愛を誓いますか・第32話の感想

40代50代の男性って一度は自分の人生に欝々としてしまう瞬間があるものですよね。 人生を振り返ってこのままでいいのかな…と。 女性もまた然りです、ちょうど子育てがひと段落する頃ですからね。 ですが純たちの場合はその子供が未だにいないわけで…。 本当に考えさせられる年が迫ってきています。 武頼は仕事の多忙さで体調を崩してしまっているし、親になるタイムリミットはもうすぐそこですね…。

さらに真山と純の関係に再びピンチが訪れます…。 赤城は2人のやりとりを隠し撮りして何をするつもりなのでしょうか…。