エロスの種子・27話のネタバレと感想｜めちゃコミ

「めちゃコミ」に掲載されている「エロスの種子」第27話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

檜山が転落して死んだことを知らされたマキ。腹部には刃物で刺された跡もあったことから殺人事件として捜査されています。

しかしマキは檜山を殺したのは父親だと確信していました。

スナックカムパネラのママと檜山のお葬式に来ているマキ。ママと一緒に可成の組長の元へと呼ばれます。そしてマキは、"自分の父親のせいで檜山さんが亡くなって、ごめんなさい。"と組長に土下座をしました。

"檜山が死んだのは、マキのせいじゃない。"組長はそう言ったあと、檜山の仇を討つため父親のことを教えてほしいと申し出ます。マキは父親との過去を話し始めました。

マキは虐待が警察沙汰になったことにより施設に入って学校も変わりましたが、ある日の学校の帰り道に父親に実家に連れ戻されてしまいました。虐待が表沙汰になったことによって全てを失った父親は、マキを殴り続けます。

母親は鬱状態だったため暫くその様子を傍観していましたが、急に叫んだかと思うとベランダから飛び降りようとしました。父親は母親を止めようとしましたが、母親はそれを振り切って飛び降り、即死してしまったのです。

そして警察がやってきた時マキは、"父親が母親を落とした。"と嘘の証言をしました。

父親は逮捕され、マキは裁判でも同じ証言をし続けたため父親は法廷でマキに大激怒します。そのことが裁判官の心証を更に悪くしたため、父親は児童虐待と傷害致死の実刑で15年刑務所に入ることになりました。

だから恨んでいても当然だとマキは思ったものの、"まだ刑期である15年も経っていないのに…。"と呟きます。それに対し組長は、"模範囚で反省したフリをして、仮釈放されたんだろう。"と答えました。

仮釈放には身元引受人が必要となります。調査によると、父親は身元引受人にボウル建設を選びました。つまり、父親は刑務所の中でヤクザと繋がったのです。そのことを知り、マキはゾッとしてしまいます。

組長は、"ヤクザ同士の方が好都合だし、警察より早く捕まえて始末することもできる。"と言い、父親をどうするかという判断をマキに委ねます。

するとママが、"父親の生死を子供に選ばせるなんて酷すぎる！"とマキを庇いました。しかしマキはママを制止し、父親の始末は組長に任せることを決意します。

マキはある場所に居ました。それは父の実家です。

組長は、"マキの父親、谷原三郎は厳格な父に育てられ、そのストレスのはけ口として兄弟たちにいじめられたのではないか。"と予想を立てていました。マキは過去に1度だけ父の実家に来た事があったのですが、その時も父親は揉めていたことを思い出しました。

マキが父親の実家の前で立ち尽くしていると、道を歩いていたおじいさんに"この家の身内か？"と声をかけられました。町内会でも崩れそうなこの家は危険視されているらしく、おじいさんは家の持ち主を探しているようです。

そしてマキはおじいさんから、"三郎の父親は会社を経営していたが、三郎が事件を起こしたことをきっかけに会社が倒産し夜逃げしてしまった。"と聞かされます。おじいさんからもう一度何か知らないか尋ねられますが、マキは"赤の他人だから分からない。"とはっきり答えました。

そして帰ろうとしたその時に、岸から遠野の状況について電話がかかってきます。"遠野は持病であるパーキンソン病より、認知症の方が深刻になってきている。"と岸から伝えられ、マキは介護施設へ遠野を入所させることを決意しました。

遠野の家を訪れたマキでしたが、遠野はマキの顔を見て一瞬硬直します。マキはそんな遠野の様子を見て、認知症が進行していることを察知したのです。マキは遠野に一緒に住むことを提案します。遠野はその提案を断りつつお礼を言い、施設に入ることに決めました。

マキはその後も必死にバブルダンサーで働きます。檜山に顔向けできないと必死に働くマキは、"仕事を増やして"と岸に頼む程です。岸はそのマキの頼みを断り、自分を大事にするよう諫めます。マキは、"岸は檜山のことが好きで、死なせてしまった自分のことを恨んでいるはずなのに、優しい人だ。"と思います。

岸のためにこの店で頑張ろう。そう思い帰ろうとした瞬間、岸の元に「マキの父親を確保した。」との連絡が入ったのです。

父親は今夜中に始末されることになり、岸はマキに父親の最後を見届けるかどうか尋ねます。"アイツがこの世から居なくなる所を見届ける。"とマキは、強い意志を持って答えました。

岸とマキがとある山林の奥の建物に着くと、父親は椅子に縛り付けられていたのです…。

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ここで檜山が殺されるのは自分的に結構想定外でした。 三郎もほんと意味わかんないけど、ここから先マキが幸せになるのはもうペットボトルロケットのお兄さんと一緒になることじゃない？っていう…。

やぁでも相手は警察だもんなぁ。難しいかー。

今の所、岸が自分的には掴めないキャラなんですよね。檜山がいなくなった今、岸がいい人なのか悪い人なのかも理解できないです(笑)

可也組長はほんとに風格があって、かっこよかったですねぇ。マキに父親の生死を決めさせるのはいろんな意味ですごかった。

やっぱりここまで見たからには、マキには幸せになって欲しいと思います。真っ当な生活は難しいのかもしれませんが、普通に、当たり前に生活できるようになって欲しいなぁ。

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