正統派悪役令嬢の裏事情・第51話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」第51話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」のあらすじ（ネタバレあり...

セリアが抱えるトラウマ

ルシェとセリアの結婚の認可が皇室から下りましたが、セリアの胸中は複雑でした。

理由は、ルシェと正式に結婚できても、またカリスの時のようにルシェが心変わりしてしまうのではないかと考えていたためです。

そんなセリアの不安は、ルシェにも伝わっているようで……。

セリアのトラウマとは

セリアは過去、恋人のカリスを聖女のリナに奪われた過去がありました。今はカリスに対して嫌悪感があるセリアですが、当時は心からカリスのことを愛していたため、浮気をされたショックはセリアの心に深い傷を付けてしまったのです。

トラウマのせいで離婚がチラつく

セリアはルシェを愛していますが、いつか離婚されるのが怖くて、結婚を躊躇ってしまっているようです。今話ではそんなセリアの不安な気持ちが、怒りの気持ちと混ざってルシェにぶつけられてしまいます。しかしルシェはそんなセリアの不安を優しく包んでくれて……。

本当なら認可が下りるのは一年後

そもそも、ルシェほどの大貴族の結婚の認可が下りるのは、皇室に話が持ち上がってからおよそ1年はかかります。しかし今回は予想よりも早く認可がおりてしまったため、セリアにとっては大きな誤算だったのです。

1年後ならリナが帰ってきている

1年後であれば現世に言っているはずのリナがこちらの世界に返ってきているはずでした。リナの帰還を待たずして結婚するということは、結婚後にルシェが心変わりした場合、セリアは離婚をしなければいけなくなるのです。それこそがセリアが一番恐れている展開なのでした。

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リナの現世への行き来のタイミングも、ストーリー通りではありませんでしたし、皇室から認可が下りるタイミングも従来とは違うタイミングでした。セリアは自分がどう足掻いても本編のストーリーから展開を逸らすことができないと嘆いていましたが、運命は少しずつ変化しているような気がします。

セリアがストーリーを変えることができているからこそ、リナは本編とは違うタイミングで現世へ飛ばされ、聖神力のあるアミュレットもリナではなくセリアの手元にきたのではないでしょうか。

今回、皇室から結婚の認可が早く下りたのも、セリアが運命を変えることができているからなのかもしれません。

しかし当のセリアは過去の諸々のトラウマのせいで、全ての流れを悲観的にとらえてしまいます。ここはルシェがきちんとセリアの心の弱い部分に寄り添ってあげられるかが、今後のキーポイントになりそうです。