お姉ちゃんの翠くん・第13話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜コミックシーモア

「別冊マーガレット」「コミックシーモア」などに掲載されている「お姉ちゃんの翠くん」第12話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

「お姉ちゃんの翠くん」第13話は、コミックス第4巻に収録されています。

夏祭り会場で遭遇した翠くんは、なぜか1人で……

夏まつり会場で、菖とはぐれてしまったスイ。しかも下駄のはなおが壊れて動けなくなってしまいます。

そんなスイのピンチに居合わせたのは、なんと翠くんです。どうやら翠くんは、彼女の百華からドタキャンをくらって、1人で夏まつり会場をぶらついていた様子。

笑って見せる翠くんの表情がどうにも寂しそうで、スイはいたたまれない気持ちになります。

翠くんと百華が別れれば、スイにだって翠くんと付き合うチャンスが巡ってくるかもしれません。しかし、スイは2人が離ればなれになることを望んではいませんでした。

翠くんを好きな気持ちを押し殺して、スイは、翠くんと百華がずっと一緒に笑っていられるようにと、言葉をかけます。

すれ違う翠と百華の心

百華が仕事を優先しがちなことから、翠くんの中では自分たちの交際について心の変化が起きている様子です。百華を嫌っているわけではなさそうですが、このまま交際を続けるとお互いが辛くなるだけだと感じているのかもしれません。

それでも桃華は仕事を優先する

週1回は必ず翠君と会うとノルマを課している百華ですが、それがノルマになっている時点で、百華にも翠くんとの交際が多少なりとも負担になっている感は拭えませんでした。しかし百華はそれを自覚しつつも、仕事をやめる素振りは一向にありません。

2人を応援したいスイだけど……

大好きな百華と翠くんが、いつまでも幸せであってほしいと願うスイの気持ちは、本物でした。その願いが叶うということは、自分の恋が一生実らないことを意味しています。スイもなかなかに辛い立場です。

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翠くんは百華の気持ちを優先しすぎて、自分の本心を伝えられなくなっている気がしました。とにかく優しくて気が利く翠くんですが、もしここで勇気を振り絞って百華が仕事を優先することについて、しっかりと不満を打ち明けていれば……2人がここまですれ違うことはなかったかもしれません。

なんだか雲行きが怪しい翠くんと百華の関係。今こそスイがつけ入るスキがあるわけですが、2人のことが大好きなスイが、あえて2人の関係を壊すような行為に踏み切ることはまずないでしょうね。

あちこちで続く膠着状態。菖だけがいつも通り、猛烈にスイにアプローチを続けています。ほかの登場人物の心が常に不安定なだけあって、菖のまっすぐさを見ると、なんだか妙に安心できてしまいますね……。