金魚妻・投資妻(8巻)ネタバレと感想

「金魚妻」8巻より投資妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

投資妻(金魚妻8巻)のネタバレ

事故物件に霊能者夫婦・正道と美琴を招き入れた武井かずみ。 正道と美琴は不動明王像の入った箱をかずみに渡すと、悪霊退散・除災招福の儀式を始めます。

儀式の間、正道は美琴との馴れ初めを語ります。看護師だった美琴は仕事帰りに弾き語りをするお坊さん・正道と出会い、正道の歌に魅力を感じた美琴はアルバムを全部買いたいと言います。

その時、美琴の隣に現れたのは交通事故で亡くなった女性の霊。 美琴は女性の霊と言葉を交わしますが、正道には自分が見た霊は脳が見せる幻なのだと言います。

改めて正道を見ると、美琴には正道の周りにハートが見え、美琴の身体を蛇のような黒いものがまとわりつきます。

その後、二人は身体の関係を持つのでした。 正道は美琴とずっと一緒にいることで、美琴が見るイメージを自分の中にも描けるようになり、今では仏教僧でありながら幽霊が見えるようになったと言います。

かずみは二人の関係性を聞いて羨ましがります。

ある日突然、会社をやめて投資で食べていくと言い出したかずみの夫。 マンションを売らなければ上司に殴られ、売ったら客から詐欺だと喚かれ、しまいには呪いをかけられ、仕事がストレスだったのだと言います。

夫とその後輩がパーティで知り合った女性はローン審査が通りやすい看護師でした。

将来不労所得で暮らせると誘惑して何件もマンションを購入させたあと、縁を切ります。 その女性は裏切られたことを知り、動画配信サイトで投資詐欺師に呪いをかけると言って、儀式をしたあとで自殺。数日後、後輩が交通事故で死にます。

夫は仕事をやめて新しい人生をスタートさせるのだと意気込んでいましたが、負ける度にかずみのせいだとかずみを殴ります。全く投資で上手くいかず意気消沈した夫は、今度はかずみにバイトをするよう言いますが、かずみはトラウマがあり無理だと断ります。

そんなかずみに投資の本を呼んで勉強するよう言いますが、かずみは文字を読むと頭が痛くなると後ろ向き。最終的にはかずみの生命保険に目を付け、スマホも没収されてしまします。

そんな夫をナイフで刺殺したかずみは、お祓い中に夫に謝罪し、霊能者夫婦に除霊してもらうのでした。

 

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投資妻(金魚妻8巻)の感想

登場人物が全員独特なキャラクターで、話の異様な雰囲気に引き込まれてしまいました！ 夫はいわゆるブラック企業勤めで、人をだまして購入させる罪悪感に最後は負けてしまったのでしょうね。

動画配信サイトで自分と後輩の実名が出されて、不気味な呪いをかけられ、しかもその女性が目の前で自殺したらトラウマものです。

そのあと、実際に後輩は交通事故で死んでいるので、次は自分だ！と恐ろしくて冷静ではいられなかったのでしょう。会社に圧をかけられて営業していたと思うので可哀そうですが、自業自得な気もします。会社にも何かしら天罰が下っていると良いなと思います。

それで狂ってしまった夫のストレスのはけ口にされていたかずみ。 夫とのやりとりを見ていると、かずみは自分では何もできない感じの、一緒に生活していると正直こちらがイラッとしてしまいそうなタイプだなと思いました。

夫と全く性格が合わなさそうで、ここまで関係がこじれてしまったのも分かる気がします。

かずみも重いトラウマを抱えてそうですが、この除霊をきっかけに楽しく生きていけるといいですね。