あの子の子ども ・第7話のネタバレと感想｜別冊フレンド12月号

2021年11月11日発売の「別冊フレンド」12月号に掲載されている「あの子の子ども」第7話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

宝の母から、エコー写真を投げられた宝。そして宝の母は福に"息子が大変申し訳ありません。"と土下座をしたのです。

声が出ない2人に、宝の母は宝を引っ張り同じように福に謝らせます。息が詰まる状況ながらも福は、"宝だけが悪いわけではないので。"と呟きました。

"だとしても、傷付くのは女の方。手術はもうしたのか？"と問う宝の母に、"まだしていない"と福は返します。

その福の言葉に、宝の母は"それなら福の両親と話がしたい。"と再び出かける準備をしますが、宝は"これからお腹の子供をどうするか決めるから。"と言いました。

しかし"選択肢なんてない。子供は堕ろしなさい。"と宝の母は暗い表情で告げます。宝は"勝手に決めないでほしい。"と止めますが、宝の母は聞く耳すら持ってくれません。

宝の母が運転する車内では沈黙が続いています。"誰かが産むか産まないか決めてくれた方が楽だ。"と思っていた福でしたが、本当に子供を堕ろすのが正しいのかを福は考え続けていました。

突然猫が飛び出してきて宝の母が急ブレーキをかけた瞬間、福は思い立ったように立ち上がり、"お母さんには私から話をさせてください。"と車から飛び降りたのです。

宝の母はそんな福の様子を見て呆れながら、"福とは別れなさい。"と呟きました…。

走って家に帰った福は一旦深呼吸をします。どうやって伝えようか悩んだ瞬間、扉が開いて"ちょうど迎えに行こうとしてた。"と福の母が出てきました。

優しい母親にあたたかさを感じる福。温かいココアを入れてくれた母親には申し訳なく思いつつも、福が少しマグカップを退けようとしたのを福の母はきちんと見ていました。

なんて切り出せばいいのか悩む福の手を取り、"吐き気を抑えるツボを押してあげる。"と言います。"大きくなったね。"と笑う福の母に、福はついに話しを切り出すのでした…。

少し遅れて宝と宝の母がやってきて、福の母に"申しわけありません。"と頭を下げています。

"今福から話しを聞いているので、後日はいかがですか。"そう淡々という福の母に宝は割って入ろうとしますが、うつ向いたまま返事はしてくれませんでした。

その姿を見て宝は謝るかのようにうなだれます。

一方でリビングで座り泣いたまま動かない福は、打ち明けたときの母の表情が頭にこびりついて離れないのでした…。

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声を何度でもあげます。まじでこれは図書館においてもいい本。

きっと福のお母さんは気付いていて、言われたら「そっか。」って返事をしてあげなきゃって思っていたんだと思います。

でもやっぱりいざ聞かされると泣きそうにもなるし、でも福が1番不安なんだろうな。ってわかるから、涙を我慢した笑いになったんだろうな。と私は解釈しました。

次に家族全員が対面するのか、福と宝の母だけで話すのかは全く読めませんが「堕ろす」っていう選択肢で話し合うんだと思うんです。

その時に誰が福の味方をしてあげるのかが私的には不安です。宝はもちろんですが、大人ではないので…。

って考えるとお兄ちゃん？

私は福と福の母のちょうど間世代なので、自分ならどういう選択を福に与えてあげるんだろう。って考えてしまいます。

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