【最新102話更新】「忘却バッテリー」の全話あらすじ（ネタバレあり）と感想 | ジャンプ+

「ジャンプ+」に掲載されている「忘却バッテリー」のあらすじ（ネタバレあり）と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

自分の存在が消える感覚が出始めたせいか、名門と名高い宝谷シニアで鍛え上げられた要が丸くなったと噂されていました。その頃、大阪陽盟館を訪ねる男がいます。プロの養成校とまで言われる陽盟館の校門をくぐったのは、記者の佐古。

対応する陽盟高校のコーチは、快活に笑いました。部活離れした練習を生徒たちに課す理由は、彼らに野球選手として大金を稼ぐ手段を持たせるため。そして全盛期から比べて落ちてしまった野球人気を取り戻すために、若いヒーローを育成するためです。

自分のチームから、そのヒーローが生まれると信じて疑わない陽盟コーチ。一方佐古が目を付けているのは、要です。コーチと話を終えた佐古は、次に氷河高校へと足を運びました。やはり目を引くのはピッチャーの桐島。ですが、他にも注目株はいます。球速に定評のある勝気な巻田、ムードメーカーで小柄ながらパワーヒッターのキャッチャー舞原、そして新入生で185㎝の長身を誇る宇部です。

"エースの資格とはなにか？"
氷河の圧倒的なエースである桐島に佐古がこの質問をしている頃、小手指高校では清峰が同じ質問をチームメイトたちにしていました。ですが、答えは出ません。どのチームでもエースと言われる選手は、自分の価値感でチームを背負いエースの看板を掲げているからです。

"エースはとにかく一番スゲー奴だ。"
真っ直ぐにそう言う巻田の言葉にふと桐島は、昔弟に言われた言葉を思い出しました。自分が一番スゲーから、エースだと語ったかつての弟。弟がいる以上、エースの座は得られなかった桐島は自分こそがエースになると語る巻田に感心しました。

あの時弟に自分もそう言えていたら、弟と違うチームに来なかったら、もっとマシな人間になれていたかもしれないと桐島は笑います。たしかにエース像はそれぞれ違いますが、絶対的な基準は勝利をもたらす人物であることは間違いなく……？

桐島兄弟の確執がこの夏は如実になりそうですね。
絶対的なエースと言われた弟を持つ桐島が自分らしく野球を楽しむ手段はもしかしたら弟と違うチームに行くしかなかったのかもしれません。しかし、弟と同じチームで研鑽し合っていたら今頃桐島はもっとすごい選手になっていたかもしれないと思うとちょっと考えちゃいますね。
今年の夏も選手は粒ぞろいです。一体、どんな試合を見せてくれるのでしょうか？

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