ギルティ・第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ まんが王国

「まんが王国」に掲載されている「ギルティ」第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

小高家を出る決心をする瑠衣だが、爽は猛反対

今の瑠衣は、小さな子供を抱えたシングルマザーです。それだけでも大変だというのに、瑠衣は事故から我が子を庇って車椅子生活を余儀なくされてしまいます。

このまま爽の家の世話になるわけにもいかず、瑠衣は秋山の申し出を受けて彼と一緒に暮らしていくことを決意しました。

しかしこれに反対したのは爽です。彼女は瑠衣の子供の葵衣を我が子のように可愛がっていたため、離れ離れになることを嫌がりました。

爽は葵衣と離れ離れになりたくないが故に、瑠衣に黙って葵衣を連れ出し家を出て行ってしまいます。

自分を母親だと錯覚する爽

爽は一度、秋山との子供を流産してしまうという辛い過去を経験をしています。子供を切望していた彼女でしたが、自身は子供を儲けにくい体になってしまいました。

そんな事情もあって、爽は葵衣のことを本当の自分の子供のように可愛がっていたのですが、さすがに連れ去るのはやり過ぎですね。

葵衣を連れ出した爽やかは、自分のことを「ママ」と呼んでいました。おそらく爽やかは葵衣の世話を焼いているうちに、自分が母親なのだと錯覚するようになっていったのでしょう。

秋山の元妻・美和子に初めて謝罪をする瑠衣

59話の序盤では、車椅子生活になった瑠衣が秋山の元妻である美和子に謝罪にいくシーンがあります。なぜ瑠衣が謝罪に赴いたのかと言うと、母親になった今美和子の境遇や気持ちに共感できる感情が湧いてきたからです。

子供にとって母親や家族は掛け替えのない存在であることを身をもって知った瑠衣は、自分が美和子や秋山の家庭を壊し、美和子の子供から母親を奪おうとしていたことがどれほど罪深いことだったのかを改めて理解したのです。

しかし美和子のほうは、そんな瑠衣の謝罪はどうでもいいといった態度でした。彼女はすでに自分なりに新しい道と幸せの形を見出していたので、過去に囚われてはいなかったようです。

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爽がまさかすぎる行動に出てしまいました。葵衣を奪われた瑠衣は血眼になって我が子のことを探したいところでしょうが、彼女は車椅子のため思うように探すこともできないでしょうね。

爽やかと瑠衣の父親をめぐる一件は解決したものの、その後に流産や不妊や秋山との別れなど、爽の心を壊すには十分すぎる要素が多すぎました。おそらく今の爽の精神状況はけっこう危うい状況だと考えられます。

秋山たちが早く爽と葵衣のことを見つけてくれればいいのですが……。

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