【最新最終話更新】「そもそも恋は欲だらけ」の全巻ネタバレと感想

「そもそも恋は欲だらけ」のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

紅葉と泰輔の結婚式まであと少し。しかし、紅葉と泰輔の雰囲気は最悪でした。結婚式までにしなければいけない作業が多すぎて、恋人らしい時間を取ることも出来ません。なんだかギスギスした2人にアドバイスをくれたのは、アモーレ先生です。言われた通りに恋人として夜を楽しんだ 2人はすっかり元通りになりました。

そうして必死の準備を終えた結婚式は素晴らしいものです。
多くの人に祝福されながら永遠の愛を誓う紅葉と泰輔。男をカネでしか見ない女と女をカラダでしか見ない男の結婚式。 欲にまみれた恋愛から始まった2人ですが、そもそも恋とは欲から始まるものでこれからも欲にまみれているだろうと考えるのでした。

最初はどうなるかと思いましたが、なんとか無事に着地しましたね。最初は隼人とくっつくんじゃないのかなと思いましたが、まさかの紅葉が選んだのは泰輔。 今まで紅葉が付き合ってきた男性の中では一番平凡な男性じゃないですか？

思い返せば、2人の恋愛の始まりは本当にただの欲でしたね。カネとカラダを求めるためだけの恋愛でした。しかし、それでも一緒に過ごそうと決めたのなら始まりはそう関係ありませんよね。その証拠に紅葉と泰輔は今までいろんなハードルを乗り越えてきました。これからもきっと2人で逞しく生きて行ってくれると思います！

この作品を通して感じたのは恋愛の形は人それぞれだということ、そして泰輔と紅葉の結婚が決まってからは結婚とは何かについて考えさせられました。ただ一生一緒に連れそう覚悟だけが結婚ではないような気がします。

例えば、結婚式の準備は膨大にあって、泰輔のように嫌になってしまう男性も多いと思います。しかし、泰輔は紅葉と心を通じ合ったことで最後までなんとか頑張り、ついに結婚式を迎えることが出来ました。泰輔と紅葉を見ているとただ一緒にいるだけでなく、一緒に戦っていくのが結婚なのかもしれませんね？泰輔と紅葉夫婦はたぶん紅葉が引っ張っていく感じになりそうですが、どんな夫婦生活を送るのか、ちょっと気になります！

ついに最終回になってしまいました！最初からハラハラドキドキ、大人の恋愛の欲にまみれたところが存分に出た作品でしたが、なんだか終わってしまうのは寂しいですね。最後に泰輔と紅葉の結婚が見られたのは嬉しいですが、他のカップルの行き先も気になります！先生の次回作を期待しましょう！

ついに泰輔との結婚が決まり、結婚式の準備を始めた紅葉。しかし泰輔の母親は、式場の見学に付いてきたり、自分の自分が着ていた白無垢を紅葉にも着て欲しいと大暴走です。実は娘が欲しかったのに、自分の体のせいで産むことが出来なかった話す泰輔の母親は、いつか 娘に白無垢を着て欲しいという夢を叶えて欲しかったと漏らしました。

それを両家顔合わせの席で気付いた紅葉は、泰輔の母親の白無垢に袖を通します。結婚式前撮りだけですが、紅葉の白無垢姿に泰輔だけではなく、紅葉の両親まで涙を流しました。その頃隼人の前で奈子はまた大暴走、いや迷走を続けていて–––––⁉

泰輔の母親が最初に白無垢を着て欲しいと言い出したときはまたモンスターの登場か！と身構えてしまいました。しかし、本当は純粋な夢があっただけでしたね。幸い紅葉の母親の一言で気付いてくれましたが、紅葉の機転のおかげでその夢も叶いました。本当によかったです。これから先、きっと泰輔の母親は紅葉の良い味方になってくれる気がしますよね。この後書きますが、あの情けない泰輔がパートナーでは不安でいっぱいですが、しっかり者の紅葉の母親と純粋に愛を注いでくれる泰輔の母親がいれば大丈夫な気がします！

本当に今回は泰輔に頭を抱えてしまいました。プロポーズの時も思いましたが、悪く言うと泰輔は自分の良いと思うことしか考えていませんよね。 たしかに紅葉を愛していることに間違いはないと思いますが、今回の泰輔は情けないの一言です。紅葉が嫌がっているのに、母親を止めようとはしませんし、ドレスの試着のときもエッチなことしか考えていません。これから紅葉を守るのは泰輔の仕事です。それなのにこんなので大丈夫でしょうか？いまからでも六郎太に乗り換えても遅くないような気がします……。

なんだか泰輔のお母さんが良い人で安心しました！それに紅葉のお母さんもかっこよくて、これから紅葉もこんなかっこいいお母さんになるのかなと思ったら楽しみです。 泰輔には不安が募りますが、気になるのは2人の結婚式と隼人と奈子の関係。 紅葉たちの結婚式に隼人と奈子が手を繋いで来たら……嬉しいですよね！

笑美の結婚式に興奮した様子の紅葉。そんな紅葉を前に六郎太にも先にプロポーズをされ、三番手となった泰輔は、サプライズでプロポーズをするために計画を練りました。そんな泰輔が思いついたのはダンス。感動するプロポーズのためにさっそくダンス教室に通い始めますが、さっそく転んでしまいます。

泰輔は生粋のガリ勉陰キャの運動音痴。それでも紅葉のために、必死に練習を続けました。そうして迎えたプロポーズ当日、レッスンで忙しい毎日に過ごす泰輔は、紅葉が浮気を疑っていることなど気付いていません。

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こうして恵比寿駅で向かい合ったこれからプロポーズをする男、泰輔と泰輔の浮気を疑う女、紅葉が待ち合せました。予算の関係上、レストランの貸し切りなどの絵に描いたようなプロポーズは用意できません。ですが泰輔は、自分なりに用意した最高のプロポーズに胸を高鳴らせます。紅葉が自分を疑っているなんて、欠片も思っていません。

2人が訪れた広場で泰輔は指を鳴らし、フラッシュモブが始まります。
ド派手な演出に道行く人の注目も集まる中、ダンスを終えた泰輔はバラの花束を抱えて、紅葉の前に跪こうとしました。しかし慣れないダンスのせいか、前のめりに倒れてしまう泰輔。

広場は嘲笑に包まれ六郎太のせいで顔が知られている紅葉は、二股女だと指を指されてしまいました。さすがの状況に紅葉は逃げ出し、エキストラたちも立ち去っていきます。その上、転んだ拍子に用意した婚約指輪まで失くしてしまった泰輔。

降り出した雨の中、1人指輪を探し続ける泰輔に傘を差しかけたのは他でもない紅葉でした。
ここまでいろいろありましたが、何とか指輪を見つけた紅葉は泰輔に微笑みます。
"一生許してあげないから、一生大事にしてね。"

こうして無事に成功を収めたプロポーズですが、結婚の挨拶に行った泰輔の実家で固まりました。結婚式ではドレスが着たい紅葉。しかしそんな紅葉に泰輔の母は、<おさがりの白無垢>を着せたいと言い出し、その上、泰輔まで乗り気で–––––––⁉

な、なかなかパンチのあるプロポーズ大作戦となりましたね。今回のお話、40話は地獄のプロポーズと題名がついていたのですが、まさにその通り。プロポーズのことを考えるのは良いですが、もう少し泰輔は紅葉に目を向けても良かったかもしれませんね。でもまぁ、雨降って地固まるとも言いますし、これまで2人は色々なことがありましたが、なんとか乗り越えてきました。なので、プロポーズもなんとかなりました、ですが、気になるのは結婚式ですね！一難去ってまた一難、これからどうなるのでしょう？

元旦の夜をいろんな意味で泰輔と楽しんだ紅葉。そんな紅葉の初売りの帰り道に現れたのは、大きな薔薇の花束を抱えた六郎太でした。驚く紅葉に六郎太は、まだ付き合っていた頃の思い出話を始めました。

六郎太のバンドは今のように売れてはおらず、観客がわずかしかいなかった頃がありました。それでも紅葉は毎回ライブに来て、六郎太を励ましていました。そんな紅葉にいつか売れたら最高にイカす革ジャンを、ペアでプレゼントしたいと言い出した六郎太。まさかのプロポーズかと期待していた紅葉は、それを断った後こう言います。
"なんで彼氏の俺が3番目にプロポーズしなきゃいけないんだ。"
せっかく紅葉と付き合えたというのに、イブラヒムと六郎太が彼氏の自分を差し置いてプロポーズをしている事実に、泰輔は怒りが沸き上がります。泰輔は紅葉がなびくとは思っていませんが、自分より先にプロポーズをしやがってという思いがロッカーを殴る手を止めさせません。

一方紅葉は、先輩の笑美から突然結婚することを告げられました。交際0日婚だという笑美の結婚式は来月。お相手は行きつけの居酒屋の常連だと言います。驚きとお祝いムードに溢れた紅葉たちは、もちろん結婚式へと足を運びました。

笑美の結婚式は披露宴だけですが、華やかで彼女らしいお式でした。それに感動した紅葉は帰宅するなり、泰輔に身振り手振りを交えながら説明します。そんな紅葉の輝く笑顔に泰輔はド派手なプロポーズをすると心に決めて––––––⁉

泰輔、大丈夫ですかね？
これまでもかなりトンチンカンというか、的外れというか、勘違いをしてきた泰輔です。もう紅葉が他の男性のところに行くことはないと思いますが、なんだかやらかしそうな気がします。
それに六郎太の彼女、婚約者騒動はまだ収まっていません。悪い方向に影響しなければいいのですが、心配です！

秋穂は大喜びで泰輔をホテルに連れて行こうとしましたが、泰輔は"紅葉を裏切ることになるんだから、秋穂は自分と生涯一緒に居る覚悟があるんだよね？"と尋ねます。"もちろん。"と嬉しそうに言った秋穂に、"でも自分は、秋穂を大事にするつもりはない。"と泰輔ははっきり告げました。

その言葉に驚く秋穂。"紅葉を裏切ってまで秋穂を手に入れたとしたら、すぐに捨てるわけにはいかないから、秋穂とは仕方なく付き合うことになる。自分は秋穂を幸せにしたいわけじゃない。"と言った後、"浮気もするだろうね。"と笑顔で泰輔は続けます。

"諦めさせようとしているんでしょ！"と言う秋穂に、"秋穂がどんなに魅力的でも、紅葉ではないから自分の気持ちは変わらない。"と返した泰輔。秋穂は声を荒げて"お姉ちゃんばっかり！"と叫びます。

"だって紅葉のことを愛しているから。"そう泰輔は言ったあと、"自分と付き合うなら、家族との縁は切ってほしい。大学の学費も払って貰えなくなるけど、自分でなんとかして。"と突き放すのです。

"脅されても諦めない。"と言った秋穂に、"秋穂にそれだけの覚悟があるかどうかを聞いている。"と泰輔は言い、"人のものを欲しがることには、責任と代償が生まれる。"と秋穂に語り掛けます。

そう言われた瞬間秋穂はいろんなことを考え、"からかっただけだよ。"と冗談ぽく流そうとしました。するとその発言が許せなかったのか、泰輔は"こっちはそれだけ恋愛に本気なんだよ！"と怒鳴ってしまったのです。泰輔は秋穂の手を引っ張り、"ヤりたいんだろ、相手してやるよ。"と秋穂を引きずります。

"嫌だ！"と泰輔の腕を振り払った秋穂に、"もう人のものを欲しがることはやめな。"と泰輔は諭しました。"ごめんなさい。"そう言い、トボトボと秋穂は帰っていくのです。

秋穂を見送り、ホッと一安心している泰輔。しかしそんな泰輔の後ろから警官が現れ、泰輔に声をかけました。なんと先程秋穂を無理やりホテルに連れて行こうとしていたところを誰かが見ていて、通報してしまったようです。

交番の前で必死に頭を下げているのは紅葉でした。

警官に全く信じて貰えなかった泰輔は、紅葉を身元引受人として選んだのです。"秋穂がごめん。"と謝る紅葉に、"自分も大人気なかった。"と泰輔は反省します。

そしてあのウエディングドレスが飾られているショーケースへと戻ってきました。

泰輔は居ても立っても居られなくなり、紅葉の腕を掴んで"不安にさせてしまったから責任をとらせてくれないか。"と告げて―――！？

泰輔の方法って結構キワキワだよね。 紅葉好きすぎて途中めちゃくちゃ支離滅裂になってるけど、ずーっと秋穂に付け回されて疲弊してたわけだからまぁ許しましょう(笑)

覚悟はあるか。ってことを問いたかったんだろうね、泰輔は。

だってお姉ちゃんのものだからほしい。好きになったけどお姉ちゃんの彼氏だから好き。っていうこのベースがある以上、秋穂が泰輔を本気で好きになることはない。って泰輔もわかっていたんだと思うよ。

だからこそ自分じゃないし、紅葉を悲しませることはしないで。っていう泰輔なりの説教だったのかなぁ。と。

まぁ警察オチはちょっと笑ったけど、ある意味この漫画らしくてよかったなぁ。と思いました。

さぁ、この泰輔になんて答えるか、最近出番のなかった紅葉さんの返答が気になりますね！

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