【最新話(48話)更新】「ながたんと青と」の全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ Kiss

「Kiss」に掲載されている「ながたんと青と」最新話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鈴音の実家に援助する代わりに結婚を決めた縁。ですが、その結婚生活の初めに言った言葉のせいで鈴音は変わってしまいました。張り付いたような笑顔か無表情しか見せなくなった鈴音。そんな鈴音を変えようと縁はいち日たちに助けを求めますが、それでは夫婦ではないといち日の母親が叱りつけます。

もう一度夫婦として向き合おう。そう決めた縁が帰った後、大文字焼きを見たいち日と周は静かに布団に入ってーーー

最近は恋愛結婚が主流になりましたが、戦後間近であるこの時代はまだ金銭的な援助や血縁の保持を目的とした結婚が多くあったようです。結婚を決めるのは当事者ではなく、親や周囲の親戚たち。それでも結婚した2人は夫婦として一緒に暮らすことになります。そう言う場合はおそらくですが女性側が夫の実家に同居することが多いようですね。いち日の母親や鈴音がいい例だと思います。慣れない環境に1人飛び込んで、一生を過ごす。想像するだけで怖くなりますよね。

そんな時、女性にとって頼りになるのは間違いなく伴侶になる夫です。いち日の母親は娘2人を産んだ後、男の子を生めと姑に言われました。しかし、体は限界。そんな時に夫であり、いち日の父は矢面に立って、母親を守ったと言います。ですが、縁は逆。鈴音に妻とは笑っていることだと言ってしまいました。 しかも結婚式のときに。もう最悪です。不安で怖くて仕方がないのに、頼りになるはずの夫から笑ってろなんて言われたらもう絶望ですよね。鈴音が壊れてしまった理由もわかります。 早く縁と話し合って、もしもそれが最善策なら離婚だって選ぶべきです。でも、縁と鈴音はまだ向き合えていないだけなきもするので、できればこのまま2人で幸せになる道を模索してほしいと思ってしまいます。

これまで様々な夫婦を見てきました。まさに三者三様といいますか、兄弟や姉妹でも築く夫婦の形は違いますね。まず今回出た鈴音と縁夫婦ですが、この2人は表面だけ夫婦の仮面夫婦という感じ。ですが、鈴音を心配して縁が恥を忍んで周に助けを求めたり、いち日の家にいるときに鈴音が縁のことを話していたりとか、実は想い合っている気がしますよね。 そして、頌子と栄夫婦。この夫婦もまた仮面夫婦というイメージですが、頌子が栄にぞっこんなところがちょっと違いますよね。それに栄はなんだか頌子と向き合うのが怖いというか、夫婦の間に恋愛感情を持つのを恐れているような感じがします。 それからもちろん、いち日と周夫婦。最初こそ前述の二組と同じようにすれ違いの夫婦でした。しかし、今はいつ子供が出来てもおかしくないくらいラブラブの夫婦。見つめ合うだけで照れてしまういち日があまりにも可愛らしいですが、そんないち日を見る周の優しい瞳から愛しているのは一目瞭然です。

もちろん、愛し合うだけが夫婦ではありません。なにより大事なのは相手と一生を共に過ごすために何が出来るか。そのためにお互いのことを考えて、行動できるかです。正しいというか、あるべき姿は夫婦によって違うと思いますので、早くいち日と周夫婦以外のカップルも幸せの形を見つけるところが見てみたいですね！

縁は思ったよりひどい人ではありませんでしたね。というより、優秀な弟のせいでひねくれてしまっただけで実は良い人のような気がします。早く素直になって、鈴音とちゃんと話し合ってほしいですね。鈴音の閉ざした心が開けば、きっと子供の小夜子も楽しそうに笑ってくれるはずです！

桑乃木2号店のシェフ、慎之介の強すぎるこだわりに頭を抱える栄が頼ったのはいち日。ですが、実は慎之介のこだわりを知っていた周から事前に助言をもらっていたいち日は慌てずに、それに応えます。 そんないち日が気になるのは東京に行ったときに出会った頌子と、栄のこと。なかなか進展の見えない2人にいち日はやきもきしてしまいます。

さらに問題は訪れるもので、ようやく帰って来た周の後ろにはなんと縁の姿があってーーー⁉

周が経営の勉強のために離れている間、桑乃木の調理人を任されていた田嶋も周が戻ってくることになってお役御免です。これでいち日と田嶋の間に流れた不倫疑惑というか、2人がお付き合いしているのではという噂も一蹴されるはず。ですが、気になるのは桑乃木2号店です。

本格的な料理を出す桑乃木本店ではなかなか回転率を上げることが出来ず、お客さんが溢れてしまうからとその受け皿にするために2号店の出店が決まりました。なので、2号店のテーマは安くて回転率の良いお店。そのはずですが、2号店の調理場を預かる慎之介のこだわりは高すぎて、桑乃木本店と同等、またはそれ以上の素材を使おうとするために原価がうなぎのぼりです。 その状況に頭を抱える栄ですが、さすがは周ですね。事前にそうなることを察知して、2号店と本店の役割を入れ替えることをいち日に提案していました。

これで桑乃木はなんとかなりそうですが、周の先回りした助言に栄は面白くなさそうでしたよね。うーん、これがどうなるのか、気になります。

今までは周といち日夫婦にフォーカスが当たってきました。すれ違う2人の関係は大分好転してきて、今ではすっかりオシドリ夫婦です。しかし、そうもいかない夫婦がこの物語の中には今のところ、2組。 頌子と栄、鈴音と縁夫婦です。

頌子と栄夫婦は完全に想いが頌子からの一方通行で、栄がそれを受け入れられていない状態。そう考えると栄が悪いように見えるかもしれませんが、愛されているから、良い人だからって好きになれるかはわかりませんよね。というより、栄の性格上、手に入らないものほど欲しくなるみたいなタイプだと思うので、もしかしたら、頌子が自分のほうを向いている以上、栄が頌子に目を向けることはないのかもしれません。

そして、鈴音と縁夫婦はありがちな感じです。名門山口家に嫁いだ鈴音にとって求められるのは跡継ぎになる男児を産むこと。しかし、鈴音が産んだのは娘の小夜子だけです。子供を産むことだけを求められ、それ以上の価値などないと言われているような状況に苦しむ鈴音が思い出すのは、桑乃木で周やいち日と共に過ごした時間。あの時間がほしい、いち日の立場が欲しいと願う鈴音の目には狂気の色が見えました。 一方、夫の縁はそんな鈴音を子供を産むだけの女性として見ている様子はありません。この夫婦もすれ違いというか、話し合いの少なさが問題のようですが、鈴音、かなり追い詰められてます。

桑乃木問題が落ち着いたと思ったら今度は夫婦問題勃発という感じです。しかも、栄と頌子のようにこのままでもなんとかなるかなぁという夫婦よりも問題なのは縁と鈴音夫婦。追い詰められている鈴音はいち日の場所を奪いたいと祈るようになっていますし、そんな妻を置いて縁は桑乃木を頼っています。もう嫌な予感しかしません。これからどうなってしまうのでしょうか？

突然、東京にいる周の元を訪ねて来たいち日。その口から零れた言葉は 周への真っ直ぐな想いでした。そんないち日の想いに周も応えて、ぎゅっと いち日を抱きしめます。想いを通じ合えた2人が眠ったのは同じベッド。そんな幸せな時間を過ごした2人でしたが、一方で動き出した人たちがいました。

夫の栄と想いを通じ合いたいと望む頌子はいち日に協力を仰ぎ、
大阪にいる鈴音は想いを押し殺すように花を握りつぶしてーーー⁉

元々桑乃木を再興させるために結婚した周といち日ですが、これまでも結構仲良さそうな雰囲気がありましたよね。互いに微笑み合ったり、なかなか素敵な夫婦だったと思います。ですが、まさかいち日の中に東京に押しかけるほど、燃えるような周への愛情があったとは想像できませんでした。それに応える周の真っ直ぐな姿勢にも驚きました。

今までは穏やかで愛らしい普通の夫婦だった周といち日。それはこれからも変わらないと思いますが、この日のことはすごく大きいですよね。2人が本当に夫婦になった日には違うと思いますが、なんというか想いを確認し合った日とでも言えばいいのでしょうか？本当に良い日でしたよね！

気になるのはこれからの周といち日のことですよね。これだけ愛し合ってる2人ですからどんな障害があっても大丈夫だと思います。しかし、それを周囲が許してくれるとは限りません。

2人にとってまず気になるのは栄の動向です。栄は桑乃木再興を果たし、確かな実力を身に着けた周に興味を持っています。それにいち日にも関心を抱いているようでした。もしも無理矢理周かいち日を栄が本気で手に入れようとしたら、きっと簡単に出来てしまいますよね。栄がそんなことを考えないことを祈るばかりです。

そして、気になるのは久しぶりに登場した鈴音の存在です。元々鈴音は周に想いを寄せていましたよね。それを横から奪う形でいち日にその場を取られてしまいました。

それでも鈴音が権力を持つ有力貴族の娘ということに変わりはありません。もし、周を手に入れるために鈴音が動き出したらどうなるのでしょうか。きっと目を付けられるのはいち日のそばにいる田嶋かもしれません。

これから一体どうなってしまうのでしょうか？

周といち日が超ラブラブです！今までも結構良い夫婦でしたけど、こんな風になんか抱きしめ合ったり、言葉を口にしたりとか直接的な感じは無かったですよね。

ほとんど初めて見る2人の雰囲気にときめいてしまいました！もっとこういう2人が見てみたいです！

東京で周が栄と硝子の政略結婚の夫婦を心配している頃、いち日の元には周の兄嫁の鈴音が訪ねてきました。鈴音はいち日に、何故周を東京へ半年間も行かせたのかと問い詰めます。まるで想い人のように周を心配する鈴音を見て、偶然桑乃木に来ていた叔母はもしかしてと不審な笑みを浮かべました。

叔母や鈴音に、いち日は戦争で前の夫を失いその後 家のために年下の周と結婚した女と思われていました。いち日と周の間に、愛があるとは思ってもいません。それどころか、叔母は最近出入りしている田嶋との関係を疑う始末。しかし、そんな田嶋に背中を押されたいち日は、周に会いに東京に向かって–––––⁉

周にとって義姉でもある鈴音は、幼馴染でもあります。たしかに幼馴染の安否を心配するのは当然ですよね。しかし、すでに鈴音は結婚している身。いくら昔みたいに頼ってくれてかまわないと言われたからと言って、周に頼るのは筋違いな気がします。

実の兄妹ならまだしも、2人は義理の兄妹。あまりにも距離が近いと関係が疑われてもおかしくありません。なのに、幼馴染の妻の前で勘違いをさせるような態度をするあたり、鈴音は本当に周に想いを寄せているのかもしれません。あわよくば政略結婚だからと、周といち日の間に入り込み周と関係を持とうとしているのかも？

たしかに最初は、周といち日は家のために結婚した政略結婚です。しかし、2人は次第に想いを寄せ、今ではお互い想い合う仲です。間に誰かが入る余地はありません。

それに関係を疑われている田嶋もまだ失った妻のことを思っています。周囲が持っている不安など2人の間にはありません。ただ田嶋の言う通り、周といち日の間には言葉が少ないですよね。この東京行きでぜひともたくさん話をして、もっと関係を良くしてほしいです！

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周が帰ってくるまでいち日といるところは見られないと思いましたが、まさかこんなに早く見られるとは嬉しいですね！ それに今回いち日が硝子に教えた料理も美味しそうでした。次はどんな料理を紹介してもらえるかも楽しみですが、周といち日がどんな話をするのかも楽しみですね！