エンドレス離婚 ・第61話,62話,63話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜

「めちゃコミック」に掲載されている「エンドレス離婚 」第61話,62話,63話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

父親がいるから家族が不幸せになっていた？

上司も驚くほどに仕事をこなす聡ですが、家庭を優先したいという聡の気持ちには上司も同僚も反感を募らせるばかりでした。

そんな中、聡はこれまでのループ世界で遭遇してこなかった美女に出会います。ループ世界の異変に気付き始める聡。

聡は、妻の紀子に対する気遣いも絶やしませんでした。土曜日には彼女が1人で出かけられるように手筈を整えてくれます。

女の子らしさから解放されたきららは、自分が本当にやりたいことを聡にちゃんと言えるようになっていました。どうやらきららはサッカークラブに興味がある様子です。

しかし聡は、ここである重大なことに気が付いてしまいます。

虎太郎は、父親である聡に男なら男らしくと言われたため、ずっと虐められていることを打ち明けられずにいました。

そしてきららも聡の目を気にして無理に女の子らしさを演じたために、自分が本当にやりたいスポーツも我慢し、そのストレスで同級生に嫌がらせをしてしまいました。

聡は、自分さえいなければ子供たちも妻も、もっとずっと前から幸せになれたのではないかという考えを抱いてしまいます。

聡がついに気付いてしまった

確かに、これまでの家族トラブルの元凶は全て聡にありました。彼の行動や言動のせいで、家族は少しずつ心に傷を負って行っていたわけですからね。

聡は他人の感情にかなり鈍感なタイプですし、正直言ってデリカシーがありません。しかも中途半端に亭主関白的な考えもあったので、それが家族にとってストレスだったのは間違いないでしょう。ただ今はだいぶ改善されてきてはいますが……。

聡は今回、自分の存在こそが家族にとって邪魔なのではないかという考えを抱いてしまいました。なんだか聡が泥沼にはまりかけている気がして怖いです。

聡がいたからこその幸せ

しかし、聡がいなければ紀子はそもそも家庭を持てませんでしたし、虎太郎やきららも父親の愛情を知ることもありませんでした。

家族にとっては、聡という父親がいることによってデメリットもメリットもあったのは事実です。最近の聡の行動は、父親としての鏡そのものですからね。

今の紀子と聡の関係は、理想的な夫婦関係にも思えます。

流れ的にはかなりいい方向に向かっているので、聡が今回の気付きをきっかけにして、どんどんネガティブになっていかないことを願います。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

今回は聡がこれまで気付かなかった事実に気が付いてしまった重要な回でした。そう……家族トラブルの発端は全部、聡の「夫・父親としてのデリカシーのなさ」が問題なんですよね～。聡自身は本当はいい人なのに、自分が周りを振り回している自覚がないことが一番の問題なんです。自覚がないのが一番やっかいなんですよね。

でもそういうタイプの人って、まわりから自分に対するデリカシーのなさにも鈍感なことが多い気がします。