むせるくらいの愛をあげる・第14話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜デザート

2024年4月24日発売の「デザート」2024年6月号に掲載されている「むせるくらいの愛をあげる」第14話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

学際2日目がスタート！ひばりに初めてのファンが出来る！？

「売れ残り」を恐れてTシャツを少ししか販売しなかったひばり！しかし、ガクに背中を押されて、Tシャツの追加制作を行うことにします！

そんな中、ひばりのSNSアカウントにTシャツを購入したいとわざわざDMが届きました。連絡をしてまでわざわざTシャツを欲しがってくれる客に、ひばりは喜びを感じます。

しかし、お客が指定してきた時間は、ガクのライブの時間と重なっていて……。ガクのライブをとるか、自分のデザイナーとしての第一歩をとるか……果たしてひばりが選んだ選択は！？

学際1日目はTシャツが売り切れてしまった

在庫が余って自分が傷つくことを恐れたひばりは、少な目にTシャツを作っていました。そのため1日目はTシャツを購入できなかったお客さんが何人かいたのです。今回わざわざ連絡をくれたお客さんは、1日目にTシャツを購入できなかったお客さんでした。どうしてもひばりのTシャツを諦めきれないと言ってくれるお客さん。ひばりにとって、自分の制作物がこんなにも他人に求められるなんて、初めての体験でした。

直接お礼が言いたい

ライブでガクにファンがつくように、ブランドやデザイナーにもファンというものはつきます。クリエイターは、ファンやお客がいて初めて利益を出すことができるし、活動を仕事として続けていくことができるのです。今回、ひばりのTシャツを強く求めてくれたお客さんは、行ってしまえばクリエイターとしてのひばりの初めてのファンとも言えます。ありいはそんなお客さんに、直接お礼が言いたいと思い始めたようで……？

ひばりがクリエイターとしての第一歩を踏み出した裏では

あいりは確実に丈を意識するようになっていました。しかし、丈はそんなひばりの気持ちには全く気付く素振りがありません。丈は自覚がないまま、あいりとの接点が増えていき、あいりはますます「もしかしたら丈は自分に気があるかもしれない」と思うようになっていき……。行動的なあいりは、どうやら学際中に丈に告白をするつもりのようです！今の状態では丈からOKがもらえるはずはありませんよね……。あいりが失恋に落ち込む未来しか見えません。

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ライブではガクの人気が大爆発します！しかもガクはひばりが作ったTシャツを着てライブに出演！ライブは大盛況なため、これは大きな宣伝効果が期待できそうです！

しかし、その後にひばりのTシャツの売上が伸びたとしても、お客はひばりのTシャツが好きで購買意欲を抱いたわけではなく、「ガクが来ていたから欲しい」と思ったということになります。

それは、ひばりとしては不本意な状況でしょうね。自分の実力ではなく、ガクの人気に乗っかる形で作品の知名度が広まっていくということですし……。

しかし、そういった宣伝方法も、プロの世界では当たり前に行われている販売戦略です。アマチュアとプロのやり方の違いに悩むのは、クリエイターなら誰もが通る道なのかもしれません。