ハジメテノサツジン・第125話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「ハジメテノサツジン」第125 話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

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音羽と悠、一騎打ちの行方は……！？

悠は、スマホで現場の録音をとりながら、音羽との一騎打ちに臨みました。刃物を持っている悠のほうがどう考えても有利な戦いです。

しかし、死体遺棄や殺人の場数を踏んでいる音羽は、やはり対応能力が優れていました。不覚を取った悠は、音羽に頭を強打されて……。

「殺人」と「死体遺棄」

一騎打ちの直前、音羽は父親の森を崖から突き落としています。森の安否はまだ確認されてはいませんが、崖の高さを考えると落下死している可能性も高いです。もしそうなれば、音羽は父親の「殺人」と、吉川先生の「死体遺棄」に関与しているということになります。

悠と罪の重さが並ぶ

悠は、音羽が森の命を奪ったことに安堵していました。なぜなら、これでようやく音羽と自分の罪の重さが同じレベルになったからです。悠は、吉川先生の命を奪った「殺人」に関与し、繭たちと共に「死体遺棄」に関わっています。これでようやく、形式上は音羽と悠の罪のレベルはほぼ等しくなったと言えるのです。

罪のレベルが同じになることがなぜ重要なのか

音羽と自分の罪のレベルが等しくなったことは、悠にとって大きなメリットがありました。それは、罪のレベルが同じであれば、音羽が先に出所して繭に危害を加える可能性が低くなるという点です。悠は自分の安否よりも、残される繭の今後のことばかり気にしているようでした。

音羽が殺人に関与したのは初めてではなかった！？

今回は悠の発言から、音羽の過去の一部が明らかになります。実は音羽は、両親を火事を装って焼死させ、その後自分を引き取った養母を転落死を装って殺害していたのです。そして今度は養父の森に手をかけた……もはや音羽にとって、殺人は特別なことではなくなっていたようです。

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音羽は、自分の人生の障壁になった人間を、次々に葬って生きてきた女だったようです。普通の神経をしていないとは前々から思っていましたが、音羽の精神はとっくの昔に常軌を逸していたということでしょう。

音羽の倫理観が壊れてしまった原因を作ったのは、おそらく、音羽の母親にあったのではないでしょうか。以前も音羽と母親のやりとりが何度かでてきたことがありますが、母親はお世辞にも真っ当な人間には思えませんでした。

もしかしたら母親が発していた何気ない言葉の1つ1つが、音羽に徐々に劣等感と世間に対する反骨心を芽生えさせてしまったのかもしれません。