ハジメテノサツジン・第127話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「ハジメテノサツジン」第127話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

今度は繭と音羽の一騎打ち！そして結末は予想外の展開に……

悠が崖から突き落とされた現場を目撃した繭は、さらに乱心しました。どうやら繭は、音羽と心中を図るつもりのようです。

音羽からしてみれば、まさに飼い犬に手を噛まれている状態です。あの繭が自分にたてついているという事自体が、音羽にとっては予想外かつ許せない事態でした。

音羽は、得意の言いくるめで再び繭を飼いならそうとします。しかし、音羽と一緒に死ぬ道を選んだ繭の決意は固くて……。

これまで音羽の言いなりで、人を傷つけることに極端に罪悪感を抱いていた繭。しかしそんな繭が、音羽のことを足で踏みつけ、ナイフで切りつけるというとんでもない行動をとります。

繭らしからぬ残忍な行動。繭の反撃はさすがの音羽にとっても予想外だったらしく、音羽は抵抗することができません。

繭はぐったりする音羽を抱きかかえて、崖へ飛び込みますが……！？

繭を始末しないと音羽の刑務所行きは確定！

悠を始末した現場を見られた以上、音羽はどうしても繭を始末する必要がありました。しかし、悠との戦闘で足に深い傷を負った音羽が、力技で興奮した繭の相手をするのには骨が折れます。そこで音羽は、いつも通り繭を話術によって一旦は懐柔する選択をとりました。いつもなら繭は簡単に音羽に騙されますが、今回ばかりは違った様子です。

悠の死が引き金に？

いつもなら簡単に音羽の言いなりになってしまう繭ですが、今回ばかりは徹底的に音羽に抵抗する姿勢を見せます。おそらく「音羽が悠の命を奪った」という目の前の事実が、繭の本当の自我を覚醒させてしまったのでしょう。

音羽を崖下へ引っ張る謎の手！

音羽と心中を図る繭。しかし、間一髪のところで警察が到着し、繭は心中を阻止されてしまいました。しかし、落下する間際、崖下から音羽の髪を力強く引っ張る謎の手が現れます。その結果、音羽は転落して繭だけが警察に助けられるという事態になります。果たして残されてしまった繭は……。

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おそらく崖下に音羽を誘った手の主は、悠に違いありません。しかし、悠は崖下にすでに突き落とされていたはずですよね。

崖に落されたと思われた悠でしたが、もしかしたら繭を助ける為に崖にしがみ付いて、音羽だけを道ずれにする機会をうかがっていたのかもしれません。だとしたら凄まじい執念です。

人を傷つけることに対して敏感な繭が、音羽の傷口をわざと蹴り潰して動きを封じている描写が意外過ぎました。それだけ繭も追い詰められていたという事なのでしょうか。それとも音羽の残虐性がうつってしまったとか……。

いや、繭はそもそも、残虐な行為ができないわけではなく、しなかっただけなのでした。他人を傷つけるよりも自分を傷つけることで、繭は自己防衛してきたのです。そして今回は音羽の矛先が悠を直接狙い、繭は他人に対する加虐という手段をとらざるを得なくなったのだと考えられます。