【最新3話更新】『各位、私のことはお構いなく』のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「各位、私のことはお構いなく」第2話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

結婚を望まない37歳OL

第2話では、流行りに乗れないぽっちゃりOLの佐藤 智子のストーリーでした。智子はファッションセンスのなさを同僚の愛海や杏奈にヤジられて、次第にハブられてしまったのですよね。

そんな中、智子は社内1の個性派お局の初瀬の言葉により、愛海は晴れて、個性的に自分らしく生きていく決心がついたのでした。

ここまでが第2話のストーリーです。第3話からは、そんな智子をハブっていたうちの1人、愛海にスポットが当たります。

愛海は常に人の目を気にする女性でした。いかなる時も「意識高めのOL」の枠に入ろうとする37歳です。

37歳というと、そろそろ結婚が気になる歳ではあります。しかし、智子は結婚願望がありませんでした。10年交際している恋人の隆（たかし）とも、「結婚はしない」「子供も作らない」という条件つきで交際を続けていたのです。

しかしそんな中、結婚願望がないと価値観が一致していたはずの隆が、大人げない方法で唐突にプロポーズをしかけてきて……！？

愛海が結婚したくない理由

愛海が結婚や子育てに否定的な考え方を抱いている理由は、おそらく、幼少期の家庭環境に理由があるのだと思われます。自由に自分らしく生きようとする智子に嫉妬心から心無い言葉を浴びせていた過去を考えるに、おそらく愛海は、「親の愛情を十分に与えられずに育っった」か「親から束縛されて育った」のどちらかである可能性が高いと思われます。

高まる周りのおせっかいの声

結婚も子育ても心底望んでいない愛海。しかし、37歳にもなると、まわりは「なぜ結婚しないのか？」とお節介の声を浴びせてきます。結婚が成功した側の人間からすれば、いい年をして独身であることは「孤独死」「高齢出産」などのリスク面しか頭に浮かんでこないようなのです。愛海はそんな既婚者や結婚を望む女性たちの声に、うんざりしていました。

断りにくい状況でのプロポーズ

そんな愛海は、2つ年下の隆と10年も交際していました。独身貴族的なポジションをキープしたい愛海にとっては、彼氏がいい男であるのも重要な条件でしたが、37歳にもなるとそう贅沢も言っていられません。隆は基本的に適当で子供っぽいところがあり、愛海にも不満はありましたが、今更別れる勇気なんてさらさらありませんでした。そんな中、隆がこれまでの2人の関係を崩すかのような驚きのプロポーズ作戦を実施してくるのです！正直、求めていない愛海にとっては、迷惑でしかなくて……。

社内一の個性派お局の初瀬が、実はバツイチであることが判明！？詳細は明らかになりませんでしたが、どうやら初瀬には元旦那がいるらしく、20年前には別れているのだそうです。

それを知った智子は、独身を肯定するような言葉を呟きます。やっぱり人の幸せは結婚では定まらないと話す智子。

智子は、件のファッションセンスのいざこざを乗り越えて、完全に「人それぞれに人生がある」「自分は自分、他人は他人」という価値観が定まっている様子でした。

そんな智子の言葉や姿勢は、図らずも愛海の心の支えとなるのでした。

同僚からファッションセンスをダメ出しされて……

オシャレをして出勤したつもりが、友人たちにオバ見えコーデだとダメ出しされた智子。ただのアドバイスだと思ってありがたく受け止められればいいのですが、やはりどうしてもショックが過ぎます。

アドバイスなのはわかっているけどショックだったと、正直に自分の気持ちを友人らに伝えた智子でしたが、なんとその日から、若干ハブられるように……？

後日、1人でランチをしていると、近くの席から友人の愛海と杏奈、そして憧れの上司の高橋の声が聞こえてきました。どうやら3人は一緒にランチを食べている模様。話題は、智子の悪口です。

気分が落ち込みっぱなしの智子でしたが、そんな彼女に、社内1の奇抜ファッションのお局の初瀬が声をかけます。初瀬の言葉は他人の意見を気にしてばかりの智子の胸に深く刺さり……。

初瀬は一匹狼の個性的な古参社員

初瀬は、「他人にどう思われるかよりも自分が着たい服を着る」というタイプの個性派ファッションの女性でした。ひと昔前の奇抜で派手なスーツを着こなし、上司や男性に媚びを売ったり愛想笑いをすることもありません。社内ではいつも1人でしたが、なぜか初瀬はいつも自信に満ち溢れていました。

ファッションの正解と不正解

愛海たちにダメ出しをされた智子は、何がファッションの正解で不正解なのか、わからなくなってしまいます。世の中には「年相応のファッション」というものがあり、その枠からはみ出すことがNGとされているように感じたのです。枠からはみ出せば初瀬のように変人扱いされてしまいます。しかし、智子はそんな初瀬に対して猛烈な憧れを抱くようになっていき……。

愛海が個性派を許せない理由

愛海や杏奈が智子のファッションにダメ出しをした理由は、「友達としての親切心」と「智子をバカにした気持ち」の2つが混ざっていたように思います。そもそも愛海が個性的なファッションを許せない理由は、どうやら10年突き合っている彼氏にある様子。次回からは愛海と彼氏にスポットが当てられ、愛海がなぜ友達の智子に心無い言動をとったのか、その謎が明らかになるかもしれません！

30代のファッションは確かに難しいですよね。若い子向きのファッションから、大人向きのファッションに移行「しなければいけない」とどうしても思ってしまう時期です。

特にファッションに疎い性格だと、若い頃の感覚のまま服装や小物を選んでいると、どうしてもファッションセンスだけが置いてきぼりになってしまいがちです。

智子はその典型的な例で、アラフォーだというのにポップな柄が好きですし、カバー力の高すぎるダボダボの服を着ているせいで全体的に着ぶくれしてしまっています。

本人的にはおそらく「お腹もお尻も隠れるから快適！」といった感じで、周りからシルエットがどう見えるかは二の次なのでしょうね。自分が快適な服を選ぶというのも正解な気がしますし、愛海が言うように、自分がどう思われるかを意識した服も大切という意見も、どちらも大切な気がしてしまいます。

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