墜落JKと廃人教師・第94話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜花とゆめ2号

2022年12月20日発売の「花とゆめ」2023年2号に掲載されている「花とゆめ」第94話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

恋仲として親密になればなるほどに不安も膨れ上がっていく

ショッピング中に占い師に声をかけられた扇言は、手相を見てもらうことに。

しかし結果は最悪なものでした。扇言の驚くほど生命線は短くて薄いし、何より恋愛面ではこの先一生、苦しい恋愛に悩まされ続けることになると占われてしまったのです。

さらに、この先、恋愛面において大きなトラブルが待っているとも占われてしまった扇言。扇言にとって最大のトラブルとは、廃仁との関係が周囲にバレてしまうことに他なりません。

扇言は廃仁と距離が近づいていく喜びの裏で、このままいけばいつか自分たちの関係が周囲にバレてしまうのではないかと大きな不安を募らせていき……。

晃のおばあちゃんがそろそろ寿命か

商店街の占い師に手相を見てもらって、結果に落ち込んでしまった扇言。偶然なのかストーキングしていたのか、そんな現場に都合良く廃仁が現れます。

落ち込む扇言を励まそうとする廃仁ですが、例のごとく彼の話は火に油を注ぐような言葉ばかりでした。

その後2人は、手相と寿命の関係性について話をきくために、なぜか晃のおばあちゃんの元を訪れました。おそらくおばあちゃんを訪れた理由は、ボケているようで実は達観した人生観を持っているおばあちゃんに、“助言”のようなものを求めた可能性が高いです。

しかし、おばあちゃんは最近体調が悪く、現在は病院に入院中なのだとか。なんだか晃のおばあちゃんもそろそろ死期が近いのでは？と感じさせるシーンがチラホラ挿入されていました。

このおばあちゃんの最後が作中で語られるとするのなら、そうとうシリアスな回になりそうではあります。

おばあちゃんは扇言と廃仁の姿を見て、すぐに2人が恋仲であることをすぐに見抜きました。他言無用にしてもらいたいと申し出た廃仁でしたが、おばあちゃんは自分はすぐボケて記憶がなくなるから大丈夫だと答えます。

この時点ですでにシリアスさを感じてしまう不思議な雰囲気に……。作者さんの画力と演出力に脱帽の回でした。

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商店街で扇言に声をかけて恋愛面の受難を占った占い師ですが、最終的に彼女は扇言に運気アップのブレスレットを買わせようとしてきます。この流れから察するに、恋愛面の大きなトラブルが待ち受けているという占いは、誰にでも言っているセールストークのようなものなのではないかと思えてしまいますよね。

ちなみに廃仁はその占い師からまんまと運気アップのブレスレットを交わされていました。しっかりオチをかっさらっていく廃仁もさすがです。もしかしたら扇言の不安を笑いでかき消してやろうと考えた廃仁なりの気遣いだったのかもしれません。

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