オークの樹の下・第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第59話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

騎士に蔑まれるマクシー

マクシーに対する嫌悪感を露わにする金髪の騎士ウスリン。彼はリフタンに対し、なぜクロイソ公爵の娘なんか庇えるのか！と大声を上げました。それを聞いた瞬間、マクシーの心は凍り付きます。

これまではルースづてに騎士団から自分が良く思われていないことを聞かされていたマクシーでしたが、今回は騎士の口から直接、自分に対する嫌悪の言葉を聞かされる状況に居合わせたのです。

もちろんリフタンがこの発言を許すはずがありません。リフタンはすかさず、ウスリンに殴りかかりました。その形相はまるで鬼のよう。騎士たちは総出で2人のことを止めに入ります。

リフタン側が何とか冷静さを取り戻したことで事態は収拾します。しかしマクシーは、自分が騎士から尊敬されるような女主人なら、こんな事態にはならなかったと自分を責め始めてしまいました。

いてもたってもいられなくなったマクシーは、何か少しでも役に立てることをしなければと焦燥感に駆られ、ある場所へ向かいます。

ウスリンが嫌いなのはクロイソ公爵

リフタン率いるレムドラゴン騎士団は、クロイソ公爵に不当な扱いを受け続けてきました。先のレッドドラゴン討伐戦も、クロイソ公爵から面倒な任務を押し付けられた形で請け負うことになった仕事だったのです。下手をすればレムドラゴン騎士団は壊滅に追い詰められいました。そしてマクシーはそんなクロイソ公爵家の長女。ウスリンがマクシーを受け入れられないのも、無理はありません。

マクシ―自身に罪はない

とはいえマクシーはクロイソ公爵からずっと虐待を受けて育ってきたため、クロイソ公爵のことが大嫌いでした。そしてマクシー自身はクロイソ公爵家とレムドラゴン騎士団のやりとりに一切関与もしていません。いわばマクシーは、クロイソ公爵とレムドラゴン騎士団の対立の巻き添えを食っている形なのです。

マクシーが知らない事情

いくらレムドラゴン騎士団がクロイソ公爵によって不利益を与えられたといっても、ウスリンのマクシーの嫌いっぷりは以上です。リフタンに逆らってまでマクシーを拒絶しようとするウスリン。もしかしたらまだマクシーが知らされていない、クロイソ公爵家とレムドラゴン騎士団の事情が隠されているのかもしれません。

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騒動が起きている最中、マクシーのそばにずっと寄り添ってくれていたのはルースでした。やはりルースはマクシーのいい保護者ポジションです。

ただ、今回のことの発端は、ルースが騎士団を実験台にしてマクシーの治癒魔法のレベルアップを図ったことにあります。

クロイソ公爵家とレムドラゴン騎士団の関係を知っているルースとしては考えが甘い行動に思えてしまいます。しかも騎士団の中でもクロイソ公爵家に対する憎しみを人一倍抱いているウスリンを実験台にしようとするなんて、あまりにも軽率です。

ルースにも、そろそろウスリンのマクシー嫌いを何とかしようという思惑があったのかもしれません。